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    tobari_2p

    DONE斑こはゆるワンドロワンライお題『自己犠牲』『拗ねる』
    珍しくお題混合。窮地の際に庇われて盛大に拗ねるこはくんと、自分が犠牲になることを厭わない三毛縞の話。捏造のテレビ番組の話があります。結成してすぐならともかく春宵以降は、無自覚にお互いの存在が大切になっていたらいいなあ…という願望。タイトルは相変わらずフィーリングだけど、結局お互い様なんだよなあ君たち…という意味を込めて。
    相互作用エゴイスティック『──こはくさん。後は、頼んだ』
    トン、と軽く背中を押されたと思ったら、ひどく優しい男の声が耳に届き。
    ──その瞬間、すべてがスローモーションになった。
    次いで聞こえてきた破裂音にこはくがゆっくりと振り向くと、自分の背中を押した男の胸元に真っ赤な染みが広がっていく。
    『……斑はんっ……!』
    どこか穏やかかつ満足気な表情で後ろに倒れていく男の名前を、自分でも驚くほど悲痛な声で叫ぶ。
    必死に伸ばした手は、虚しく空を切るだけだった。


    ****


    慌ただしい新年度始めも過ぎ行き、徐々に初夏へと移り変わろうとしている晩春の夜。
    都内某所に建つマンションの一室にて、桜河こはくはリビングでソファに凭れかかりながら、仏頂面で目前のテレビを眺めていた。
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    トコノマ

    DOODLE逆鱗/白夜極光、タキとヒイロ

    どう仕上げようか定まらず途中上げ。
    普段は、手前勝手な使命とやらでとっととおっちん死まえぐらいの態度(本心だったりそうじゃなかったりもする)でいるけどいざやられたらぶちぎれるとかすごく好き。

    2022.6.26
    https://twitter.com/1228Tokoma/status/1540994250137309185?s=20&t=AHhjIITzL5J0kJaq8DvC7w


    逆にタキがやられた時にはヒイロはブチギレはしないけど、自分をかばって倒れた時にはタキにもかばわれるほどにすきがあった自分にブチギレそうなのよね

    前にも小説でつらつら書いたけど、ヒイロがいつか使命を果たして死んだ時には雲山まで運んで帰るタキだと思っているトコノマ。

    師匠の死を見届けられなかったタキがヒイロの最期を見届けて埋葬する未来があるかもなんですよ………(勝手に想像して泣いてる)

    タキもヒイロもかばわれて倒れられるとか勘弁してくれとお互いに思っている

    自分の出自を知らなくてそれを探すタキと、出自を知って使命を全うするヒイロというバランスがすごく好き

    ヒイロの短命という設定が、命知らずという意味で捉えていいなら、ワンチャン長生きする可能性があるんですよね。ヒイロの生き様を見届けるタキがいるのなら、長生きする確率が上がるってもんですわ………微々たる可能性だけど…

    タキはタキで、タキの人生があるんだよなあ…それをタキは無碍にしないところがあるから、比重がヒイロにガクンと偏ることはない安心感…を踏まえた上でヒイロに関わるのほんと…

    あれだけ酒飲む相手やヨウみたいに友だちと言ってくれてる人がいても、友だちなんてできると思うか?って言ってるくせに、幼い頃の友だちのことは未だに友だちと思ってるタキだもん、ヒイロがやられたらおこおこにもなるよ(友だちというのがヒイロであるならばだけど)

    くだらないやられ方をした時は特にブチギレそうよなタキ…ヒイロの生き方に賛同はできなくても尊重はしそうなのでそれに沿わないような事態になったら心の底から怒ったりなんだりしてほしい。自分をかばって倒れるとかおこ案件だし、そんな隙を作ってしまった自分にも怒る…あれ、ヒイロと同じじゃん…

    死ネタが好きとかそういうことではないんですよ、と一応添えておきますね…でも切って切り離せるものじゃないし、そこを踏まえた上で関係性とかキャラの在り方とか考えるの大好き

    今出ている情報だけでいったら、タキともヒイロとも、道場時代はどう考えてもすれ違った程度か、せいぜい手合わせしたぐらいなので、二人とはまた違う次元なんだけど、根本は近いんじゃなかろうかとも思う。特にヒイロには庇われたところで感謝はすれど、諸々を背負わされるのは勘弁ならないというか。

    山鬼的には「守りたきゃ勝手に守れよ」というスタンスなんだけど、状況的にヒイロはそれができない(その元凶を利用しておびき寄せてかつ殺そうとしていた張本人ではあるけど)のは理解してるから、結果だけ見たら代わりにおばあちゃんも道場もその土地の安寧を守っているのよなあ。でも代わりじゃない

    あくまでも結果だけを見たらそう見えるだけで、山鬼は自分で選んであの場所にいて守ってるんだから…というところで時間切れなのと話がそれにそれた(いつものこと)

    タキの逆鱗に触れる要素に昔の友だちというのがあるのすごくいいなあとここ数日考えていました(長い)

    瀕死のヒイロを何とか連れ帰るけど自身も疲労困憊で足を踏み外しそうになる一歩手前ぐらいで「そんなものか、栄角一門の意地は」と幻覚なのか栄角刀の見せるなにかなのか、師匠に笑われた気がして「あんたはいちいち選ぶ言葉が意地悪いんだよ」って踏ん張る本がほしいな…

    でも結局、死者は死者でしかなく、生者の中にいるから、タキ自身が見せたタキの中の師匠の言葉だった、というオチもすごく好き

    これがヒイロとタキ立場が逆なら、また違う言葉になるんですよね

    なんていうかな…むしろ出てきてくれるのかな…ねえ…師匠…

    何も言わずにただ見つめてそうだな……何か言ってやれよ…(泣いてる)

    「図体がデカくて運びにくいだろう」とか……そうしたら、「…この重みは、成長した証ですよ、私も」と返したり………なんじゃぁ…(また泣いてる)

    師匠は二人が大人になった姿を見ずに死んだわけだけど、きっとその背中は見えていたんだろうな…
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