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DOODLE明ける年の瞬間にさくりさくりと雪の積もった道を歩く。ニューイヤーが近いのもあってか、ロスサントスの街中に人は少ない。この街にはジャパンから来た人が多く住んでいて、ジャパンではニューイヤーを迎える時は家で過ごす人が多いのだと誰かが言っていたのを聞いた。いつも一緒にいる救急隊のみんなも、今日ぐらいは家族や恋人、大切な人と過ごしているんだろう。
一瞬強い風が吹いて雪が吹き上げられた。あまりに強い勢いだったからぎゅうって目をつぶって腕で顔を守って冷たい風を遮った。プルプルと顔を振って、パーカーについた雪を払う。さっきまでと変わらない風景なはずなのに、街の中の家から漏れる明かりが、周囲を走力するライトが、なんだかとても幸せそうに見えて自分はその中に入れないような気がして、おなかの奥がきゅうとなって泣き出したくなる。
1157一瞬強い風が吹いて雪が吹き上げられた。あまりに強い勢いだったからぎゅうって目をつぶって腕で顔を守って冷たい風を遮った。プルプルと顔を振って、パーカーについた雪を払う。さっきまでと変わらない風景なはずなのに、街の中の家から漏れる明かりが、周囲を走力するライトが、なんだかとても幸せそうに見えて自分はその中に入れないような気がして、おなかの奥がきゅうとなって泣き出したくなる。
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DONEウィルもも月見酒くるくると回ったルーレットがゆっくりと止まって、それと同時にいくらかの金銭が財布に入る。今日も大当たりとはいかなくて残念だったなぁと踵を返そうとしたときに、不意に地図が目に入ってカジノの上の階に誰か救急隊員がいるのに気が付いた。さっきまで吹雪いていたことを思い出し、一体こんな寒い中で誰がいるんだろうかとエレベーターで屋上に上がれば夏場はそれこそ小さく区切られたプールやカウンターバーで飲んでいる若者集団を見かけたけれど今は人の姿はなく、ただしんしんと行くが降り積もっている。薄く降り積もった雪を踏み進めながら辺りを見回せば、あちこちが普段の照明とは別にライトアップされていてまさしくデートスポットだなぁとぼんやり思う。GPSの場所は入り口から一番遠い手すりの辺りだろうか。そのまま進んでいけば焚火を囲むように設置された丸いベンチがいくつか並んで設置された辺りまで来た。夏場はここでバーベキューが出来た気もするけれど、今の時期雪を遮る屋根や風を防ぐための壁がないそこにたむろしている人がいるわけでもない。それなのにそれぞれのベンチの中心に置かれた焚火からは赤い火と共にぱちぱちと火の粉が上がっていてこんなところまで毎日管理しているのか、なんて思いながら見回せばその中の一つに見知った姿を見つけた。
2109Task
MOURNING気が向いたらそのうち書きます。くたりと、ベッドに四肢を投げ出す姿にクスリと笑みを漏らす。快楽を受け止めきれなかったのか、半開きの口からは唾液が零れ落ちているし、瞳は虚空を向いている。時折、ピクリピクリと震える体はほのかに赤く色づいてどこもかしこもおいしそうだな、なんて。
「大丈夫ですか…?」
ゆっくりと髪を撫でる。たったそれだけの行動で感じ入った体はまたピクリと震えて熱に溶けた瞳が私に向けられた。髪から、頬を撫でて、指先で口元を伝う唾液を拭う。そのまま唇を撫でれば甘えるようにちゅう、と吸い付かれて自分の中の熱が刺激されるのを感じた。
枕元のライトだけつけた部屋の中、全裸で荒い息を漏らしながらベッドに沈む少女と第二ボタンまで締めて袖をまくっている以外は服の乱れもない私。彼女の年齢を考えれば異質なのはそればかりではないのだけれどもう踏み込んでしまったのだから引き返せはしない。
2571「大丈夫ですか…?」
ゆっくりと髪を撫でる。たったそれだけの行動で感じ入った体はまたピクリと震えて熱に溶けた瞳が私に向けられた。髪から、頬を撫でて、指先で口元を伝う唾液を拭う。そのまま唇を撫でれば甘えるようにちゅう、と吸い付かれて自分の中の熱が刺激されるのを感じた。
枕元のライトだけつけた部屋の中、全裸で荒い息を漏らしながらベッドに沈む少女と第二ボタンまで締めて袖をまくっている以外は服の乱れもない私。彼女の年齢を考えれば異質なのはそればかりではないのだけれどもう踏み込んでしまったのだから引き返せはしない。
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DOODLEウィル・ナイアー誘拐事件と言うIf小説の加筆版です。二次創作です。公式の方々とは一切関係がありません。
個人の妄想の産物です。
隊長と医局長視点です。
Will Nyer Entführungcase.命田守
『ウィル!?おい!!ウィル!!!』
少しのノイズの後無線に突然入った治の叫び声にびくりと肩が震えた。一体なんだとかげまるに視線を向ければあいつも同じように首を傾げて手元にある救急隊に支給されている地図を開こうとしていた。俺も続こうと視線を動かした目線の端でももみが病院から飛び出していったのが見えた。声をかけようとしたけれど無線に入ってくる治の必死な声に地図に視線を落せばカジノ方面の少し先にある高速道路に距離を置いて走る2つの救急隊をしめす黄色のマーク。ぞくりと背筋に嫌な予感が走って無線のスイッチに手を伸ばした。
「治?おい、聞こえるか」
『聞こえてるよっ!!!』
「状況を説明しろ、何があった」
5712『ウィル!?おい!!ウィル!!!』
