阿
namo_kabe_sysy
TRAININGお題「バカンス」長期休暇をとる、というところでしかお題に沿ってないかも。あとものっすごいうっっっ…すらアル空意識しています📝
#アルベドワンドロワンライ
新任務、(やや長期)休暇の取得ジンが呼んでいると、研究室のノックをしてきたスクロースの言葉に従って実験の手を止め、騎士団本部のエントランスに程近い部屋を訪ねると、デスクに肘をつき両手を組んだジンが、疲労を滲ませた面持ちでアルベドを迎えた。
「やあ、スクロースからキミが呼んでいると聞いたのだけど……何か問題でも発生したかな?」
たとえばどこかの湖で「どっかーん!」という無邪気な声と共に爆発音を聞いたとか、とやや遠い目をするアルベドに、そうではないがその心配は多少ある、とジンはため息をついた。
「問題というのは、アルベド。君の勤務時間についてだ」
「ボクの?」
「スクロース、それからティマイオスから話を聞いたんだ。ここ数ヶ月、まともに休みを取っていないと」
3474「やあ、スクロースからキミが呼んでいると聞いたのだけど……何か問題でも発生したかな?」
たとえばどこかの湖で「どっかーん!」という無邪気な声と共に爆発音を聞いたとか、とやや遠い目をするアルベドに、そうではないがその心配は多少ある、とジンはため息をついた。
「問題というのは、アルベド。君の勤務時間についてだ」
「ボクの?」
「スクロース、それからティマイオスから話を聞いたんだ。ここ数ヶ月、まともに休みを取っていないと」
namo_kabe_sysy
TRAINING800文字(前後)チャレンジ63
アル空 風邪っぴき空くんとお見舞いにくるアルベドくんのお話。現パロ軸です。ゲストに蛍ちゃん。
63 アル空妹の蛍が使う部屋の隣に、空の自室はあった。
室内には勉強で使うデスク、主にゲームの時に活躍するテレビ、お菓子を置くのに重宝するローテーブルがある。そして現在、空が体を潜らせているベッドが、部屋の主人を抱き止めている。
「ああ〜も〜さいあくだ〜」
呻く空の声に反応する誰かはいない。虚しく消えていくじとりと重い言葉に、さらに眉間に皺が寄る。
本当なら今頃、アルベドと映画を観ているはずだったのに。
それがどうして、当日になって風邪なんか引いてるのか。空は自分の身体にずっと悪態をついていた。
ベッドの上で、仰向けになったりうつ伏せになったり忙しなく動きながら、枕元に置いた携帯に手を伸ばす。メッセージの着信は……特にない。知っていて、アルベドとの最後のやりとりを読み直す。
4093室内には勉強で使うデスク、主にゲームの時に活躍するテレビ、お菓子を置くのに重宝するローテーブルがある。そして現在、空が体を潜らせているベッドが、部屋の主人を抱き止めている。
「ああ〜も〜さいあくだ〜」
呻く空の声に反応する誰かはいない。虚しく消えていくじとりと重い言葉に、さらに眉間に皺が寄る。
本当なら今頃、アルベドと映画を観ているはずだったのに。
それがどうして、当日になって風邪なんか引いてるのか。空は自分の身体にずっと悪態をついていた。
ベッドの上で、仰向けになったりうつ伏せになったり忙しなく動きながら、枕元に置いた携帯に手を伸ばす。メッセージの着信は……特にない。知っていて、アルベドとの最後のやりとりを読み直す。
りれい
DONE初めて書いたSS。2.6のバナーでアルベドが稲妻居るのなんなん?!て身内でワーワーなって書いたw(正解は容彩祭でした)2022.03
かわるこころ 「ショー、タイ、、ジョウ」
研究室のテーブルに置いてあった手紙を読み上げたあと、赤い帽子が傾く。
「アルベドおにーちゃんパーティに行くのクレーも行きたい」
キラキラと目を輝かせながらアルベドに尋ねる。周りをピョンピョン跳ねるさまは兎のようだ。
「テーブルのものを勝手に触らないっていう約束を忘れたのかい」
ひょいと手紙を取り上げて、クレーの手の届かない棚の上に置き直す。
ずるいと唸るクレーを宥めていると、実験中のスクロースが横目でアルベドに声を掛ける。
「アルベド先生、まだお返事してなかったんですね」
「なんの招待状なんですか」
賑やかな声に気付いたティマイオスが続けて尋ねる。
「以前、枕玉先生の小説の挿絵を描いたんだけど、その小説が稲妻で賞を取ったようでね。
942研究室のテーブルに置いてあった手紙を読み上げたあと、赤い帽子が傾く。
「アルベドおにーちゃんパーティに行くのクレーも行きたい」
キラキラと目を輝かせながらアルベドに尋ねる。周りをピョンピョン跳ねるさまは兎のようだ。
「テーブルのものを勝手に触らないっていう約束を忘れたのかい」
ひょいと手紙を取り上げて、クレーの手の届かない棚の上に置き直す。
ずるいと唸るクレーを宥めていると、実験中のスクロースが横目でアルベドに声を掛ける。
「アルベド先生、まだお返事してなかったんですね」
「なんの招待状なんですか」
賑やかな声に気付いたティマイオスが続けて尋ねる。
「以前、枕玉先生の小説の挿絵を描いたんだけど、その小説が稲妻で賞を取ったようでね。
いものひと。
