iycohm
INFOカイレの本の前半の掲示です。(一部後半サンプルあり。ページ飛び飛びです。)※P14の真っ白のページが抜けてしまい、場面が突然切り替わっています。
本の頒布はBOOTHにて行っています。よろしければどうぞご利用ください。
https://chiyo-mesomeso.booth.pm/items/5129483 20
くれない
MENUファミマ(ローソン)とセブンのネップリ番号です!後半に登録したイラストサンプルを掲載しております!よろしければ是非プリントしてみてください🫶
※セブンのネップリはかなり白飛びするため、【ファミマ(ローソン)でのプリント推奨】です
※セブンではシール印刷が不可の為、デフォルメシールは印刷対象に含まれておりません 7
chiocioya18
DONEタケ漣です。夢オチです。初心に戻って(?)身長と呼び方の話。
夢で会えたら目が覚めると、ベッドから足がはみ出していた。
体を起こして立ち上がってみれば、部屋の中の家具すべてが低い。いや、俺の目線が高くなっている。
寝ているうちに急に劇的に身長が伸びたらしい。そこでようやく、ああこれは夢だなと理解した。
一瞬で場面が事務所に切り替わる。背が高くなった俺にみんなが声をかけてくれる。中には「すごい」とか「羨ましい」とかいう言葉もあった。円城寺さんもにこにこと目線を合わせて俺の肩を叩いてくれた。
「大きくなったなあタケル。日頃の行いが良いからだな!」
「ありがとう。きっと円城寺さんのラーメンのおかげだ」
なんと俺の身長は円城寺さんを超えていて、もしかしたら玄武さんや葛之葉さんよりも高くなっているかもしれない。自分の背に不満はなかったけど、高い身長に憧れはある。夢の中とは分かっていても俺は少し高揚していた。
1266体を起こして立ち上がってみれば、部屋の中の家具すべてが低い。いや、俺の目線が高くなっている。
寝ているうちに急に劇的に身長が伸びたらしい。そこでようやく、ああこれは夢だなと理解した。
一瞬で場面が事務所に切り替わる。背が高くなった俺にみんなが声をかけてくれる。中には「すごい」とか「羨ましい」とかいう言葉もあった。円城寺さんもにこにこと目線を合わせて俺の肩を叩いてくれた。
「大きくなったなあタケル。日頃の行いが良いからだな!」
「ありがとう。きっと円城寺さんのラーメンのおかげだ」
なんと俺の身長は円城寺さんを超えていて、もしかしたら玄武さんや葛之葉さんよりも高くなっているかもしれない。自分の背に不満はなかったけど、高い身長に憧れはある。夢の中とは分かっていても俺は少し高揚していた。
chiocioya18
DONEタケ漣です。リップクリームに嫉妬する話。作中のPはモバ雑誌Pのイメージです。
(除菌ティッシュだとしても衛生的にどうなんじゃろ……と書いたやつも思ってるのでリップの貸し借りはおすすめしません)
タケ漣チューしろ欲が爆発しました。
直接満たして足りない、と漣の直感が訴えている。何が足りないのかは分からない。
昼寝から目覚めたばかりで睡眠は足りている。眠る前に食事も済ませたので腹もまあまあ満たされている。暴れ足りないといえばそうなのだろうが、今不足しているのはそれではない、気がしている。正体がわからない不満を抱えながら漣は事務所の窓からぼんやりと外を眺めていた。
「漣、唇どうかしたの?」
「あ?」
漣の後ろのデスクでパソコンに向かっていたプロデューサーが不意に顔を上げたかと思えば、唐突に尋ねられる。指摘されて、漣は自分が無意識にずっと唇を触っていたことに気がついた。
「痛い? 乾燥してるし切れちゃったのかな」
「痛くねえ」
「そうなんだ? でもちょっと荒れてるかな。リップクリームあるから使って……ハッ!? それはダメか…。新品、は買ってこないと無いな…」
