naughtyhodgeheg
DOODLEDecided to smash out a persona fucking piece too for shuake week 2024 day two (Personas are basically monsters right🫣)naughtyhodgeheg
DOODLEWerewolf!Joker for the monster fucking prompt for shuake week 2024 (plus soft aftercare)🐺💖 2ATVBS
DOODLE【主明】恶魔天使究竟什么关系——恶魔主x天使明
(有自己思考下的非官方设定,不喜欢的请注意避开……)
多亏鸭志田的主动透露名字,明智稍加打听就得到了关于三岛这个人的些许消息——全名叫「三岛 由辉」,是校排球队的一员。和来栖晓在一个班,存在感实际上不高,成绩对比其他人而言较平。信息技术方面似乎有一技之长,学校论坛好像也有在管理。
“谢谢。”明智微笑和面前的学生告别,费了功夫找到的消息除了班级所在外都不是他想要的东西,没有突破点可言。他在无人的转角收敛了表情,翻动手机飞速浏览,心里快速做好了盘算——还是直接去找三岛更快。
“是这间。”
趁着又一个午休时间明智目的明确的来到班级门前,见两边均是关起的,礼貌敲了敲门才拉开,开门见山地道:“打扰了,我想找一下……”
3560(有自己思考下的非官方设定,不喜欢的请注意避开……)
多亏鸭志田的主动透露名字,明智稍加打听就得到了关于三岛这个人的些许消息——全名叫「三岛 由辉」,是校排球队的一员。和来栖晓在一个班,存在感实际上不高,成绩对比其他人而言较平。信息技术方面似乎有一技之长,学校论坛好像也有在管理。
“谢谢。”明智微笑和面前的学生告别,费了功夫找到的消息除了班级所在外都不是他想要的东西,没有突破点可言。他在无人的转角收敛了表情,翻动手机飞速浏览,心里快速做好了盘算——还是直接去找三岛更快。
“是这间。”
趁着又一个午休时间明智目的明确的来到班级门前,见两边均是关起的,礼貌敲了敲门才拉开,开门见山地道:“打扰了,我想找一下……”
ATVBS
DOODLE【主明】恶魔天使究竟什么关系“明智……”
中庭说白了不过也是教学楼外的一条更大的廊道,但廊道两旁在这种春意弥漫的时候更添美感,吸引了很多学生三三两两地找到长椅坐着说说笑笑。明智和来栖晓的到来也没有打破氛围,反而被裹挟其中成为他们的一员。
两人默契的找了个空位坐下,明智还在思考的时候,来栖晓突然唤了他一声。
“怎么了?”
他看过去,来栖晓望了望周围,确认了没有人关注他们这边,才压低声音问他:“你有没有觉得刚才那个老师有点奇怪?”
来栖晓也注意到了鸭志田——这个事实让明智多看了他几眼,意外的敏锐嘛。但是联系自己先前收到的信息,这时候被来栖晓注意上那个人对他自己而言并无好处,他只好试着揭过话题:“这倒没有,来栖这么说是发现了什么吗?”
来栖晓思考了一下,摇摇头:“没有。感觉和他在一起不太舒服……”
5135中庭说白了不过也是教学楼外的一条更大的廊道,但廊道两旁在这种春意弥漫的时候更添美感,吸引了很多学生三三两两地找到长椅坐着说说笑笑。明智和来栖晓的到来也没有打破氛围,反而被裹挟其中成为他们的一员。
两人默契的找了个空位坐下,明智还在思考的时候,来栖晓突然唤了他一声。
“怎么了?”
他看过去,来栖晓望了望周围,确认了没有人关注他们这边,才压低声音问他:“你有没有觉得刚才那个老师有点奇怪?”
来栖晓也注意到了鸭志田——这个事实让明智多看了他几眼,意外的敏锐嘛。但是联系自己先前收到的信息,这时候被来栖晓注意上那个人对他自己而言并无好处,他只好试着揭过话题:“这倒没有,来栖这么说是发现了什么吗?”
来栖晓思考了一下,摇摇头:“没有。感觉和他在一起不太舒服……”
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DOODLE【主明】恶魔天使究竟什么关系——恶魔主x天使明
3.
