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genshin_ponu
DOODLE⚠️若トマ、がっつり死ネタ、キャラ崩壊、捏造などなど含まれます。ホラーのつもりで書いていた訳ではないのですが、いつの間にかホラーチックになってしまいました。トーマさんは殆ど出ない上に若もそこまで出ません。ずっと旅人とパイモンが喋ってます。個人的な趣味嗜好が詰め込まれた話なのでだいぶ人を選ぶと思いますが良ければ読んでやってください。
赤紐 はらり、はらり。
櫻の咲く野道を男は歩む。時折落ちている木枝を無情にもぱきりと踏み付けながら。
「…今日の夜風はとても心地が良いね」
ひゅうるり、ひゅうるり。
夜風は撫ぜるように男の肌を掠め、歩く度に長い袖がゆらゆらと揺れた。
暫く歩くと、一際大きい櫻の大樹の前へとたどり着く。ぶわりと咲く一面の花達はまるで男を迎えるように、風に揺られざわざわとその身を震わせる。
少しの間櫻を眺めて一息つくと、男は腕に抱いた"もの"をそっと地面に置き、不自然に木の根元に刺さった鋤を何と無しに手に取る。それは元から男が用意しておいた物だった。
ざく、ざく、ざく。
慣れない手つきで木の根元付近を掘る。
7856櫻の咲く野道を男は歩む。時折落ちている木枝を無情にもぱきりと踏み付けながら。
「…今日の夜風はとても心地が良いね」
ひゅうるり、ひゅうるり。
夜風は撫ぜるように男の肌を掠め、歩く度に長い袖がゆらゆらと揺れた。
暫く歩くと、一際大きい櫻の大樹の前へとたどり着く。ぶわりと咲く一面の花達はまるで男を迎えるように、風に揺られざわざわとその身を震わせる。
少しの間櫻を眺めて一息つくと、男は腕に抱いた"もの"をそっと地面に置き、不自然に木の根元に刺さった鋤を何と無しに手に取る。それは元から男が用意しておいた物だった。
ざく、ざく、ざく。
慣れない手つきで木の根元付近を掘る。
mimio_0e0
DONE8/27開催「蛍火が示す旅情【2巡目】」展示物。新作です!蛍、パイモン、一斗、忍のお話。一斗の出番多め。ギャグ漫画だと思って読んでください!空腹沙汰も、モラ次第! ない。
目をこらしても、ひっくり返しても、元素視覚を使っても。蛍とパイモンは額を突き合わせて、悲しいほどに軽くなってしまったそれの中身を見つめた。しばらく経って、受け入れがたい事実をどうにか認識した二人はゆっくりと顔を上げる。こわばる顔。垂れる冷や汗。どうしてこうなった――二人の思考は今だかつてないほどシンクロしていた。
「……」
心当たりがないわけではない。否、ありすぎる。モンドで舌鼓を打った鹿狩りの料理の数々。璃月で買い込んだ希少な鉱石。稲妻の八重堂で揃えた限定の小説本。冒険者協会からの依頼をこなして手に入れた臨時収入は、たしかに蛍とパイモンの手によって等価交換されていた。
蛍はもう一度だけ、財布をのぞき込んだ。やはりない。ないものはない。からっぽの財布の口が、呆れたように開いているのみだ。
9835目をこらしても、ひっくり返しても、元素視覚を使っても。蛍とパイモンは額を突き合わせて、悲しいほどに軽くなってしまったそれの中身を見つめた。しばらく経って、受け入れがたい事実をどうにか認識した二人はゆっくりと顔を上げる。こわばる顔。垂れる冷や汗。どうしてこうなった――二人の思考は今だかつてないほどシンクロしていた。
「……」
心当たりがないわけではない。否、ありすぎる。モンドで舌鼓を打った鹿狩りの料理の数々。璃月で買い込んだ希少な鉱石。稲妻の八重堂で揃えた限定の小説本。冒険者協会からの依頼をこなして手に入れた臨時収入は、たしかに蛍とパイモンの手によって等価交換されていた。
蛍はもう一度だけ、財布をのぞき込んだ。やはりない。ないものはない。からっぽの財布の口が、呆れたように開いているのみだ。
mimio_0e0
DONE8/27開催「蛍火が示す旅情【2巡目】」展示物です!蛍ちゃんとパイモンのお話。
はんぶんこの魔法「ほら、半分こ」
空が差し出してきた右手を、蛍はじっと見つめた。ふわりと香る甘い菓子の匂い。口に湧きあがってきた唾をあわてて飲みこみ、蛍は問いかけた。
「いいの? 空、これ好きだったでしょ?」
「そりゃ好きだけどさ。好きなのは蛍もだろ? それに」
空は半分になった菓子を蛍の手に握らせ、少し恥ずかしそうに笑った。
「……独り占めするより、一緒に食べたほうが美味しいからさ!」
