くろあ
menhir_k
REHABILI人を選ぶホモ風味薄味のアシュクロアシュ(言い張る)何読んでも許せる人向けモブ女が少し喋るにべもなく彷徨う 眼前に拡がる青に、ただ圧倒されて息を呑む。次いで、むせ返るような甘い香りがアシュトンの鼻腔を突いた。花の香りだ。何の花なのかは判らない。風が吹くと、視界の端で控えめな白色が揺れる。顔を傾けると小さな白い花がアシュトンの頬をくすぐった。そこで、やっとアシュトンは自分が仰向けに倒れているのだと云うことが知れた。
慌てて身体を起こす。花びらか舞って、甘い香りが増す。けれどそれより気にしなければならないことがある。
「ギョロ、ウルルン」
背中に取り憑く双龍の名前を呼んだ。仰向けに倒れていたということは、彼らを下敷きにしてしまったということだ。普段は気を付けているのに。アシュトンは胸中で悪態をついた。
だが、返事はない。蠢く素振りもない。それどころか気配もない。
3500慌てて身体を起こす。花びらか舞って、甘い香りが増す。けれどそれより気にしなければならないことがある。
「ギョロ、ウルルン」
背中に取り憑く双龍の名前を呼んだ。仰向けに倒れていたということは、彼らを下敷きにしてしまったということだ。普段は気を付けているのに。アシュトンは胸中で悪態をついた。
だが、返事はない。蠢く素振りもない。それどころか気配もない。
menhir_k
REHABILIサルバ坑道の奥で双剣士の遺体からトレハンした小袋を開ける話アシュクロかクロアシュか判らないけど概ねホモ恋ふれど 静かな夜に、涼やかな虫の声が響いている。家主との会話に花を咲かせ、気が付けば日付けが変わる間近になっていた。
長居が過ぎた、とクロードが充てがわれた部屋に戻ろうとしたところに小さく扉を叩く音が聞こえる。控えめなノックは、時間帯を気にしてのことかも知れない。家主と顔を見合わせ、クロードは首を横に振る。
「開いてるぞ」
家主がノックに応えた。蝶番を軋ませて扉が開く。隙間から覗いたのは慣れ親しみつつある少女の顔だった。月に似た髪飾りから、夜空に似た色の髪がこぼれ落ちる。レナだ。
「夜分遅く、ごめんなさいボーマンさん。クロード、やっぱりここにいたのね」
「ごめん、もう戻るよ。ぼくに何か用だった?」
ボーマンに軽く会釈をすると、クロードはレナの待つ部屋の出入り口へと向かった。
3968長居が過ぎた、とクロードが充てがわれた部屋に戻ろうとしたところに小さく扉を叩く音が聞こえる。控えめなノックは、時間帯を気にしてのことかも知れない。家主と顔を見合わせ、クロードは首を横に振る。
「開いてるぞ」
家主がノックに応えた。蝶番を軋ませて扉が開く。隙間から覗いたのは慣れ親しみつつある少女の顔だった。月に似た髪飾りから、夜空に似た色の髪がこぼれ落ちる。レナだ。
「夜分遅く、ごめんなさいボーマンさん。クロード、やっぱりここにいたのね」
「ごめん、もう戻るよ。ぼくに何か用だった?」
ボーマンに軽く会釈をすると、クロードはレナの待つ部屋の出入り口へと向かった。
menhir_k
REHABILIデキてないアシュクロアシュ(認めた)破局後の未練たら㌧くゆる心 昼時を少し過ぎた頃、アシュトンはラクールに着いた。ソーサリーグローブの脅威も消え、エクスペル最大の都市は活気に満ちている。その上、近々武具大会の開催を控えるラクールの城下は、いつも以上に人々で溢れていた。賑わう城下町の空気とは裏腹に、くもり空は厚く、今にも雨が降り出しそうだ。
曇天を背にそびえ立つ堅牢な城を見上げている内に、人波に流されて随分と押し戻されてしまう。背負った双龍などお構いなしだ。都会の人間はこわい。アシュトンは思った。それから、こんなときは逸れないように手を引いてくれた友人のことを思い出した。彼が今、隣にいないことがどうしようもなく寂しい。人混みでアシュトンだけが、どうしようもなく一人ぼっちだ。
4402曇天を背にそびえ立つ堅牢な城を見上げている内に、人波に流されて随分と押し戻されてしまう。背負った双龍などお構いなしだ。都会の人間はこわい。アシュトンは思った。それから、こんなときは逸れないように手を引いてくれた友人のことを思い出した。彼が今、隣にいないことがどうしようもなく寂しい。人混みでアシュトンだけが、どうしようもなく一人ぼっちだ。
Ma〜
DONELOVE PISTOLS redraw crow×azi 🐍👼※WARNING : 👼 is pregnant.