他们一路从地下走出来,来栖晓左顾右看四周的景象,跟着脚步不停熟门熟路地拐来拐去的明智,最后停在了一间挂着“Open”的红色玻璃门前。来栖晓看了一眼——卢布朗。
“我们到了。”明智的话语声同开门带来的风铃声兼并响起。来栖晓这才得以见这间咖啡店的全貌——几个座位,一个吧台和吧台内的架子与厨房构成了卢布朗大致的模样。
一对中年夫妇在他们开门时刚好起身离开,同来栖晓擦肩而过。他赶紧给对方让位,侧身完全步入店内。听到吧台站着的那个中年男人在门合上后小声叹了一口气:“真是的……一杯咖啡能坐四个小时……”
“老板,打扰了。”明智笑盈盈地对男人打了招呼,找了个角落的位置坐下。转头看向还站在门口处似乎不知道做何举动的来栖晓,伸手做出“请”的手势指向自己对面的座位,示意着他说,“来栖,坐这里就好了。”
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他们一路从地下走出来,来栖晓左顾右看四周的景象,跟着脚步不停熟门熟路地拐来拐去的明智,最后停在了一间挂着“Open”的红色玻璃门前。来栖晓看了一眼——卢布朗。
“我们到了。”明智的话语声同开门带来的风铃声兼并响起。来栖晓这才得以见这间咖啡店的全貌——几个座位,一个吧台和吧台内的架子与厨房构成了卢布朗大致的模样。
一对中年夫妇在他们开门时刚好起身离开,同来栖晓擦肩而过。他赶紧给对方让位,侧身完全步入店内。听到吧台站着的那个中年男人在门合上后小声叹了一口气:“真是的……一杯咖啡能坐四个小时……”
“老板,打扰了。”明智笑盈盈地对男人打了招呼,找了个角落的位置坐下。转头看向还站在门口处似乎不知道做何举动的来栖晓,伸手做出“请”的手势指向自己对面的座位,示意着他说,“来栖,坐这里就好了。”
ATVBS
DOODLE【主明】恶魔天使究竟什么关系——恶魔主x天使明
.2
于是,明智只能接下了这样的任务:同一个恶魔亲密相处一段时间。
没有人知道,明智不太看得起恶魔——与散发光芒神圣的天使不同,恶魔是充满邪恶的生物,天使讨厌恶魔有内而外的黑暗,恶魔不喜天使骄傲展露的洁白。二者明明应该是对立的关系,现在却莫名坚持要「共生」,他感觉荒谬。在他心中,恶魔是恶劣的——毕竟有罪之人才能下到地狱,所以恶魔生来就是罪不可恕的,这样的生物居然要和天使一起共处,令人无法想象不是吗?
对于这个任务,他无从预料会发展成什么样子。在听说自己未来的相处对象已经在边界等候了的时候,他一边往目的地飞行,一边希望对方最好是那种一上来就和他打起来的家伙,他不觉得自己的实力会输,而且这样他就可以立马结束任务还能找到理由。
2832.2
于是,明智只能接下了这样的任务:同一个恶魔亲密相处一段时间。
没有人知道,明智不太看得起恶魔——与散发光芒神圣的天使不同,恶魔是充满邪恶的生物,天使讨厌恶魔有内而外的黑暗,恶魔不喜天使骄傲展露的洁白。二者明明应该是对立的关系,现在却莫名坚持要「共生」,他感觉荒谬。在他心中,恶魔是恶劣的——毕竟有罪之人才能下到地狱,所以恶魔生来就是罪不可恕的,这样的生物居然要和天使一起共处,令人无法想象不是吗?
