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    たっぽい

    ゆきこ

    DOODLEロイド君と兄貴の話。零序章、ロイド君視点。妄想が多大に含まれていますのでご注意を。
    零を再度プレイし始めた訳ですが、ロイド君て警察官に理想や憧れはあったけど自分が何をしたいかっていうのがあまりなかったっぽいな、とか、兄貴が唯一の肉親といってもいい状態で(叔父さんたちは少なくとも兄貴の生前そこまで干渉してなさそう)その唯一を亡くしたら喪失感は相当なものだろうな、とか考えてたらこんな事に(-_-;)
    兄貴が死んだ。そう聞かされた時、最初は信じられなかった。
    だけど遺体と対面し、葬儀の準備を進めるうちにじわじわとその実感は這い寄ってきて、全てが終わった後、シンと静まり返った家の中で遺品の整理をしながら、胸の内にぽっかりと大きな穴が空いた事に気がついた。
    兄貴はいつでも元気で騒がしくて、兄貴がいるだけでその場は明るく、輝いて見えた。だけど兄貴がいなくなった途端に全てが色褪せ、それは共和国へ、叔父さんたちの所へ行っても続いていて。
    しばらくは何をする気にもなれず、この穴を埋めるにはどうすれば良いのだろうかと考えていた。そんなある日、ふと目についたのは共和国の警察官。彼らを見て、兄貴の事件の真相を知れば少しは気持ちも切り替わるかもしれないとクロスベルへ、警察学校へと行く事を決めた。
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