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    このめ(・ω・乂)

    MAIKING自カプはお互い庇い合うか?という話が出ているので、迷走して止まってて公開予定のなさそうなやつの一部(最後の方ww)を。
    あるオリジナルの女性(色々あって超暗い)とカイトが知り合って、時々(知り合いとして)会うようになるものの、最終的に自殺してしまうという話。救うってなんだろう?をテーマにした脳内会議出力小説で、↓は女性の自殺後のカイアデのやり取り。
    救うとは?カイアデガチ喧嘩ネタ ここはプロットの会話のみの部分↓

    「助けるってなに? 命が助かること? それで彼女は救われたの?」
    「……っそれは……! でも命さえありゃあ、救われるチャンスはあったんだ!」
    「ええ、そうかもしれない。でも、そうじゃないかもしれない」
    「……!」
    「どちらにせよ、カイトにはどうしようもなかった。全ては彼女の選択――」
    「お前はいつもそうだ!」
     吐き捨てるように叫ぶ。ビリビリと振動する空気。
    「ああそうさ、お前の言うことは正論だ。自分の選択、自分の責任、その通りだ!
     だが――そんな言葉で片付けられてたまるかよ!」
    「…………」
    「……悪ぃ、お前を責めたってしょうがねぇのはわかってる。わかってるが……クソッ……!」
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    EIGOnon

    DONEブラネロ❄️🌸ワンライ投稿作品。
    お題は「出会い」をお借りしました。
    ブラッドリーもネロも人ではなく、人を庇護する立場にある高位精霊と設定しています。こんな血生臭い精霊おるんか? と思いましたが、北だしということでなんとか……(?)次回は子育て編です。
    冬に添う 一《出会い》 冬猟の季節に、自分は生まれたのだと言う。
     毛皮や脂肪を蓄えた獲物を狩る、猟師たちの季節のことだ。

     生誕してから約五十年。
     長じたブラッドリーが与えられた土地は、厳しい地にあっても雄々しく生きる者達が台頭する、冬の国の中でもとりわけ深い山野だった。
     主な住民は猟を生業とする人間達で、彼らは冬国に育つ獲物を狩って糧としている。
     獲物と云っても、ただの鹿や猪ではない。厳寒に生きる生物は、他国のそれと比較するまでもなく巨大で、凶暴だ。そんな生き物を相手にするのだから、山野の住民達は皆逞しかった。
    「冬猟の主人」
     いつしか、彼らがそう呼び始めたのをきっかけにブラッドリーの称号はそれに固定された。
     その冬猟の主人にも、負わされた役目というものがある。まずは住民である彼らの庇護。加えて、森が荒れる原因となる草食動物の繁殖過多を、部下を使って管理、調整することだ。
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    わかば

    DOODLEショタ化ビリワ🍭

    ごつサブでビリワがショタ化しました
    庇護欲をばりごりに鷲掴まれたお兄ちゃんグレイに
    なぜか怒られるア🍗パイセン

    たぶんギャグです
    『教育にわるいでしょ!』



     ──────




    「突然だが、サブスタンスの影響で、ビリーが子供になってしまった」

     突如言い渡されたジェイからの宣告に、グレイは硬直した。

    「まぁ、研究チームと医療チームの見解では、およそ2日から……5日あたりで元に戻るそうだ、その間、ビリーの分の仕事も分担して行おう」

    「あァ!?何でクソガキの尻拭いなんざしなきゃならねんだよ!!」

    「しょうがないだろう、体だけではなく、どうやら精神年齢もいくらか逆行しているようだ、俺達のことは薄らと覚えてはいるみたいだが……」

     不機嫌さを隠さずに声を荒らげるアッシュを宥めたジェイが、ふと部屋の入り口に目をやって、

    「あぁ、すまない、怖がらせてしまったかな。入っておいで」

     ジェイにつられるようにして同じく入り口へと視線を向けたグレイの両目に写ったのは、
     およそ小学1年生くらいの、小さな男の子。
     しかしさらさらとした赤茶毛の髪と、海を連想させるような深いブルーの光彩、そして、猫のようにほんの少しつり上がったまなじり。

     おさなごの姿になろうとも、そこに居るのは間違いなく、ビリーであった。

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    hariyama_jigoku

    DONEグラデカ小説。一発書き。グに庇われて不貞腐れるデ。.

     ゆらりと、琥珀色の光が床を這った。睡眠の妨げになるだろうと、強い灯りは避けられて蝋燭のか細い火ばかりが部屋を照らしている。その微かな光が、琥珀の漂うグラスを反射して水面がさらさらと揺蕩った。
     グラシャラボラスのしまい込んでいた酒を勝手に引っ張り出して、デカラビアはグラスを揺らす。ずっと、斜めに機嫌を傾けているが八つ当たりのような真似をしても溜飲は下がらない。
     他のメギドならともかく、グラシャラボラスがデカラビアを庇う価値などなかったと知らしめてやるためだ。だが利用するためならいざ知らず、なんの目的もなく他人の思考回路など知るべきではなかった。こんこんと眠る男が目を覚ましたとて、多少のことなら気にしないとされるのが脳裏に浮かぶ。
    忌々しい。
     蒸留酒の味は、余生の友と呼ぶには些か酒精が強過ぎる。穏やかに揺らぐ視界は捨て置いて、椅子から寝台へと少し身を乗り出した。いつもならうるさいぐらいに感情を乗せている顔は、ただ凪のあるばかりである。
     地に足のついていないような、己の指先に不安を感じて机に中身の入ったグラスを置いた。のし掛かるような眠気が、頭に纏わりついている。覗き込んだグ 643