对于这个任务,他无从预料会发展成什么样子。在听说自己未来的相处对象已经在边界等候了的时候,他一边往目的地飞行,一边希望对方最好是那种一上来就和他打起来的家伙,他不觉得自己的实力会输,而且这样他就可以立马结束任务还能找到理由。
ATVBS
DOODLE【主明】恶魔天使究竟什么关系——恶魔主x天使明,轻松愉快向小甜饼
.1
明智吾郎,天堂连续获得「最受欢迎天使」投票榜Top1的一名天使。随机采访路过天使对他的评价都是诸如“没有比明智更适合当天使的完美存在了。”能受到这种赞誉代表了明智的优秀,可以说他在天堂是类似人间的明星人物吧。
或许是源自明智自成为天使以来待人温柔,说话和气,完成任务时效率高的缘故吧,令他来到这里还没多久就积攒良好的名气。总之,因为他的出色,天使长决定分给他一个天堂内最艰巨的任务。
“明智君,你知道的,”天使长把明智叫来,面对这个希望之星晓之以理动之以情,“我们一直以来和地狱的恶魔交流非常困难……每百年两方都会派人合作寻找两方共和的可能性——可是尝试了多种方式达成共识最后都以意见不合告终。”
1753.1
明智吾郎,天堂连续获得「最受欢迎天使」投票榜Top1的一名天使。随机采访路过天使对他的评价都是诸如“没有比明智更适合当天使的完美存在了。”能受到这种赞誉代表了明智的优秀,可以说他在天堂是类似人间的明星人物吧。
或许是源自明智自成为天使以来待人温柔,说话和气,完成任务时效率高的缘故吧,令他来到这里还没多久就积攒良好的名气。总之,因为他的出色,天使长决定分给他一个天堂内最艰巨的任务。
“明智君,你知道的,”天使长把明智叫来,面对这个希望之星晓之以理动之以情,“我们一直以来和地狱的恶魔交流非常困难……每百年两方都会派人合作寻找两方共和的可能性——可是尝试了多种方式达成共识最后都以意见不合告终。”
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DOODLE【主明】The Last Dance 01——「雨宫莲终于意识到哪里不对劲了,当他和白明一起在这寂静的春天里共舞时,他们不仅目视着灰暗新芽的不断冒出,还透过一切望见了远处注视着二人的黑明。」
——(无印版世界前提下)雨宫莲见到了两个明智吾郎。
这太过令人震惊,以至于到现在在小小的阁楼上依旧无人说话。
雨宫看着身穿校服手提银色箱子的明智,对方向他露出了同荧幕上契合度百分百的灿烂笑容。雨宫转头看着旁边穿着风衣围着围巾的明智,收到视线的对方环抱双臂,蹙眉回视过来。染指冷意的面孔令雨宫没忍住又去看笑着的那位明智,视线有来有回的流连在两个人脸上。
“莲,”还是摩尔加纳看不下去了,主动打破沉默,“你已经和…他们对视很久了,比起这个,难道不应该想想怎么解决问题吗?”
2012——(无印版世界前提下)雨宫莲见到了两个明智吾郎。
这太过令人震惊,以至于到现在在小小的阁楼上依旧无人说话。
雨宫看着身穿校服手提银色箱子的明智,对方向他露出了同荧幕上契合度百分百的灿烂笑容。雨宫转头看着旁边穿着风衣围着围巾的明智,收到视线的对方环抱双臂,蹙眉回视过来。染指冷意的面孔令雨宫没忍住又去看笑着的那位明智,视线有来有回的流连在两个人脸上。
“莲,”还是摩尔加纳看不下去了,主动打破沉默,“你已经和…他们对视很久了,比起这个,难道不应该想想怎么解决问题吗?”
ATVBS
DOODLE【主明】虚幻泡沫酒 05——明智死亡,丸喜结局之后前提,OOC可能有:(
——诚邀不嫌弃的各位来吃一口
Summary:
他终于意识到——剖析明智也是剖析自己。
5.
“……”
雨宫莲猛地坐了起来。
被明智一枪爆头的感受他最终是没有体验到,就像审讯室的那一次——他曾经确有回想过明智枪毙假货时的表情言行,没想到居然在这个时候有了重演,只是这两次都不是真实罢了。
是了,不是真的……雨宫的视线四处转了一圈,熟悉的卢布朗阁楼,好吧。他失落起来,不能克制的去回忆之前发生的事的内容——陷入情潮的明智无论从哪个角度看都已经和自己一样开始动了真情,却仍旧掏出了那把眼熟无比的枪,毫不留情且毫不犹豫地扣动了扳机。
——“这就是你认知中的我吗?”
