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    スノウ

    nayutanl

    DONE【十五夜の魔法使い】企画に提出したものです
    担当は北、スノウとホワイトでした。ふたりがフローレス兄弟を出会い頭に誘ってお茶会をする話です。
    とっておきのお茶、自慢の手作りお菓子、特別な時間。おおよそそんな感じ。
    ムーンナイトティーパーティー 談話室から戻る道すがら、ルチルとミチルは廊下でスノウとホワイトに出くわした。
     夕食後から少し経ち、そろそろ自室に戻って自分の時間を過ごして寝支度をという時間だったが、スノウとホワイトは絵の中ではなく昼間と変わらない姿でいる。抜け出る気になれば出てこられるとは言っていたので、それ自体は不思議なことではないのだが、意外な時間に意外な場所で出会ったものだから、兄弟はふたりして少なからず驚いたのだった。
     
    「スノウ様、ホワイト様。こんばんは」
    「こんばんは! こんな時間に、どうしたんですか? お腹空いちゃったんですか?」
     
     ルチルとミチルが挨拶をしてから尋ねると、双子はにっこり笑ってそれぞれふたりの腕を抱くようにして捕まえた。その様子は、一見すると幼い子どもが年上の相手に甘えているように見えるが、スノウとホワイトがただ甘えるような仕草をしているだけではないことにルチルは何となく気づいていた。ふたりは、なにか明確に用事があってこうしているのだと。
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    wasui_awira119

    DONE2022.1.23.Sun
    ピクスク開催北師弟Webオンリー
    HAPPY北師弟DAY

    開催おめでとうございます🎉

    スペース:氷 い5

    新作展示:八つ当たり【北師弟+アーサー】

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    はぴして 北師弟+アーサー 新作展示『八つ当たり』「めずらしいのう」
    「めずらしいのう」
    「アーサーちゃんおこじゃの」
    「一体何があったのじゃ」
    「きっとフィガロがなにかしたんじゃよ」
    「わからないよ、オズちゃんかもよ」

     背後で好き勝手言っている声が聞こえる。外野は気楽でいいが当事者たちはそうもいかない。窓の外はどんどん曇ってくるし、アーサーの癇癪も治まる様子はない。本当に珍しいことだ。

    「アーサー」
    「いや!」
    「……まだ何も言っていない」
    「いやぁ!」
    「アーサー……」
    「うううう」

     本当の本当に珍しいのだ。アーサーは歳の割に聞き分けの良い子どもだった。そりゃあ、子どもらしくわんぱくなところもあるが、俺たちの話はよく聞き、あまりわがままを言わない子どもだった。
     そのよくできたアーサーが、地団太を踏んで、力いっぱい体いっぱいに癇癪を起している。オズはもうお手上げ状態で、完全に困ってしまっているようだ。
    1988