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    #不死煉

    immortality

    まめさん

    DONE🍃さんお誕生日おめでとうございます🎂🎉✨
    まめたろす様とコラボさせて頂きました!
    素敵な🍃🔥のイラストを描いて頂き、お話をつけさせて頂くという、この上ない幸せ!ありがとうございました!!!
    冬の一コマ、🔥さんと🍃さんのほんの束の間の安らぎのシーンです。お楽しみ頂けますと幸いです!
    山茶花「胡蝶。聞いてもいいだろうか」
    「はい、なんですか煉獄さん」
    「音信不通とはどのくらいの期間でいうものだ?」
    「……はい?」
     定期診察を終えて隊服を整えながら真顔で尋ねる俺に、胡蝶しのぶは不思議そうに目を瞬かせて小首を傾げた。
     ここ二ヶ月半、まったく連絡を取れなくなったのは風柱の不死川実弥である。平素から多忙な我々ではあるが、これまでは鎹鴉を通してのやり取りはできていたし、任務の合間に鬼の情報交換をすることもしばしばある。現に宇髄と伊黒には先月会ったし、甘露寺とは食事も共にした。本部ではこれから任務に向かう時透と立ち話をしたし、蝶屋敷に来れば胡蝶がいるし、先程は俺と同じく健診にやってきた悲鳴嶼さんや冨岡とも挨拶を交わしたのだ。それなのに、不死川とはすれ違うことすらない。連絡がないのは無事の証とはいっても、さすがに消息が気になるところである。
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    makino1639

    MOURNING🍃さんの悪い評判について⚔️匠(捏造モブ)目線でひとこと言いたいという話。脇役ですらない裏方キャラの妄想を楽しめる方向け。書きたいところだけ書いた超短編
    ※事後(雰囲気のみ)
    ※切り傷の描写あり
    ※🍃さんの傷跡=自傷の痕に異論を唱えたいわけではなく、こんなのもアリよね〜と軽く楽しんでいただければ
    刀の錆 つつ、と指が肌を滑る。気持ちよくまどろんでいた不死川は、ゆるくまぶたを持ち上げた。目の前に金色の頭髪がふわふわと広がっている。夢よ覚めてくれるなと瞳を閉じて、腕の中のぬくもりに頬をすり寄せた。

     身じろぎした恋人は、いまだ眠りの中にいるらしい。スゥスゥと再開した寝息をくすぐったく感じながら、煉獄は肩、腕、胸と、目についた傷跡をなぞっていった。普段あれだけ盛大に前を開け広げて見せつけているに等しいのに、不死川本人は全く意識していないとのたまう。縦横に走る傷跡に触れることが許されるのは、文字通り懐に入れられた者の特権だった。
     薄まった古傷はともかく、赤く盛り上がっているものは、血が止まりさえすれば後は構わなかった印だ。通常、全集中の呼吸で早く傷を癒す方向に血流を操作するが、不死川は逆手に取って他に血を回している。自然治癒どころか、これでは遅々として治るものも治らない。全身の傷跡が減らないわけだ。
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    makino1639

    MOURNING『🍃🔥2cm3kg差なんて誤差みたいなもんじゃん(差がないでもやっぱり差があるでもどっちも楽しめて美味しすぎる😋)』癖に忠実に、書きたいシーンだけ書いて終わってます。
    漫画向きのネタで、描写がイマイチな所が多々あるかとは思いますが、脳内補完をお願いします🙇‍♀️
    土手 そぼ降る雨の中、昼の明るさと暖かさが見る間に失われていく。
     ──[[rb:尾 > つ]]けられている。
     ひたひたと寄ってくる気配に、振り返りもせず足を早めた。



     炎柱である煉獄は、その見た目も相まって、護法神の化身とたとえられることがある。魅せられる者は後を絶たず、逆に異常だと毛嫌いする者も合わせれば、不審者がまとわりつくのはもはや日常茶飯事である。
     警察に突き出すというのも、こちらが政府非公認の組織に所属する身であるからには、なるべく避けたい。まして追跡者が人間でない場合、彼らの手に負える代物ではないのだし。
     チラリチラリと見え隠れする気配は、まだどちらのものとも判別できなかった。

     担当地区を回っていたら火事に行き当たり、それには別の隊士が任務として対応していた。取り急ぎ協力して消火したところで詳細を聞くと、火事場に出る鬼がいると言う。深夜でもエサの方からのこのこ外に出てくるのだから、鬼にとっては絶好の狩場だろう。はた迷惑なことに、火事騒ぎに便乗どころか、放火犯の容疑すらあった。
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