1845昼寝から目覚めたばかりで睡眠は足りている。眠る前に食事も済ませたので腹もまあまあ満たされている。暴れ足りないといえばそうなのだろうが、今不足しているのはそれではない、気がしている。正体がわからない不満を抱えながら漣は事務所の窓からぼんやりと外を眺めていた。
「漣、唇どうかしたの?」
「あ?」
漣の後ろのデスクでパソコンに向かっていたプロデューサーが不意に顔を上げたかと思えば、唐突に尋ねられる。指摘されて、漣は自分が無意識にずっと唇を触っていたことに気がついた。
「痛い? 乾燥してるし切れちゃったのかな」
「痛くねえ」
「そうなんだ? でもちょっと荒れてるかな。リップクリームあるから使って……ハッ!? それはダメか…。新品、は買ってこないと無いな…」
chiocioya18
DONEタケ漣がポリネシアンセックスしてみる話。プロローグなのでここは全年齢ですが続きからはたぶん年齢指定付きます。
こんな始まり方あほエロにしかならない
タケ漣ポリセ 序章新曲の振り付けにはポリネシアンダンスの動きを取り入れようかという案が出ています、とプロデューサーが言った。俺たちTHE虎牙道の新しい曲について、今日は4人で打ち合わせだ。
「おお、いいッスね!情熱的で神秘的な感じッス」
「ポリ⋯?」
「なんだそれ」
円城寺さんはすぐに頷いたけれど、俺とコイツは揃って顔に疑問符を浮かべた。ダンス、は聞き取れたがその前の聞きなれない言葉はなんだろう。
「前にライブでハワイに行っただろ?あの辺りの島はポリネシアって地域になるんだが、そこの伝統的な踊りのことだ」
「ハワイの……フラダンスとは違うのか」
「近いですが、もう少しテンポが早くて力強い感じですね」
「フン。どんなダンスだろーが、オレ様にかかればヨユーだなァ!」
2019「おお、いいッスね!情熱的で神秘的な感じッス」
「ポリ⋯?」
「なんだそれ」
円城寺さんはすぐに頷いたけれど、俺とコイツは揃って顔に疑問符を浮かべた。ダンス、は聞き取れたがその前の聞きなれない言葉はなんだろう。
「前にライブでハワイに行っただろ?あの辺りの島はポリネシアって地域になるんだが、そこの伝統的な踊りのことだ」
「ハワイの……フラダンスとは違うのか」
「近いですが、もう少しテンポが早くて力強い感じですね」
「フン。どんなダンスだろーが、オレ様にかかればヨユーだなァ!」
chiocioya18
DONEタケ漣。浴衣で路地裏でキス。朝顔市イベの浴衣似合ってたね〜からの産物です。時系列は別だと思います。
もう夜に近いとは思えないくらいの明かりと人の群れ。屋台通りはライブとはまた違った熱気で溢れていた。
「すごい人だなあ」
隣で円城寺さんが呆れ半分はしゃぎ半分といった呟きを漏らす。撮影の仕事の後、近くで祭りがあると聞いて立ち寄ってみたところだった。「せっかくだから」とプロデューサーが衣装を買取りしてくれて、撮影に使った浴衣をそのまま着ている。悪目立ちするかと思ったが、この人混みではアイドルが数人紛れていてもわからないだろう。
「うじゃうじゃしやがって。食いもん買うのもメンドーじゃねえか」
「ちょっと覗くだけのつもりだったが、甘くみていたかな」
「屋台を回ろうにも、下手に動くとはぐれそうだな」
「そうだなあ。なるべく固まっていこうか。漣、どの店が気になる?…あれ!?」
2164「すごい人だなあ」
隣で円城寺さんが呆れ半分はしゃぎ半分といった呟きを漏らす。撮影の仕事の後、近くで祭りがあると聞いて立ち寄ってみたところだった。「せっかくだから」とプロデューサーが衣装を買取りしてくれて、撮影に使った浴衣をそのまま着ている。悪目立ちするかと思ったが、この人混みではアイドルが数人紛れていてもわからないだろう。
