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    クロード

    milouC1006

    MAIKINGこれはお茶の所をもっと解像度高くして入れようと思ったけど失敗したところです……クが眠ってる時の夢に差し込むつもりだった。これから添い寝して緊張しているクを置いて先生が爆速で寝落ちる。これで伝えたかったのは処女ード君はかわいいってことと、爆速で寝落ちちゃうほどの信頼が一番の贈り物だなってニコニコするクロード君です……言葉で説明していくスタイル
    蒼海の節二十四の日。暦の上でも、自分の中でさえ特別でも何でもなかった普通の日。この扉の向こうにいる人と、特別な名前を付ける予定の日。
    自分でも意識していなかった誕生日を、この士官学校に就任して間もない担任はしっかり把握していて、何か贈り物をと尋ねられたのが事の発端だった。

    「自分は戦いの世界に身を置いていたから、ふつうの人が好む贈り物がわからない」

     いままでは当り障りなく花などを贈ってきたが、君には確実に、一番喜んでほしい。朝一番でそんなことを、あの無表情で聞かれた時には流石に少し戸惑った。何しろ、自分だって殆ど贈り物なんて受け取ったことが無い。贈ったことも。
    勿論それは俺に贈られるものだし、今欲しい物を言えばそれでよかった。しかし、持ち合わせの切れた毒草を頼むわけにもいかず、アビスの更に一段深い禁書庫の鍵を頼むわけにもいかず。つまり人に聞かせて良いような欲しいものと言うのが簡単に思いつかなかった。
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    MAIKING「説明できない」
    紅花ルートで戦死した記憶があるクロードと青獅子ルートで戦死した記憶があるローレンツの話です。
    2.振り出し・下
     士官学校の朝は早い。日の出と同時に起きて身支度をし訓練をする者たちがいるからだ。金鹿の学級ではラファエル、青獅子の学級ではフェリクス、黒鷲の学級ではカスパルが皆勤賞だろうか。ローレンツも朝食前に身体を動かすようにしているがその3人のように日の出と同時には起きない。

     ローレンツは桶に汲んでおいた水で顔を洗い口を濯いだ。早く他の学生たちに紛れて外の様子を見にいかねばならない。前日の自分がきちんと用意していたのであろう制服を身につけるとローレンツは扉を開けた。私服の外套に身を包んだシルヴァンが訓練服姿のフェリクスに必死で取り繕っている所に出くわす。

    「おはよう、フェリクスくん。朝から何を揉めているのだ?」
    「煩くしてすまなかった。単にこいつに呆れていただけだ」

     そう言うと親指で赤毛の幼馴染を指差しながらフェリクスは舌打ちをした。シルヴァンは朝帰りをディミトリや先生に言わないで欲しいと頼んでいたのだろう。

    「情熱的な夜を過ごしたのかね」

     呆れたようにローレンツが言うとシルヴァンは照れ臭そうに笑った。

    「愚かすぎる。今日は初めての野営訓練だろう」

     フェリ 2066

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    MAIKING「説明できない」
    紅花ルートで戦死した記憶があるクロードと青獅子ルートで戦死した記憶があるローレンツの話です。12月にクロロレオンリーイベントがあればそこで、実施されなければ11月のこくほこで本にするつもりで今からだらだら書いていきます。
    1.振り出し・上
     クロードが最後に見たのは天帝の剣を構える元傭兵の女教師だった。五年間行方不明だった彼女が見つかって膠着していた戦況が動き始めそれがクロードにとって望ましいものではなかったのは言うまでもない。

     生かしておく限り揉めごとの種になる、と判断されたのは故郷でもフォドラでも同じだった。人生はなんと馬鹿馬鹿しいのだろうか。だが自分の人生の幕が降りる時、目の前にいるのが気に食わない異母兄弟ではなくベレス、エーデルガルト、ヒューベルトであることに気づいたクロードは笑った。
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     もう重たくて二度と上がらない筈の瞼が上がり緑の瞳が現れる。その瞬間は何も捉えていなかったが部屋の窓から差す光に照準が合った瞬間クロードの動悸は激しく乱れた。戦場で意識を取り戻した時には呼吸が出来るかどうか、視野は失われていないか、音は聞こえるのかそれと体が動くかどうか、を周りの者に悟られぬように確かめねばならない。クロードは目に映ったものを今すぐにでも確認したかったが行動を観察されている可能性があるので再び目を瞑った。

     山鳥の囀りが聞こえ火薬や血の匂いを感じない。手足双方の指も動く。どうやら靴は履 2041

    9660moyunata

    DONEwebオンリー開催おめでとうございます!
    サークルカットがそのまま挿絵になっています。
    https://twitter.com/CLweb2020/status/1381080260259680256

    FEH時空(盟主クロード視点)
    仲が悪い学生クロと盟主クロ
    ※口調が同じで発言者がわかりにくいので、学生クロードのカギ括弧を『』にしてあります
    ※ギャグ時空ゆえにキャラ崩壊気味なのでご注意を
    俺が今いるのはアスク王国。なんでも異界の英雄を召喚できるとかなんとかで、俺もそれに倣いこの地に立ったと言うわけだ。全くとんでもない仕組みがあったもんだ。
    しかしこの俺に英雄だなんて大層な肩書きが付く日が来るとはな。自分の夢を追いかけていただけとはいえ、複数の国を統一し国交までガラリと変えてしまったんだ。改めて思い返せば、この無謀さは奇跡に等しいと言ってもいいだろう。
    と考えたところでローレンツの事が頭をよぎる。あの完全に浮かれきった海パンと俺は同じ英雄として扱われているのか。少し頭が痛くなった。
    ローレンツといえば、俺は元いたフォドラでまだ想いを告げていなかった。これは恋愛感情だと自覚をし、さぁ言うぞと意を固めたところでこちらに召喚されてしまったわけだ。

    この召喚という仕組みで驚くべき点というのは、英雄を呼び出せるということだけではない。同じフォドラから来たと言っても、そのフォドラの年代や迎えた結末は様々だったんだ。色々な可能性のフォドラが複数存在し、それぞれから英雄を呼び出せる。つまり同じ名前を名乗る人物が複数存在できてしまう。この俺、クロードもそうだ。ガルグマク修道院の制 5363

    9660moyunata

    DONE年後ローレンツがクロードについて考えているだけの短文。オチも何も無い。その空は青かった。
    白い飛竜とクロードは僕の遥か上空を飛んで行った。長い間それを目で追い続けていたので、地上に視線を戻した時もそのシルエットが視界に残ってどこまでも付いてきた。

    僕はクロードを信用していない。長期間に渡って監視したからあいつの事はよく知っている。あいつには何か隠し事がある。普段から胡散臭いやつだが、蔵書を漁りにこそこそしていたり怪しげな薬の開発に精を出していたりだなんて、そんなちっぽけな話ではない。とんでもない秘密があるのだろうと僕にはわかるのだ。
    しかし、信用はしていないが信頼はしている。人をからかうようなことはするが、悪意と言うようなものは無く、あくまで悪戯程度のことだ。いや、僕の燕尾の先端を捲りあげて鎧の隙間にねじ込むのは本当にやめて欲しいと思っているのだが。何故人に気付かれずに行動するのがあそこまで上手いのだろうか。クロードが後ろを通り過ぎ、もしやと振り返る時に限って何もされていないのだ。尻がどうかしたのか? とニヤつきながら話しかけてくるのは非常に腹立たしい。
    あぁ違う、そんなことを考えようと思っていたんじゃないんだ。クロードが隠し事を続けるのは僕に 774