6736——诚邀不嫌弃的各位来吃一口
Summary:
他终于意识到——剖析明智也是剖析自己。
5.
“……”
雨宫莲猛地坐了起来。
被明智一枪爆头的感受他最终是没有体验到,就像审讯室的那一次——他曾经确有回想过明智枪毙假货时的表情言行,没想到居然在这个时候有了重演,只是这两次都不是真实罢了。
是了,不是真的……雨宫的视线四处转了一圈,熟悉的卢布朗阁楼,好吧。他失落起来,不能克制的去回忆之前发生的事的内容——陷入情潮的明智无论从哪个角度看都已经和自己一样开始动了真情,却仍旧掏出了那把眼熟无比的枪,毫不留情且毫不犹豫地扣动了扳机。
——“这就是你认知中的我吗?”
ATVBS
MEMO【主明】虚幻泡沫酒 01——明智死亡前提,内容有私心走向,与正剧无关切勿代入,你扣你对,OOC可能有:(
——后知后觉喜欢明产生深刻认知的莲x和莲一面缠绵几近沉沦却坚持改变莲认知试图唤醒他的明
——诚邀不嫌弃的大家都来吃一口。
Summary:
明智死了,而雨宫莲在次日不愿提及明智死讯的雨天里见到了他。
1.
明智死了。
这是雨宫莲不得不面对的现实。
完成了明智交易般的遗愿,最终拯救了世界的怪盗们在一片欢乐里迎来了崭新的世界。乘着这样的气氛,怪盗团的各位一齐在卢布朗阁楼上举办了无比开心的庆祝会——既是庆祝危机的最终解决,也是庆祝新世界的诞生。
大家兴致高涨,在这种时候居然还有人带来了含酒精的饮料。雨宫忘记是谁出的主意了,总之所有人在这样的氛围带动下无人过于注意这件事,或多或少都沾了些。
3970——后知后觉喜欢明产生深刻认知的莲x和莲一面缠绵几近沉沦却坚持改变莲认知试图唤醒他的明
——诚邀不嫌弃的大家都来吃一口。
Summary:
明智死了,而雨宫莲在次日不愿提及明智死讯的雨天里见到了他。
1.
明智死了。
这是雨宫莲不得不面对的现实。
完成了明智交易般的遗愿,最终拯救了世界的怪盗们在一片欢乐里迎来了崭新的世界。乘着这样的气氛,怪盗团的各位一齐在卢布朗阁楼上举办了无比开心的庆祝会——既是庆祝危机的最终解决,也是庆祝新世界的诞生。
大家兴致高涨,在这种时候居然还有人带来了含酒精的饮料。雨宫忘记是谁出的主意了,总之所有人在这样的氛围带动下无人过于注意这件事,或多或少都沾了些。
sagapoipiku
DONE最初は「怒りたいのに怒れない明智」を書くはずだったのにめちゃくちゃキレてますね?????テストがてらアップしてみます
共感性嫉妬ようやくやってきた春。空気は暖かいし花も鮮やかに咲き始めた。
明智はその分子の一つ一つを刺し殺さん勢いで睨みつける。
革靴のつま先でアスファルトを蹴るようにして力強く踏み出すと、目的地も決まらないままにただひたすら歩いた。
大学の後にルブランの手伝いがあるというので、たまには迎えに行ってやるかと明智も大学が終わった後に四軒茶屋へと足を運んだ。
店のガラス扉からちらりと中を覗く。カウンターにいる蓮と、椅子に座ったどこぞの女子が楽しそうに笑っているのが見えた。
マスターはいないらしい。
その女子はテーブルに身を乗り出して蓮にあれこれと話しかけているようだ。うんうんと頷く蓮は口元に笑みを浮かべている程度。蓮は少し困ったように眉を下げているが、そんなこと気にしちゃいない。
4777明智はその分子の一つ一つを刺し殺さん勢いで睨みつける。
革靴のつま先でアスファルトを蹴るようにして力強く踏み出すと、目的地も決まらないままにただひたすら歩いた。
大学の後にルブランの手伝いがあるというので、たまには迎えに行ってやるかと明智も大学が終わった後に四軒茶屋へと足を運んだ。
店のガラス扉からちらりと中を覗く。カウンターにいる蓮と、椅子に座ったどこぞの女子が楽しそうに笑っているのが見えた。