「うじゃうじゃしやがって。食いもん買うのもメンドーじゃねえか」
「ちょっと覗くだけのつもりだったが、甘くみていたかな」
「屋台を回ろうにも、下手に動くとはぐれそうだな」
「そうだなあ。なるべく固まっていこうか。漣、どの店が気になる?…あれ!?」
chiocioya18
DONEタケ漣。タケルの寝顔を見つめる漣の話。これ自体に描写はないので年齢指定してませんが、タケル家の同じベッドで寝ているということは〜??お察しください。
朝までの10カウント柔らかなベッドの上で目を覚ます。漣の視界を占めていたのはタケルの寝顔だった。
珍しい、とまず思う。事務所でも仕事の移動中でもよく寝ているのは漣の方で、今日のように同じベッドで眠るような時も大抵は漣が先に眠って後から起きるから、漣がタケルの寝ている姿を見ることはあまりない。閉じられたカーテンの隙間から漏れるのはまだ薄明かりで、いつもタケルが起き出す時刻には早い。漣は黙って目の前の顔を見つめた。
小さい顔。その中の鼻も、口も小さい。今伏せられている目だけがタケルの中ではとびきり大きく出来ているのだ。その大きな目に真っ直ぐ捕らえられると、漣はたちまち気分が良くなる。案外長い睫毛を意味無く数えはじめて、この目が開かないのはつまらない、とすぐに飽きてしまった。
1088珍しい、とまず思う。事務所でも仕事の移動中でもよく寝ているのは漣の方で、今日のように同じベッドで眠るような時も大抵は漣が先に眠って後から起きるから、漣がタケルの寝ている姿を見ることはあまりない。閉じられたカーテンの隙間から漏れるのはまだ薄明かりで、いつもタケルが起き出す時刻には早い。漣は黙って目の前の顔を見つめた。
小さい顔。その中の鼻も、口も小さい。今伏せられている目だけがタケルの中ではとびきり大きく出来ているのだ。その大きな目に真っ直ぐ捕らえられると、漣はたちまち気分が良くなる。案外長い睫毛を意味無く数えはじめて、この目が開かないのはつまらない、とすぐに飽きてしまった。
chiocioya18
DONE年齢+3 タケル20歳(!?) 漣21歳(!??)注意※タケルが漣の名前呼びます。この注意書き虎牙道界隈でしか使わないだろうな。
タケ漣のつもりですが恋愛感は薄いです。どっちかというと家族愛。道流(27)も出ます。
飲酒シーンのために3年経過させましたが基本なんにも変わっておりません。道流がラーメン屋してるからビルは買い戻せたかもしれない。
タケルが初めてお酒を飲む話もともと、あまり酒には興味がなかった。まわりにそこまで酒を飲む人がいなかったこともあるだろう。円城寺さんは強いとは噂に聞いたが、俺たちの前で飲むことはほとんど無かった。大人たちの飲み会の話を聞いて楽しそうだと思うことはあれど、それで酒に魅力を感じたりはしなかったし、居酒屋の少量でちまちま運ばれてくる飯より大盛ラーメンの方が腹も満たされる。だから二十歳の誕生日を迎えてもまだ、しばらく酒には手を出さずにいるつもりだった。
「おいチビ。場所空けろ」
「なんだそれ。酒か?」
いつものことながらいきなり俺の家に上がり込んできたヤツは、手にしたビニール袋の中身を次々にテーブルに並べていく。缶、缶、缶。全部飲料缶だ。それもビールやチューハイ、全部アルコール入りだった。
3040「おいチビ。場所空けろ」
「なんだそれ。酒か?」
いつものことながらいきなり俺の家に上がり込んできたヤツは、手にしたビニール袋の中身を次々にテーブルに並べていく。缶、缶、缶。全部飲料缶だ。それもビールやチューハイ、全部アルコール入りだった。
don_moimoi
DONEタケ漣以前アップしたチューしてる漫画のつづき
夢中になると止まらなくなるタケルと、そんなタケルに求められると嬉しくなる漣が描きたかった!