セクピパロのクロアジです。※妊娠ネタを含みます。
password : ↑18? (y/n) 9
0804majiro
INFO朝。はちみつをたっぷり塗ったトーストと珈琲。
昼。
窓から射し込む光に包まってお昼寝。
夜。
暗闇に光る映画をふたりだけ鑑賞会。
わたし 満月 あなた
ふたりで過ごす、そんな日々を繰り返そう。
はちみつのように甘い、そんな日々を。
エモクロアTRPG
シナリオ:満月とハニーメルツ
日程:1月15日夜
PL&イラスト:あまねさん(佐々木秀鳴)
DL:あゆ(宮野由美)
開催場所:Discord
0804majiro
INFO朝。はちみつをたっぷり塗ったトーストと珈琲。
昼。
窓から射し込む光に包まってお昼寝。
夜。
暗闇に光る映画をふたりだけ鑑賞会。
わたし 満月 あなた
ふたりで過ごす、そんな日々を繰り返そう。
はちみつのように甘い、そんな日々を。
エモクロアTRPG
シナリオ:満月とハニーメルツ
日程:1月14日夜
PL&イラスト:きぃさん(鍵浦昭)
DL:あゆ(平野大河)
開催場所:Discordサーバ
トト(アナログ絵)
SPOILERエモクロアシナリオ「ロールシャッハシンドローム」の感想絵……感想? 備忘録? です!シナリオのネタバレはほぼ無いですが、念のため現行・未通過の方は閲覧をお控え下さい。
※アナログ絵です。苦手な方はご注意下さい。 5
hoshihana
INFO年末のご挨拶ですくろあだ関係なくてごめんなさい💦🙇
今年もありがとうございました皆様こんにちは、星花です。
いつも拙いイラストを見てくださりありがとうございます🙏🙇
気づいたらもう年末であっという間の1年だったように思います。
皆様と一緒にチェリまほを追いかけてとても楽しい日々でした。
12&13巻発売にチェリまほミュージアム、アニメ化決定にタイまほと情報盛り沢山でしたね。
フォロワーさんとお会いする機会もありまして、その節は大変お世話になりました🙇
実写の中の方達も活躍急上昇で世間一般に知れ渡っていく姿に心の中で拍手をしております。
別イベでですが町田氏を肉眼で見られる日が来るとは思ってませんでした。
有り難い事です。
来年もアニメと14巻で盛り上がりたいですね。まだまだ続くことが嬉しいです
612いつも拙いイラストを見てくださりありがとうございます🙏🙇
気づいたらもう年末であっという間の1年だったように思います。
皆様と一緒にチェリまほを追いかけてとても楽しい日々でした。
12&13巻発売にチェリまほミュージアム、アニメ化決定にタイまほと情報盛り沢山でしたね。
フォロワーさんとお会いする機会もありまして、その節は大変お世話になりました🙇
実写の中の方達も活躍急上昇で世間一般に知れ渡っていく姿に心の中で拍手をしております。
別イベでですが町田氏を肉眼で見られる日が来るとは思ってませんでした。
有り難い事です。
来年もアニメと14巻で盛り上がりたいですね。まだまだ続くことが嬉しいです
すなの
DONEクロアジを書こうとしたはずなんですがなんか天使が男前になってしまいなにがなんやらになりましたがクロアジです火の夢を見る 眠っているのかと思ったが、そんなわけはなかった。天使は眠らない。
待ち合わせはしていなかった。でも店の表には閉店の札が掛けられていたし、中に確かにアジラフェルの気配があった。クロウリーと約束があるわけでも出かける用事があるわけでもないのにこんなふうに店を閉めている理由は……まあちょっと考えればそれなりに思いつく。まず今日は雨だし、客のコートについてくる雫が店の床や万が一大事な商品まで汚したりしたらたまらないから。じゃなきゃ、しつこい客を追い払った後かもしれない。あるいは週末の善行を天国へ、そうじゃなきゃ彼のぶあつい日記帳へ報告するためかも。
クロウリーは店の奥へ歩を進めて、それらのどれでもない、しかしこれ以上ないほど納得の理由を目の当たりにした。
1706待ち合わせはしていなかった。でも店の表には閉店の札が掛けられていたし、中に確かにアジラフェルの気配があった。クロウリーと約束があるわけでも出かける用事があるわけでもないのにこんなふうに店を閉めている理由は……まあちょっと考えればそれなりに思いつく。まず今日は雨だし、客のコートについてくる雫が店の床や万が一大事な商品まで汚したりしたらたまらないから。じゃなきゃ、しつこい客を追い払った後かもしれない。あるいは週末の善行を天国へ、そうじゃなきゃ彼のぶあつい日記帳へ報告するためかも。
クロウリーは店の奥へ歩を進めて、それらのどれでもない、しかしこれ以上ないほど納得の理由を目の当たりにした。
ink
PASTクロアジ本「眩いだけでは知れぬものを」の特典としてつけたペーパーの小話ですgood day for you(あなたのためのよきひ)ここ最近晴れの日ばかりが続いて、曖昧な空が売りのこの街もついに気分が変わってしまったんじゃないかと思う。そうなったのは街を歩くやつらも同じで、こぞって家族で外に出かけたり、犬と散歩に出かけたりしている。気にくわない。俺はあの、アッシュグレーの分厚い不愛想な老人のような天気を愛していたのに。
「最近晴れない顔をしているね」
「〝晴れない〟だって? そうだよ天使さん。
俺は曇天を愛しているからな。今にも俄か雨の降りそうな空がいちばん好きだ」
書き物机に乗っているインク瓶を手に取り、底を無意味に覗く。黒く荒れた海を思い出した。そう、俺はモーセの十戒を傍から見て、雨に打たれた時から獰猛な空が好きなんだ。天使は抱えていた本を棚に戻し、ぐるりと俺の周りを一周してから、もったいぶったように話し出した。
1201「最近晴れない顔をしているね」
「〝晴れない〟だって? そうだよ天使さん。
俺は曇天を愛しているからな。今にも俄か雨の降りそうな空がいちばん好きだ」
書き物机に乗っているインク瓶を手に取り、底を無意味に覗く。黒く荒れた海を思い出した。そう、俺はモーセの十戒を傍から見て、雨に打たれた時から獰猛な空が好きなんだ。天使は抱えていた本を棚に戻し、ぐるりと俺の周りを一周してから、もったいぶったように話し出した。