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    セッター

    @ansyu09

    DONEフォル誕生祭。はいギリ遅刻。
    フォルを見守るキメリエスとフォル。
    前にあげたふせったーの花言葉がテーマ。
    実はあれ、後で知ったんだけど怖い花言葉で『復讐』の意味もあった。
    めっちゃフォルじゃんってなって、実は一度書いてみたかったんだ。
    視点フォルにしようとしてたのに何故か保護者視点になった。あれ?
    フォルちゃん、お誕生日おめでとう!
    みんな、あなたの幸せを願っているよ。
    幸福今日は天気が良いので、キメリエスをお供に散歩している。フォルには知らされていないのだが、ザガン城ではフォルの誕生日の準備で慌ただしくしている。キメリエスはザガンにフォルを連れ出し、気を逸らせと命を受けている。こんな可愛くて優しい命ならいくらでも受けて良いとさえ思う。するとフォルが何かに気が付いたのか、その場でしゃがみ込む。

    「どうしたんですか?フォルお嬢さん。」

    キメリエスもその場でしゃがみ込み、彼女の視線の先に目を移す。クローバーとその花が群生している場所なのか、辺り一面クローバー畑だ。クローバーがどうしたのだろうかと、眼を凝らすキメリエスはこの少女が何に気を取られているのかに合点がいく。可愛らしくてふふっと…自然と笑みが溢れる。
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    ゆうね/ふぃあるさん

    DOODLE【 ある患者の傍白 】
    モブ患者目線からの浮城ゆとりのはなし。ネタバレとかは全然ないけど推敲をしていないから乱雑
    ふせったーから移動してきたやつ
    ある患者の傍白「やあ、来てくれたんだね。調子はどうかな?」

     引き戸を開くと、微かに漂うアロマの香りとともに秋めいてきた季節の風がひゅうとこちらに吹いてくる。どうやら窓が開いているようだ。一瞬、首筋に冷気が走り、肌寒さで体が勝手に小さく震え上がってしまう。
     部屋の主は誰かが入ってきたのに気付くと、先ほどまで見ていた資料と思わしきものから目を離し、嬉しそうに目を細めた。

    「ああごめんね、今ちょうど換気の時間なんだ。診察中もしばらく開けていないとだけど…ブランケットいる?」

     ”いえ、大丈夫です。”と答えておこう。このくらいの寒さであれば問題はない。

     続いて目を遣る。どう見ても医者らしい格好をしていない、見たところは中学生か高校生と見間違う風貌の女性。網目のシースルーとキャミソールが一体になった服とハーフパンツ、厚底のスリッポン。二本だけ逆立った毛と、まるで満月のようにキラキラと輝く金色の瞳が目を引く。白衣は自分の体格よりもひと回り大きいものを羽織っているのか、袖も裾もかなり余っている。パッと見た印象からではとても精神科医とは思えない。しかし彼女が首にかけているカードホルダーが、浮城ゆとりという精神科医の存在を確立させている。
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