Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    肉まん

    Ichi_marumaru

    DONE荀彧の日おめでとうございます!今回は先日むそうあぷりで開催された荀彧イベントの話を書きました。荀彧に肉まんを渡すと友達になれるという噂を聞いた民から肉まんが殺到してしまい、ほんの少し太ってしまった荀彧と魏軍師のメタ発言しかないほのぼのギャグです。メタ発言が苦手な方避けた方が良いです。さんむそあぷりをやっていないとよくわからないネタしかないです。少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです。
    肉まん周回友達大作戦! 荀攸が遠征から帰ってくると、なにやら違和感をおぼえ、すぐに荀彧を探し始めた。
     おかしい。
     普段であれば荀彧が皆を代表し、出迎えてくれ、兵達を労ってくれるのだが、彼の姿はなく、風紀も少し緩んでいるような気がした。
     悪い意味ではなく、いつもぴりついた雰囲気が感じられず、どこか穏やかだったのだ。
     一体なぜと、荀攸は辺りを見渡すと、城の廊下にたたずむ荀彧らしき人物がおり、荀攸は叫ぶように年下の叔父の名前を呼んだ。

    「文若殿…!?文若殿なのですか!?」
    「はい!あっ、公達殿!おかえりなさいませ」
    「えっ、あっ、少しお待ちください。俺は疲れているのです。文若殿はわずかですが、ふくよかになられているような…」

     荀攸が声をかけた人物は、自身を荀彧と名乗ったのだが、荀攸は信じられず、顔を真っ青にした。
    3669

    いずみのかな

    DONEパトレイバー。健全シリアス。一つの季節の終わりと、次の季節への眼差し。あるいは「友情というのは魂の結び付きである」。キン肉マン流に言い直すと「友情とは魂の結婚である」。
    後藤さんとしのぶさんの話ですが、ごとしのではありません。繰り返しますがごとしのではないので、ご注意ください。
    秋の気配、夏の終わり 入道雲が海の向こうからもこもこと沸いて来て、街を覆い尽くし雨をひとしきり降らせてから、一層の蒸し暑さを残して去っていく日々が続き、朝は蝉、夕方は雷でやかましかった夏も、気付けはもうその後姿を見せるようになっている。
     積乱雲の変わりに鱗雲やいわし雲が空を覆う日が少しずつ多くなり、吹き抜ける風は南から北に変わりつつある。ぎらぎらと輝きながら潮の香りをこれでもかと撒き散らしていた海も心なしか力無く見える、というのは単に見た人の心境の表れでしかないといえるが。
     隊長室の窓からは、草刈に精を出す隊員たちのにぎやかな話し声が聞こえてくる。ここ一週間は出動がかかることもなく、二課全体が落ち着いた雰囲気に包まれていた。牧歌的だねえ、と後藤は煙草をくわえながら思う。しのぶがいないことをいいことに、自席でのんびりと煙草の煙を吐き出しながらぼんやりと天井を見ていると、またうっすらとヤニに染まり始めた天井板が見えて、取り替えてまだ一年経っていないのに、と思わず苦笑してしまった。
    6560