少しのノイズの後無線に突然入った治の叫び声にびくりと肩が震えた。一体なんだとかげまるに視線を向ければあいつも同じように首を傾げて手元にある救急隊に支給されている地図を開こうとしていた。俺も続こうと視線を動かした目線の端でももみが病院から飛び出していったのが見えた。声をかけようとしたけれど無線に入ってくる治の必死な声に地図に視線を落せばカジノ方面の少し先にある高速道路に距離を置いて走る2つの救急隊をしめす黄色のマーク。ぞくりと背筋に嫌な予感が走って無線のスイッチに手を伸ばした。
「治?おい、聞こえるか」
『聞こえてるよっ!!!』
「状況を説明しろ、何があった」
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DONEヒント①二人の誕生日の合計ヒント②サークル向けツイートにて
Drink in moderation.ぐらぐらと不安定に揺れる体をそっと抱き上げて、雪の中の街を歩く。なんとなく、悪ふざけがしてみたくなったのだ。ちょっと雰囲気のいいバーに行って多分私も少しテンションがおかしかったことは想像に易い。そんな席で隊長のおごりで普段なら手を出さないウィスキーを飲んだ。いわゆるミードと呼ばれる酒の中でも少し度数が高く、辛口のそれはロックで飲んでも口の中で芳醇な香りが広がり見た目も美しい黄金色で視界も楽しませてくれる。前から一度飲んでみたいと思っていた酒だった。思っていた以上に飲みやすくて、酔いが回りすぎないようにチェイサーを入れるのを忘れるほど。久しぶりに、町の中で事件が少ない日だった。せっかくだしどこかへ出かけないかと誘って皆でダイナーに行って語り合ったり、ドライブをしたり。充実した日の最後がバーで一杯、なんて最高じゃないかと笑いながら酒を頼んで。ふと隣に座っていたももみさんが私の手元をまじまじと見ていることに気づいた。11歳という年齢である以上、お酒を飲ませるのはよくないことだというのは重々に知っている。けれど、まぁ私も酔っていたものだから、飲んでみますか?なんて聞いてしまって。
2783Task
DONEフォロワーさんのイラストからネタをおかりしました。ハロウィンの人体発火現象でウィルが火傷をしていた世界戦。セリフもお借りしています。引き連れた傷痕「隊長、先ほど斎藤さんがいらしたんですが」
「あぁ、なんだウィル」
「この間のですね…」
マスクをつけたウィルが隊長と話している。口元を大きく隠すそれはウィルの綺麗な顔を隠しててあんまり好きではないんだけど、そのマスクの下から覗く爛れた皮膚を隠すためだって知ってるから何も言わない。あれは、ハロウィンの日あたしを庇って負った火傷。変なやつに地下で襲われて、あたしも頑張って戦ったけど追いつめようとしたら火を放ってきて。ウィルが焦ってあたしを呼ぶ声が聞こえたと思ったら気づけばウィルは火に包まれていた。びっくりして、声が出なくて、体が動かなくて、でもこのままじゃウィルがって思ってたらチュー子がウィルを連れて行ってしまって跳ねるように走り出した。あたしがいるのに何で連れていくんだって、頭の中が真っ白になって思い切り怒鳴ってウィルを取り戻して手当して。その時は暗いのもあって気づけなかったんだけどあとで病院でウィルを見たとき、顔や、体のあちこちにやけどの跡が残ってしまっているのに気づいた。
2229「あぁ、なんだウィル」
「この間のですね…」
マスクをつけたウィルが隊長と話している。口元を大きく隠すそれはウィルの綺麗な顔を隠しててあんまり好きではないんだけど、そのマスクの下から覗く爛れた皮膚を隠すためだって知ってるから何も言わない。あれは、ハロウィンの日あたしを庇って負った火傷。変なやつに地下で襲われて、あたしも頑張って戦ったけど追いつめようとしたら火を放ってきて。ウィルが焦ってあたしを呼ぶ声が聞こえたと思ったら気づけばウィルは火に包まれていた。びっくりして、声が出なくて、体が動かなくて、でもこのままじゃウィルがって思ってたらチュー子がウィルを連れて行ってしまって跳ねるように走り出した。あたしがいるのに何で連れていくんだって、頭の中が真っ白になって思い切り怒鳴ってウィルを取り戻して手当して。その時は暗いのもあって気づけなかったんだけどあとで病院でウィルを見たとき、顔や、体のあちこちにやけどの跡が残ってしまっているのに気づいた。
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DOODLE蝶よ花よと目覚ましの音に目を開く。ピルボックス病院に勤めだしてそろそろ2カ月がたつ。途中出張で2週間ほど離れてしまったこともあったけれど、いまは落ち着いて日々を過ごしている。アーカムにいたころとは大違いだな、なんて考えながら寝間着から病院に行くための服に着替えた。
「さて、今日は何人出勤している事やら」
枕元で充電していたスマホを起動してステイツを立ち上げる。ピルボックス病院のページには10人近い人数が表示されていて少し笑ってしまった。これだけいるのだし、今日は買い物に行って最近少し楽しくなってきた料理をするのもいいかもしれない。無線を入れて出勤の挨拶をしようとスイッチを入れたのと同時、大きな声で呼ばれて少しだけ驚いた。
1466「さて、今日は何人出勤している事やら」
枕元で充電していたスマホを起動してステイツを立ち上げる。ピルボックス病院のページには10人近い人数が表示されていて少し笑ってしまった。これだけいるのだし、今日は買い物に行って最近少し楽しくなってきた料理をするのもいいかもしれない。無線を入れて出勤の挨拶をしようとスイッチを入れたのと同時、大きな声で呼ばれて少しだけ驚いた。