往(ゆき)
DONE本誌307話後の鯉月。R18です。以前下書きでアップしていたものに1p追加して清書しました。
めちゃくちゃ抱かれてぐずぐずになって全部さらけ出して、傷も痛みも弱さも何もかも受け止められて生きていけばいい。
18歳以上(高校生除く)ですか? 3
hajime_am03
DONE【第2回】鯉月茶【第一部】1~2枚目 リーマン (上)みーやん様&今宵様 (下)るーじー様&イッショ
3~5枚目 原作軸 (左)みーやん様&イッショ (右)るーじー様&今宵様
6~8枚目 学パロ (下)みーやん様&るーじー様 (上)今宵様&イッショ
学パロは中学→大学のBeforeAfter!!!! ありがとうございました!!! 8
yoiyoru0601
DONE月島軍曹、お誕生日おめでとうございます!拙い文章ですが、お祝いの気持ちをいっぱい込めました!
現パロ鯉月で月島目線。ナチュラルに同棲しています。
※誤字脱字、雰囲気薩摩弁ご容赦ください。
ほろよい(季節限定 練乳いちご味)微かな振動と共にポンとラインの通知音が鳴った。
キッチンで料理をしていても気付くようにと流し台横のゴミ箱の蓋の上に置いていたスマホの画面を見ると鯉登さんから『今から帰る』とメッセージが入っていた。
月末の金曜でどうしても出社しなければ出来ない仕事があったため鯉登さんは今朝泣く泣く出社し、毎週金曜日はテレワークにしていて出社しなければならない用事もなかった俺は仕事も終わり夕飯の準備をしていた。一緒に暮らすようになって3ヶ月、ようやく誰かと生活する事に慣れペースが掴めてきた。
鯉登さんの会社から家までは電車で15分、最寄り駅から歩いて15分、おおよそ30分掛る。メインの餃子は到着5分前から焼き始めれば良いとして、サラダとスープを今から作れば丁度良い時間だと取り掛かり始めた。この前大量に作った筑前煮と漬物類と冷奴を出せば、まぁ夕飯としては比較的品数も多くて見れたものだろう。
5549キッチンで料理をしていても気付くようにと流し台横のゴミ箱の蓋の上に置いていたスマホの画面を見ると鯉登さんから『今から帰る』とメッセージが入っていた。
月末の金曜でどうしても出社しなければ出来ない仕事があったため鯉登さんは今朝泣く泣く出社し、毎週金曜日はテレワークにしていて出社しなければならない用事もなかった俺は仕事も終わり夕飯の準備をしていた。一緒に暮らすようになって3ヶ月、ようやく誰かと生活する事に慣れペースが掴めてきた。
鯉登さんの会社から家までは電車で15分、最寄り駅から歩いて15分、おおよそ30分掛る。メインの餃子は到着5分前から焼き始めれば良いとして、サラダとスープを今から作れば丁度良い時間だと取り掛かり始めた。この前大量に作った筑前煮と漬物類と冷奴を出せば、まぁ夕飯としては比較的品数も多くて見れたものだろう。
rrrrrzzyTBOky
MOURNING現パロ、鯉(大学生)×月(司書)、お付き合いしてる絵に起こせるか分かんないのでネタをとりあえず供養いたします😇なので中途半端に終わります。
大人の読み聞かせ「月島!」
古い本の多い半地下の書架へ返却済みの本を戻しに来てみると、そこには鯉登の姿があった。鯉登は月島の姿を見つけるとぱっと表情が輝き、月島はそれを見てこころなしか薄暗い書架が明るくなったような感じがした。
「珍しいですね。貴方が9類の書架に来られるなんて」
そう二人がいる書架は9類、所謂文学のコーナーだ。鯉登は全く文学を手に取らない訳ではないのだが、学部に関連のある書架にいることが多い。しかもここは明治大正などに活躍した文豪の書籍が多く揃っている書架だ。だからこそ月島はここに鯉登が居ることに少し驚いていたのだ。
鯉登は月島に会えたことが嬉しいのか、子どものような笑顔で口を開いた。
「実は友人からオススメの本を紹介してもらってな、それを探してたんだ!」
1467古い本の多い半地下の書架へ返却済みの本を戻しに来てみると、そこには鯉登の姿があった。鯉登は月島の姿を見つけるとぱっと表情が輝き、月島はそれを見てこころなしか薄暗い書架が明るくなったような感じがした。
「珍しいですね。貴方が9類の書架に来られるなんて」
そう二人がいる書架は9類、所謂文学のコーナーだ。鯉登は全く文学を手に取らない訳ではないのだが、学部に関連のある書架にいることが多い。しかもここは明治大正などに活躍した文豪の書籍が多く揃っている書架だ。だからこそ月島はここに鯉登が居ることに少し驚いていたのだ。
鯉登は月島に会えたことが嬉しいのか、子どものような笑顔で口を開いた。
「実は友人からオススメの本を紹介してもらってな、それを探してたんだ!」
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DOODLEサン……コラボのやつ続いた。ギフト重力操作🎏×ギフト水中呼吸🌙の鯉月②!!!