タケ漣のチューはこう・・粘膜が合わさる感じを強くしたいですね。
あと前は裸だったけどあとから慌てて服着せました。
漣ってストップて言いたい時なんて言うのかわからなくて台詞いまいちまとまらないままできました・・。違和感ありまくりです。 5
chiocioya18
DONEタケ漣。事故チューしたらキレられたタケルがモヤモヤする話。この二人はずっとお互いなに考えてるかわからないと思ってたらいいと思います。
謝ったって許してやらない。アイツとキスをした。
いつものようにロードワーク中に突っ掛かってきたから、文句を言おうと振り返ったら思っていたより近くにアイツの顔があった。バランスを崩してそのままぶつかって、倒れ込んだ拍子に、唇同士がかすった。たった、それだけだった。
俺はとにかく驚いて、状況を頭が理解する前に「わるい」と口に出していた。
「あァ!?」
そうしたら、アイツがキレてきた。手か足か、なにか飛んでくると予想して身構えたが、「…チッ」と大きな舌打ちだけ寄越して行き先も告げずに去っていった。
それから一週間、アイツに会っていない。
最近では個人や他のユニットの人との仕事なんかもあるから、このくらいの期間会わないのは別におかしなことではない。たまたま事務所でも男道らーめんでも、俺がいないときにアイツがいてアイツがいないときに俺がいる。たぶん、それだけだ。
1979いつものようにロードワーク中に突っ掛かってきたから、文句を言おうと振り返ったら思っていたより近くにアイツの顔があった。バランスを崩してそのままぶつかって、倒れ込んだ拍子に、唇同士がかすった。たった、それだけだった。
俺はとにかく驚いて、状況を頭が理解する前に「わるい」と口に出していた。
「あァ!?」
そうしたら、アイツがキレてきた。手か足か、なにか飛んでくると予想して身構えたが、「…チッ」と大きな舌打ちだけ寄越して行き先も告げずに去っていった。
それから一週間、アイツに会っていない。
最近では個人や他のユニットの人との仕事なんかもあるから、このくらいの期間会わないのは別におかしなことではない。たまたま事務所でも男道らーめんでも、俺がいないときにアイツがいてアイツがいないときに俺がいる。たぶん、それだけだ。
0pizzalove
DONE完結編後、一服盛られたカイレ嘔吐あのアンドロイドの一斉暴走事件が収束して半年。アンドロイドの問題はまた別の形で現れ、治安維持組織であるK.G.Dの仕事は尽きることがない。
もっとも多かったのはアンドロイドの人権に関する法整備が整う前に窃盗品のアンドロイドを売り抜くものたちだ。窃盗罪として取締りはできるものの、所有者を書き換えることでこれを潜り抜けられるケースも多く、いたちごっこが続いている。
次に多いのはアンドロイドに人権を与えることを反対する人間による軽犯罪だ。刑事事件として立件できないものを含めれば窃盗より数は多いだろう。アンドロイドを人間と同じように扱うことは生物的本能に反すると主張するアンチアンドロイド団体によるデモが立て続けに起き、K.G.Dはその対応に頻繁に駆り出された。
4801もっとも多かったのはアンドロイドの人権に関する法整備が整う前に窃盗品のアンドロイドを売り抜くものたちだ。窃盗罪として取締りはできるものの、所有者を書き換えることでこれを潜り抜けられるケースも多く、いたちごっこが続いている。
次に多いのはアンドロイドに人権を与えることを反対する人間による軽犯罪だ。刑事事件として立件できないものを含めれば窃盗より数は多いだろう。アンドロイドを人間と同じように扱うことは生物的本能に反すると主張するアンチアンドロイド団体によるデモが立て続けに起き、K.G.Dはその対応に頻繁に駆り出された。
don_moimoi
DONEカイレを目撃してしまったモブの漫画です。二人は目を離したらすぐいちゃいちゃしててそう(偏見)
あとカイはいちゃつきをあんまり人見られたくない派かも、レッカはあんまり気にしないけどカイがうるさいからここでは大人しくしてます。