DONEいやアルベド良いですよね感情を教えてくれた相手に執着する人外滅茶苦茶性癖です最高ですありがとうございます相手と過ごして人らしくなってくとかたまらん訳で二人共ピュア可愛くて増量しまくりました増量キャンペーンでキスも100回になりましたよね可愛いから仕方ぬぇいいからしのごの言わずにイチャイチャすりゃあいいんですよォの精神ですハイ結婚式いつですか滅茶苦茶祝いてぇ全力のライスシャワーがキミたちを待って文字キスの日アルベド×蛍「アルベド、これ何?」
アルベドの拠点、机の上に置かれた黒い小さな種のようなものを見て、蛍は問いかける。
「ああ、試しに作ってみたものだけど、まだ咲かせていないものだね。やってみようか」
アルベドがその種を手に取ると、ぱぁっと光を放ちながら、茎が伸び、先端にある膨らみは開かれて、それは咲いた。
セシリアの花に似た花弁は虹色に輝き、けれどすぐに散って、溶けるように消えてしまった。まるで花火のような儚さに、蛍は目を奪われて、「…綺麗…」と見惚れた。
「………」
その様子を見たアルベドは、じっと彼女を見つめながら顔を寄せる。
「…あ、アルベド、今の、ん!?」
蛍が彼の方へ顔を向けると、重なる唇。唐突のことに目を見開く彼女とは対照的に、アルベドは目を閉じている。
11737アルベドの拠点、机の上に置かれた黒い小さな種のようなものを見て、蛍は問いかける。
「ああ、試しに作ってみたものだけど、まだ咲かせていないものだね。やってみようか」
アルベドがその種を手に取ると、ぱぁっと光を放ちながら、茎が伸び、先端にある膨らみは開かれて、それは咲いた。
セシリアの花に似た花弁は虹色に輝き、けれどすぐに散って、溶けるように消えてしまった。まるで花火のような儚さに、蛍は目を奪われて、「…綺麗…」と見惚れた。
「………」
その様子を見たアルベドは、じっと彼女を見つめながら顔を寄せる。
「…あ、アルベド、今の、ん!?」
蛍が彼の方へ顔を向けると、重なる唇。唐突のことに目を見開く彼女とは対照的に、アルベドは目を閉じている。
いものひと。
DONEバーテンネタアル蛍ちまちま書いてみました。かなり時間経ってしまいましたが、バーテン良いですよね…なんでアルベド来ないの(涙)syrup「久しぶりだね」
「あ、アルベド。久しぶり」
「おう!お前も来たんだな、アルベド!」
朝のエンジェルズシェアの店内、蛍とパイモンがバーテン体験イベントの準備をしていると、軽やかなベルの音と共にアルベドが入店してきた。
「キミがここで仕事をしていると聞いてね。今大丈夫かな?」
「大丈夫だよ。もう始めるところだから。
良かったら何か飲む?」
「うん。お茶をお願いできるかな?」
「分かった。どんなのが良い?」
「キミに任せするよ」
目の前のカウンター席に座るアルベドに頷くと、蛍は紅茶、ミルク、カラメルを混ぜて、カップに注いだ。ロマンティックオードと呼ばれる甘い紅茶だ。
普通のよりもミルクとカラメルを少し多めに入れて、より甘い仕上がりにしてみせる。
5132「あ、アルベド。久しぶり」
「おう!お前も来たんだな、アルベド!」
朝のエンジェルズシェアの店内、蛍とパイモンがバーテン体験イベントの準備をしていると、軽やかなベルの音と共にアルベドが入店してきた。
「キミがここで仕事をしていると聞いてね。今大丈夫かな?」
「大丈夫だよ。もう始めるところだから。
良かったら何か飲む?」
「うん。お茶をお願いできるかな?」
「分かった。どんなのが良い?」
「キミに任せするよ」
目の前のカウンター席に座るアルベドに頷くと、蛍は紅茶、ミルク、カラメルを混ぜて、カップに注いだ。ロマンティックオードと呼ばれる甘い紅茶だ。
普通のよりもミルクとカラメルを少し多めに入れて、より甘い仕上がりにしてみせる。
namo_kabe_sysy
TRAINING800文字(前後)チャレンジ57
アル空 テリトリーの外側(https://poipiku.com/4282409/6640546.html)の翌日、空くんが味噌汁つくってアルベドくんが飲む話。ゲストにトーマがいます。
57 アル空喉の渇きで目が覚める。瞼を押し開くと、あまり見慣れない天井と照明器具が見えて、空はぼんやりと、眠る前の記憶を掘り返した。
容彩祭で絵師として招かれたアルベドと会えたことに浮かれていたのも束の間、彼はウェンティに酒を奢り、そのままずいぶんと長い間、吟遊詩人の話し相手をしていた。
久しぶりに会った恋人の空を蔑ろにしている訳ではない、と理性が呆れて訴えても、やきもきしていたのは事実だった。
いわゆる「やきもち」と呼ばれる感情に引っ張られていたのだが、どうやらアルベドも同じであったことが昨晩明らかになった。
行秋を始め、稲妻で出会った人々となんでもない世間話をしていただけと空は思っていたが、彼にとってはそう単純には映っていなかったらしい。
3322容彩祭で絵師として招かれたアルベドと会えたことに浮かれていたのも束の間、彼はウェンティに酒を奢り、そのままずいぶんと長い間、吟遊詩人の話し相手をしていた。
久しぶりに会った恋人の空を蔑ろにしている訳ではない、と理性が呆れて訴えても、やきもきしていたのは事実だった。
いわゆる「やきもち」と呼ばれる感情に引っ張られていたのだが、どうやらアルベドも同じであったことが昨晩明らかになった。
行秋を始め、稲妻で出会った人々となんでもない世間話をしていただけと空は思っていたが、彼にとってはそう単純には映っていなかったらしい。