あやかし。
まだ日本には妖魔や鬼といった人と異なるモノ、だが人に幸運や吉兆をもたらすモノたちの名を知らず、そう呼んでいた。後に大陸からフェアリー…妖精の意味の言葉を得ても、人々は感謝の意を込めてそのモノたちをあやかしと呼び大事に祭ってきた。
あかやし達皆は気まぐれ。けれどもどういうわけか人間の事を好ましいと思っているらしい。友好的で、時に愛を振りまく、あやかしというモノたち。彼らが人へ与える異能力をギフトといい、人間にはない能力を得た者はそれを人のために使う。するとあやかしは喜ぶ。といった具合だ。
それは本当に贈り物なのか?
それとも猿に棒を与え柿を取る様子を喜んで観察しているようなものなのか?
どちらかどうかは、あやかしとあやかしに気に入られた人間にしか解らない。
1443まだ日本には妖魔や鬼といった人と異なるモノ、だが人に幸運や吉兆をもたらすモノたちの名を知らず、そう呼んでいた。後に大陸からフェアリー…妖精の意味の言葉を得ても、人々は感謝の意を込めてそのモノたちをあやかしと呼び大事に祭ってきた。
あかやし達皆は気まぐれ。けれどもどういうわけか人間の事を好ましいと思っているらしい。友好的で、時に愛を振りまく、あやかしというモノたち。彼らが人へ与える異能力をギフトといい、人間にはない能力を得た者はそれを人のために使う。するとあやかしは喜ぶ。といった具合だ。
それは本当に贈り物なのか?
それとも猿に棒を与え柿を取る様子を喜んで観察しているようなものなのか?
どちらかどうかは、あやかしとあやかしに気に入られた人間にしか解らない。
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DOODLE3…コラボに狂いすぎて煮詰めた結果がこれギフト重力操作🎏×ギフト水中呼吸🌙の鯉月…
「あやかし」と妖怪とは別物である。妖怪は人に害なすモノ。ではあやかしは?
