りれい
MAIKINGたるでぃるええやんってなって趣味で書いた。弊ワットには二人とも居ないので来たら続き考えますw2022.03
時計の二針が真上で重なろうかという頃合いだが、
針の進む音はエンジェルズシェアの店内の賑やかさにかき消されている。
カウンター内に居るディルックの襟元を勢いよく掴んでこちらに引き寄せる。
赤い髪に少し隠れた形の良い耳に向かって、タルタリヤが囁く。
「お父様の邪眼の話、聞きたくない?俺の知ってること教えてあげよっか?」
襟元を掴まれても動じなかったディルックの肩がビクンと動く。
「その代わりに、君のこと教えてよ」
タルタリヤの手を掴んで払い、カウンター内を一歩後退る。
ここではこれ以上の間合いを取ることが出来ない。
「ハハッ、そんなに怖い顔しないでよ。ただの俺の親切心だよ」
「君の親切に頼るほど困っていないが、」
「ファデュイ ファトゥス第十一位の俺の親切心、無駄にしちゃうの?」
467針の進む音はエンジェルズシェアの店内の賑やかさにかき消されている。
カウンター内に居るディルックの襟元を勢いよく掴んでこちらに引き寄せる。
赤い髪に少し隠れた形の良い耳に向かって、タルタリヤが囁く。
「お父様の邪眼の話、聞きたくない?俺の知ってること教えてあげよっか?」
襟元を掴まれても動じなかったディルックの肩がビクンと動く。
「その代わりに、君のこと教えてよ」
タルタリヤの手を掴んで払い、カウンター内を一歩後退る。
ここではこれ以上の間合いを取ることが出来ない。
「ハハッ、そんなに怖い顔しないでよ。ただの俺の親切心だよ」
「君の親切に頼るほど困っていないが、」
「ファデュイ ファトゥス第十一位の俺の親切心、無駄にしちゃうの?」
りれい
DONE初めて書いたSS。2.6のバナーでアルベドが稲妻居るのなんなん?!て身内でワーワーなって書いたw(正解は容彩祭でした)2022.03
かわるこころ 「ショー、タイ、、ジョウ」
研究室のテーブルに置いてあった手紙を読み上げたあと、赤い帽子が傾く。
「アルベドおにーちゃんパーティに行くのクレーも行きたい」
キラキラと目を輝かせながらアルベドに尋ねる。周りをピョンピョン跳ねるさまは兎のようだ。
「テーブルのものを勝手に触らないっていう約束を忘れたのかい」
ひょいと手紙を取り上げて、クレーの手の届かない棚の上に置き直す。
ずるいと唸るクレーを宥めていると、実験中のスクロースが横目でアルベドに声を掛ける。
「アルベド先生、まだお返事してなかったんですね」
「なんの招待状なんですか」
賑やかな声に気付いたティマイオスが続けて尋ねる。
「以前、枕玉先生の小説の挿絵を描いたんだけど、その小説が稲妻で賞を取ったようでね。
942研究室のテーブルに置いてあった手紙を読み上げたあと、赤い帽子が傾く。
「アルベドおにーちゃんパーティに行くのクレーも行きたい」
キラキラと目を輝かせながらアルベドに尋ねる。周りをピョンピョン跳ねるさまは兎のようだ。
「テーブルのものを勝手に触らないっていう約束を忘れたのかい」
ひょいと手紙を取り上げて、クレーの手の届かない棚の上に置き直す。
ずるいと唸るクレーを宥めていると、実験中のスクロースが横目でアルベドに声を掛ける。
「アルベド先生、まだお返事してなかったんですね」
「なんの招待状なんですか」
賑やかな声に気付いたティマイオスが続けて尋ねる。
「以前、枕玉先生の小説の挿絵を描いたんだけど、その小説が稲妻で賞を取ったようでね。
置き場
MEMOアンバーの色濃い血の流れに夢を見ているのと、こういう邂逅があってから酌み交わす酔夢で茶葉を堪能する鍾離がいてもいいんじゃないか、という思いつき捏造妄想メモCP要素はありません。
※アンバーのキャラストに触れてます。未読だとわかりにくいです。
※あくまで妄言/小説ではない
「ねえ、エウルア。俺が国だ!って言う人は、オウサマってこと?」
「...は?何よ急に。」
昨夜、期間限定でバーテンダーをしていた旅人に作ってもらった酔い覚ましのドリンクも1杯では効果も虚しく。まだ少し頭がぼんやりとしているエウルアが鹿狩りで昼食をとっていたアンバーの向かいに座るや否や、謎解きのような質問を投げかけられ少し困惑した。
そもそも、彼女たちの生きている現在この世界は神が統治する世界であり(自国は神が去って時が経つが。)国王という存在はおとぎ話の中か神であると同義でしかない。
「じゃあ、あの人、神様の幽霊だったのかなあ〜。」
アンバーはすぐ人と馴染むが、自分からものの経緯を説明することが得意ではなく、主語が抜けたり突飛な発言をすることは珍しくない。そんな彼女と親交のあるエウルアが特に気にするようなことではなかったが、アンバーにしてはややこしい話になりそうだ、と思った。
2720「...は?何よ急に。」
昨夜、期間限定でバーテンダーをしていた旅人に作ってもらった酔い覚ましのドリンクも1杯では効果も虚しく。まだ少し頭がぼんやりとしているエウルアが鹿狩りで昼食をとっていたアンバーの向かいに座るや否や、謎解きのような質問を投げかけられ少し困惑した。
そもそも、彼女たちの生きている現在この世界は神が統治する世界であり(自国は神が去って時が経つが。)国王という存在はおとぎ話の中か神であると同義でしかない。
「じゃあ、あの人、神様の幽霊だったのかなあ〜。」
アンバーはすぐ人と馴染むが、自分からものの経緯を説明することが得意ではなく、主語が抜けたり突飛な発言をすることは珍しくない。そんな彼女と親交のあるエウルアが特に気にするようなことではなかったが、アンバーにしてはややこしい話になりそうだ、と思った。