+ボツの絵とかすこし
レッカの服ってどうなってんの? 8
endoumemoP
MENU●あらすじ『アンダーエッジ』撮影前後のタケルと漣の話。
付き合っていない二人がキスする話です。
●仕様
・A6文庫サイズ
・42ページ
・15,000文字程度
・全年齢
この本は、年齢を問わずどなたでもお読みいただけます
・600円
【1/29とらきば冬まつり】マダマダ・トチュウ【サンプル】 315プロの社用車の窓は少しだけ開けられていた。
夏は盛りを過ぎ、早朝は涼しさが感じられる。半分ほど開けた窓の外に目をやる大河タケルが深呼吸すると肺の中は冷たい空気で満たされて、滑り込んだ涼風がタケルの前髪をそよと撫でた。
「暑かったり寒かったりしませんか?」
「ちょうどいいッスよ」
運転席のプロデューサーの問いかけに助手席の円城寺道流が返事をし、後部座席のタケルはうなずく。窓から顔を離して隣を見れば、牙崎漣はうとうとともう片方の窓辺に寄りかかっているところだった。
(……静かでいいな)
思いながら、タケルは鞄の中から分厚い冊子を取り出した。
映画『アンダーエッジ』のオファーを受けたのはつい先日のこと。ヴォクサーの役のイメージを掴むためにも台本は読み込まなければいけないと、タケルは冊子のページを繰る。
2783夏は盛りを過ぎ、早朝は涼しさが感じられる。半分ほど開けた窓の外に目をやる大河タケルが深呼吸すると肺の中は冷たい空気で満たされて、滑り込んだ涼風がタケルの前髪をそよと撫でた。
「暑かったり寒かったりしませんか?」
「ちょうどいいッスよ」
運転席のプロデューサーの問いかけに助手席の円城寺道流が返事をし、後部座席のタケルはうなずく。窓から顔を離して隣を見れば、牙崎漣はうとうとともう片方の窓辺に寄りかかっているところだった。
(……静かでいいな)
思いながら、タケルは鞄の中から分厚い冊子を取り出した。
映画『アンダーエッジ』のオファーを受けたのはつい先日のこと。ヴォクサーの役のイメージを掴むためにも台本は読み込まなければいけないと、タケルは冊子のページを繰る。
pecco0918
MOURNING【再投稿】2019年に途中まで描いてて放置してたタケ漣漫画。めちゃくちゃ中途半端です。間違えて消したから再投稿です。前の投稿ではたくさんスタンプもらってありがとうございました……! 8
@ray_TKGD
MOURNING踊り子の幻覚 タケル王子「タケル様、この者の処分如何致しましょう」
先程までタケルに向けていた笑顔は姿かたちもなく、殺意の感情のみがそこにあった。
「そうだな…、おい漣」
「…………」
「ふ、生意気だな…だがそこが気に入った」
「タケル様…?」
何も返答をしない漣に怒ることもなく不敵な笑みを浮かべる。そのことを不思議に思った家来はタケルに声をかけた。
「コイツの処分は私のペットになることだ」
「は、」
「何を……?!その者はタケル様を殺害しようとしたものですよ!生かしておく訳には……」
「なぁ、誰に口答えしてるんだ?」
笑顔のまま、しかし有無を言わさせないその威圧感。家来は顔を青くして頭を下げる。
「もっ、申し訳ありません!!お許しを…!」
「…まあいい。今の私は気分がいいからな、1度は見逃してやる」
608先程までタケルに向けていた笑顔は姿かたちもなく、殺意の感情のみがそこにあった。
「そうだな…、おい漣」
「…………」
「ふ、生意気だな…だがそこが気に入った」
「タケル様…?」
何も返答をしない漣に怒ることもなく不敵な笑みを浮かべる。そのことを不思議に思った家来はタケルに声をかけた。
「コイツの処分は私のペットになることだ」
「は、」
「何を……?!その者はタケル様を殺害しようとしたものですよ!生かしておく訳には……」
「なぁ、誰に口答えしてるんだ?」
笑顔のまま、しかし有無を言わさせないその威圧感。家来は顔を青くして頭を下げる。
「もっ、申し訳ありません!!お許しを…!」
「…まあいい。今の私は気分がいいからな、1度は見逃してやる」