あやかしに気に入られた人間は、特殊な能力を得ることが出来た。ある意味、福の神のような存在である。
兵舎の前の一本杉。ここらで一番背の高いその木の、一番上の細い小枝に両足を揃えて座り込んだ青年は、普通の人が感じられないような清々しい澄んだ空気を肺一杯に吸い込んでいた。
「どの、………少尉殿!」
「ん?」
木の下に自分を呼ぶ声あり。見下ろせば自分の部下がぶんぶんと両の手を振っている。
「ふふ……小せ」
木の背が高すぎて掌サイズにみえる部下が面白くて小さく笑ってから今行くと片手を降ってみせた。小枝の上によっこらせと立ち上がる。青年の体重を受けても、小枝は揺れるだけで折れなかった。そこから枝から枝の先へと飛び移りながら降りてくる青年の姿を、彼の部下である人物は見上げながらやれやれと軍帽を被り直した。そこには、軍帽では隠してきれない紺碧色したヒレのようなものが、本来人間の耳のある場所に生えているのだった。
517あやかしに気に入られた人間は、特殊な能力を得ることが出来た。ある意味、福の神のような存在である。
兵舎の前の一本杉。ここらで一番背の高いその木の、一番上の細い小枝に両足を揃えて座り込んだ青年は、普通の人が感じられないような清々しい澄んだ空気を肺一杯に吸い込んでいた。
「どの、………少尉殿!」
「ん?」
木の下に自分を呼ぶ声あり。見下ろせば自分の部下がぶんぶんと両の手を振っている。
「ふふ……小せ」
木の背が高すぎて掌サイズにみえる部下が面白くて小さく笑ってから今行くと片手を降ってみせた。小枝の上によっこらせと立ち上がる。青年の体重を受けても、小枝は揺れるだけで折れなかった。そこから枝から枝の先へと飛び移りながら降りてくる青年の姿を、彼の部下である人物は見上げながらやれやれと軍帽を被り直した。そこには、軍帽では隠してきれない紺碧色したヒレのようなものが、本来人間の耳のある場所に生えているのだった。
ちあり
DONE現パロの鯉月のホワイトデーの話です。バレンタイン(https://poipiku.com/3824584/6178248.html)とつながっています。
先にそちらをお読みください。
架空の温泉地を二人が旅します。
恋愛的な絡みのない(二人に好意的な)モブが出てきます。
ぬるいですが、一応R-18です。
18歳以上(高校生不可)ですか?(Y/N) 22263
suzumi_cuke
TRAINING本誌306・307話のセリフや描写がバリバリ出てきます。ネタバレと自己解釈全開で書いた。主に少尉目線で、軍曹を助けようと奮闘している鯉月?の話。今しか書けないだろうなあと思ったので…大事なのは勢い…(自分に言い聞かせてる)(本誌近くて気持ち悪くなってる)306→307話の行間 無鉄砲が救うもの 続く車両のドアを開けた瞬間、眼に飛び込んできた光景に鯉登は総毛立った。
巨漢に掴みかかった月島が、掲げた左手を今にも振り下ろそうとしている。その手の中には手投弾があった。
――月島は死ぬ気だ。
考えるより先に身体が動いていた。声が出ていた。
「月島ッ」
呼び声に月島が顔を上げる。視線が鯉登の顔を捉えた。険しかった月島の表情が一瞬はっと驚愕を示したあと、さらにその険しさを増した。
「来るなッ」
「よせ月島ッ」
叫びながら鯉登は駆け寄ろうとした。
馬鹿馬鹿、なんて馬鹿な奴だ。そんなことをしたらお前も死んでしまうではないか。手投弾の威力は、お前ならよくわかっているだろうに。
――いや、一番の馬鹿は私だ。
月島は鶴見中尉殿のためなら死ねる。どれほど危ないことでも、どれほど汚いことでも、己の心を殺してやり遂げる。己を顧みようとしない。そういう男だと、わかっていたはずじゃないか。わかっていたのに。
4966巨漢に掴みかかった月島が、掲げた左手を今にも振り下ろそうとしている。その手の中には手投弾があった。
――月島は死ぬ気だ。
考えるより先に身体が動いていた。声が出ていた。
「月島ッ」
呼び声に月島が顔を上げる。視線が鯉登の顔を捉えた。険しかった月島の表情が一瞬はっと驚愕を示したあと、さらにその険しさを増した。
「来るなッ」
「よせ月島ッ」
叫びながら鯉登は駆け寄ろうとした。
馬鹿馬鹿、なんて馬鹿な奴だ。そんなことをしたらお前も死んでしまうではないか。手投弾の威力は、お前ならよくわかっているだろうに。
――いや、一番の馬鹿は私だ。
月島は鶴見中尉殿のためなら死ねる。どれほど危ないことでも、どれほど汚いことでも、己の心を殺してやり遂げる。己を顧みようとしない。そういう男だと、わかっていたはずじゃないか。わかっていたのに。
wjfjtuu_pp
DONEdbtフォーゼ買わなかった後悔を鯉月にぶつけるマン月のフォーゼ見れば見るほど可愛い
【追記】
元の姿でも
続き⇒https://poipiku.com/3359870/6873172.html 4
uconGk
DONE表紙はこんな感じです!紙に特徴があるので塗りは抑えめ…というか白を多めにしてみました
デザインはこれからしますが、たぶん鯉くんは裏表紙ですね…!
