リュカ
NazekaedeG
MAIKING9/15から全然進んでない!ということで一度書きかけをあげようかな、と思いました。本編終了後、付き合う前の二人という感じです。
【追記】完成版できました→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16663488
記憶の行方はもう知らないけれど(仮)人の心も身の置き方も、時と共に移ろい行くものである。
それは眼前の彼女だって、例外ではない。
分かっていた、はずなのに。
その告白を聞いたのは、彼女がリグバースへ来てから一年くらいした後。
ルーン消失事件という大事件も解決し、少しずつ日常にアリスがいることに違和感がなくなった頃。
大樹の広場の中心の樹が、夕焼け空を背景に、黒く大きくそびえ立った。
黄昏時は、まだ太陽が出ているのにも関わらず近くにいる者の顔が分かりづらい。
だから、この話をしたアリスの顔は、分からない。
「私、もう過去のことを探すのは止めようかな、と思うんです」
一年経っても、アリスの記憶は何も思い出せずにいた。
あの腕利きのテリーですら一欠片の痕跡も見つけられない、というところに、恐ろしさすら感じる。
4876それは眼前の彼女だって、例外ではない。
分かっていた、はずなのに。
その告白を聞いたのは、彼女がリグバースへ来てから一年くらいした後。
ルーン消失事件という大事件も解決し、少しずつ日常にアリスがいることに違和感がなくなった頃。
大樹の広場の中心の樹が、夕焼け空を背景に、黒く大きくそびえ立った。
黄昏時は、まだ太陽が出ているのにも関わらず近くにいる者の顔が分かりづらい。
だから、この話をしたアリスの顔は、分からない。
「私、もう過去のことを探すのは止めようかな、と思うんです」
一年経っても、アリスの記憶は何も思い出せずにいた。
あの腕利きのテリーですら一欠片の痕跡も見つけられない、というところに、恐ろしさすら感じる。
オルト
TRAINING723文字リュカケ……です……(発作)
「カケル、決まった?」
「う、うん! これにする!」
バーガー屋の前。メニューを見ていたカケルが、顔を上げて俺の方を見た。その目は子供みたいで可愛らしい。カケルの指さす先を見ると、そこには子供向けのセット。
「これでいいの? 足りる?」
「僕、こういうのに憧れてて……だからこれでいいんだ!」
おもちゃつきのそのセットを欲しがるカケルは、本当に子供みたいだ。普段は高校生とは思えない程大人っぽいし、俺よりもずっと大変な仕事をしているのに、ふとした時に年齢よりも幼い姿を見せる。ホント、一緒に居て飽きないし目が離せないんだよなぁ。
「リュウガくんは?」
「俺はこっちのセット。めっちゃ腹減ってるし」
「わぁ、これも美味しそうだね」
755「う、うん! これにする!」
バーガー屋の前。メニューを見ていたカケルが、顔を上げて俺の方を見た。その目は子供みたいで可愛らしい。カケルの指さす先を見ると、そこには子供向けのセット。
「これでいいの? 足りる?」
「僕、こういうのに憧れてて……だからこれでいいんだ!」
おもちゃつきのそのセットを欲しがるカケルは、本当に子供みたいだ。普段は高校生とは思えない程大人っぽいし、俺よりもずっと大変な仕事をしているのに、ふとした時に年齢よりも幼い姿を見せる。ホント、一緒に居て飽きないし目が離せないんだよなぁ。
「リュウガくんは?」
「俺はこっちのセット。めっちゃ腹減ってるし」
「わぁ、これも美味しそうだね」
oraaaaaaaaaaaku
DOODLEジャン🐶自陣のちょうちょうにじそ〜さく!!!よく吠える犬って言うから……じゃんくろくんがハーネスしてるって言うから……
リュカ→うちの
ジャンくん→菜っ葉さんちのこ!
オルト
TRAININGリュカケ前提のタイカケ(タの片想いに近い)と言い張る「タイガきゅんて、眼鏡もスーツも似合わないね」セプテントリオンの面々はスーツに身を包み、髪を整え、眼鏡をかけて撮影に臨んでいた。来月発売の新社会人を応援する企画コーナーで、新社会人に扮した彼らのグラビアと、それに沿ったショートストーリーが掲載されることになっている。
カケルは慣れた格好であるが、他の面々はめったに着る機会のないスーツに、着られているような状態だった。中でもタイガはそれが顕著だった。
「なんかすげぇ動きにくいし、首の所苦しい。おめぇ、よくいつもこんなの着てられるな」
「まぁ、おれっちにとっては慣れた格好だからね。タイガきゅんにとってのジャージとそう変わらないよ」
「そうかぁ?」
タイガは頭を掻きながら答えた。さらさらに梳かされたが指の間をすり抜けるのを、カケルはじっと見つめた。殆どのメンバーが前髪を上げて額を出しているが、タイガだけは前髪を下ろしたままだった。カケルはそれに安堵していた。
(よかった。前髪まで上げてたら、あの人そっくりだった……)
「髪、俺も上げてもらおうかな」
「え?」
タイガの言葉に、カケルの心臓が跳ねた。自分の心を見透かされたような気がして 837
オルト
TRAININGタイカケ前提のリュカケです……。ごめんなさい、発作が起きたもので……。「カケル」「あ、リュウガくん! 来てくれたんだ!」
ふわふわのツインテールを揺らして、カケルが俺の元に駆けて来た。短いフリフリのスカートから覗く脚は、その辺の女のものよりよっぽどそそられる。滑らかそうな真っ白い肌、程よくついた筋肉、触って舐めて、痕を付けたい。
「どう? 結構イケてるでしょ?」
カケルがくるりと身体を回すと、それに合わせてスカートとツインテールが揺れた。これ、油断してたら強風でスカート捲れそうだな。下、何履いてんだろ?
「リュウガくん、脚、見すぎ!」
じっとカケルの脚を見ていたら、カケルは両手でスカートを抑えて隠すように脚を閉じてしまった。あぁ、せっかくの生足が……。
「だって可愛いし、脚出してるからそりゃ見るでしょ?」
「もう……」
「IIZEもいっぱい押したんだぜ~?」
「ホント!? 嬉しい!」
心底嬉しそうに笑うカケルは、いつも以上に可愛い。あぁ、今すぐ抱きしめてめちゃくちゃに可愛がりたい。けどここはカケルの学校。変なことは絶対に出来ない。ギリギリの所までで我慢しよう。
「ね、写真撮らせてよ」
「いいよん! 特別だからね?」
カケルは俺の手を引いて、会 1617