身を寄せ合い、お菓子をちびりちびりと食べはじめる空と蛍。時おり顔を見合わせ、「美味しいね」「うん」と頬を緩ませている。なによりも大切な片割れと自分自身の姿を見つめながら、蛍はぼんやりと思った。
(ああ、夢か)
いつかの旅の記憶が見せる、あたたかな幻。幸せなはずのそれは、しかし鋭く蛍の心を切り裂いた。
3828空が差し出してきた右手を、蛍はじっと見つめた。ふわりと香る甘い菓子の匂い。口に湧きあがってきた唾をあわてて飲みこみ、蛍は問いかけた。
「いいの? 空、これ好きだったでしょ?」
「そりゃ好きだけどさ。好きなのは蛍もだろ? それに」
空は半分になった菓子を蛍の手に握らせ、少し恥ずかしそうに笑った。
「……独り占めするより、一緒に食べたほうが美味しいからさ!」
身を寄せ合い、お菓子をちびりちびりと食べはじめる空と蛍。時おり顔を見合わせ、「美味しいね」「うん」と頬を緩ませている。なによりも大切な片割れと自分自身の姿を見つめながら、蛍はぼんやりと思った。
(ああ、夢か)
いつかの旅の記憶が見せる、あたたかな幻。幸せなはずのそれは、しかし鋭く蛍の心を切り裂いた。
ゆうてる
DOODLEオイラが ずっと おまえの そばに いてやるぜ。壺セリフ極大曲解性癖に素直に描いたパイモン
もっと不穏な感じにしたかった
歪みのアレとか、神隠し系とか好きなので
こんな感じで旅人を隠してほしい
河流はっぱ
DONE初の原神生配信のためにしこしこ書いたサムネ。西川ニキの20周年記念ベストアルバムのジャケットを参考にしています。
順に、原神インストールの1回目、荒瀧一斗ガチャを引いた第1シーズン最終回、
その後第2シーズン(テイワット行脚)で荒瀧一斗伝説任務をやる時に色を塗りました。
こうして並べると感慨深いなあ。
折角なのでパイモンも塗ろう…と思ったら何故かこうなった何故だ。(背景と扇風機はフリー素材) 4
つつ(しょしょ垢)
DOODLEモーメントに限界を感じ始めたので、倉庫代わりにゆるりとこちらに投げてみることにしました。とりあえずテストぽいぽい。
重雲くんのそこはかとなき魈くんへの恨み節はこうして時々意趣返しされてるといい。
パイモンは無自覚で魈を可愛いと認識してるといい。
AmekoKoyuki
DONEI finished Ruu's quest 1day before release of Irodori Festival so, when I read paimon's dialogue to ruu, things felt like so near yet so far. 2yadeyade
DONEお題箱より:ソロカス♀でぱふぱふソロカス♀でぱふ♥ぱふ♥健全なのでパイパイモン先輩もいる
嬢ぴちゃんはリジェネTS事故なので戻る前にせっかくだから触るか?と言っている。
もんもんは男の子なので触った。 2
yahiro_69
DONEなかなか美味しい文化を見たのでぱっと形にしてみた鍾魈 匂わせだけで実際に喋ってるのは公子と旅人とパイモンだけですCP以外の人がよく喋るのは趣味です
幸せの贈り物「や、相棒! いいところで会ったね」
様々な人で賑わう昼下がりの璃月。
昼食を終えて万民堂から出てきた旅人を呼び止め、ファデュイの公子……タルタリヤがにこやかに駆け寄ってきた。
どうせならもっと早く会いたかったぞというパイモンのぼやきを程々にスルーし、旅人は上背があるタルタリヤを見上げて首を傾げてみせた。
「どうしたの? 今日はファデュイとか北国銀行の仕事は無いの?」
「今日はオフなんだよ。だから冒険に連れてってくれてもいいけどー……ってそれはそれとしてだ」
タルタリヤがポケットから小さな赤い包みを取り出し、興味深そうに覗き込んだパイモンへずいっと差し出した。
「はい、あげるよ。おチビちゃんはお菓子とか好きだろ? 相棒と分けなよ」
1386様々な人で賑わう昼下がりの璃月。
昼食を終えて万民堂から出てきた旅人を呼び止め、ファデュイの公子……タルタリヤがにこやかに駆け寄ってきた。
どうせならもっと早く会いたかったぞというパイモンのぼやきを程々にスルーし、旅人は上背があるタルタリヤを見上げて首を傾げてみせた。
「どうしたの? 今日はファデュイとか北国銀行の仕事は無いの?」
「今日はオフなんだよ。だから冒険に連れてってくれてもいいけどー……ってそれはそれとしてだ」
タルタリヤがポケットから小さな赤い包みを取り出し、興味深そうに覗き込んだパイモンへずいっと差し出した。
「はい、あげるよ。おチビちゃんはお菓子とか好きだろ? 相棒と分けなよ」