形としては同衾してますが出来てない清い鯉月の話です。
suzumi_cuke
TRAINING306話の行間です。軍曹の独白で気持ちは鯉月。今しか書けないだろうなあ…と思ったので書いた。もう…鯉月…(言葉にならない)306話の行間 どうしてもとどうして 爆発の煽りを食った兵士たちの呻き声が車内に木霊する。座席は吹き飛び、後方の壁には大きな風穴が開いて、そこら中に血が飛び散っている。自分の姿も無様なもので、頭を切ったのか血が流れてきて鬱陶しい。
ぐらぐらする身体を這うようにしてどうにか座席の陰に隠したが、敵の気配はどんどん近づいてくる。何とかせねばと焦りが滲む。
床に転がっている手投弾が目に入った。
――もうこの手しかないか。
本来なら、今頃自分はこの世にはいないはずだった。それが今なお生き長らえているのは、鶴見中尉殿のおかげだ。
甘い嘘で騙されていたのだとしても、使い捨ての便利な駒にするつもりだったとしても、私の戦友だからと言ってくれた言葉に偽りは無かったのだと、今は思っている。
1730ぐらぐらする身体を這うようにしてどうにか座席の陰に隠したが、敵の気配はどんどん近づいてくる。何とかせねばと焦りが滲む。
床に転がっている手投弾が目に入った。
――もうこの手しかないか。
本来なら、今頃自分はこの世にはいないはずだった。それが今なお生き長らえているのは、鶴見中尉殿のおかげだ。
甘い嘘で騙されていたのだとしても、使い捨ての便利な駒にするつもりだったとしても、私の戦友だからと言ってくれた言葉に偽りは無かったのだと、今は思っている。
suzumi_cuke
TRAINING299話の冒頭くらい。鯉月風味。名前を呼ぶのは応えてくれると信頼しているからで、今までこんなに呼び声に応えてくれないこと無かっただろうなぁとか、そういう少尉の焦りやら何やら。本誌怖いから出来にかかわらず思いついたことは書いておこ…ってなった299話の行間 大団円を諦めない男 例えば嬉しいことがあったとき。例えばわからないことがあったとき。例えば怪我をしたとき。例えば美味いものを食べたとき。例えば退屈なとき。例えば心細いとき。例えば、例えば、例えば――例えば、呼びたくなったとき。用は無くとも、ただ、そばにいて欲しいとき。
自分以外の誰かを、何処かを見ているその眼をこちらに向けたくて。自分のことを映して欲しくて。そうして何度も名前を呼んだ。
崩壊しかかっている堡塁の上から、馬で駆けてゆく月島が見えた。見慣れた背中が遠ざかっていく。
「月島ァ」
いつものように叫んだが、月島は振り返らなかった。それはそうだろう。距離がありすぎる。恐らく聞こえてはいまい。
訓練所から出た時もそうだった。あの時も返事はなく、振り返ったのは自分だった。月島はついてこなかった。聞こえていたはずなのに。
1197自分以外の誰かを、何処かを見ているその眼をこちらに向けたくて。自分のことを映して欲しくて。そうして何度も名前を呼んだ。
崩壊しかかっている堡塁の上から、馬で駆けてゆく月島が見えた。見慣れた背中が遠ざかっていく。
「月島ァ」
いつものように叫んだが、月島は振り返らなかった。それはそうだろう。距離がありすぎる。恐らく聞こえてはいまい。
訓練所から出た時もそうだった。あの時も返事はなく、振り返ったのは自分だった。月島はついてこなかった。聞こえていたはずなのに。