マスターはいないらしい。
その女子はテーブルに身を乗り出して蓮にあれこれと話しかけているようだ。うんうんと頷く蓮は口元に笑みを浮かべている程度。蓮は少し困ったように眉を下げているが、そんなこと気にしちゃいない。
tosattypego
DONE12/24 ヤバオ戦あと、クリスマスイブのP5Rの世界線です。カプ色薄めですが主明。彼らのSNS、ゲーム内だと既読なさそうですけどそのへんは都合よく書かせてもらってます。 11
kariya_h8
PASTセックススターターセット 渋谷セントラル街。賑やかな通りの奥にそびえる渋谷の雑多と煩雑を煮詰めて煮凝りにしたようなディスカウントストア『ロシナンテ』。耳にこびり付いて離れない店名を連呼するテーマソングをBGMに、朝の通勤通学電車にも似た通路と呼ぶには難しい陳列棚と陳列棚の間をかき分けたその先で、蓮は眼鏡もかけずにひとり小さく唸っていた。
近くで人の声がするたびにその場からそれとなく離れ、人が去ると素早く元の場所に陣取り棚の商品を眇める。人がいなくなったのを前後左右確認してから、一つ小箱を手に取り説明文に目を走らせ、もう一つ別の商品も取り同じように説明文に目を落とす。しばし左右の箱に目を配らせた後、二つとも元の場所に戻しまた別の箱を手に取った。そして一人納得したように頷く。
5516近くで人の声がするたびにその場からそれとなく離れ、人が去ると素早く元の場所に陣取り棚の商品を眇める。人がいなくなったのを前後左右確認してから、一つ小箱を手に取り説明文に目を走らせ、もう一つ別の商品も取り同じように説明文に目を落とす。しばし左右の箱に目を配らせた後、二つとも元の場所に戻しまた別の箱を手に取った。そして一人納得したように頷く。
kariya_h8
DOODLEhttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20426807こちらのウェディング話での再会時没案
ちょっとコメディになりすぎたなって(こういうノリ好きだけど)
ウェディング没案「お客様、どうされました?」
ロビー近くでの乱痴気騒ぎにスーツ姿の男性が駆け寄ってくる。ネームバッジがあることからホテルのスタッフだろう。自分が担当する晴れの日に問題が起きてはたまったものじゃない、と歪められた眉が語っていた。
「あの、」
今日の結婚式に参加しているんですけど、この男が急に襲ってきて。
そう言いかけようとした明智よりも先に、蓮は捩じっていた手を離し、羽交い締めのように後ろから両腕を抱え直してきた。
「挙式に参列してたんですけど、彼が体調を崩してしまって」
「え」
「もう足元も覚束ない状態なので、横にしてやりたいんですけど、どこか休める部屋はありませんか?」
「ちょっと」
何を言っているんだこいつと、目を見開くが彼は妙に演技めいた口調で続ける。
973ロビー近くでの乱痴気騒ぎにスーツ姿の男性が駆け寄ってくる。ネームバッジがあることからホテルのスタッフだろう。自分が担当する晴れの日に問題が起きてはたまったものじゃない、と歪められた眉が語っていた。
「あの、」
今日の結婚式に参加しているんですけど、この男が急に襲ってきて。
そう言いかけようとした明智よりも先に、蓮は捩じっていた手を離し、羽交い締めのように後ろから両腕を抱え直してきた。
「挙式に参列してたんですけど、彼が体調を崩してしまって」
「え」
「もう足元も覚束ない状態なので、横にしてやりたいんですけど、どこか休める部屋はありませんか?」
「ちょっと」
何を言っているんだこいつと、目を見開くが彼は妙に演技めいた口調で続ける。
kariya_h8
MAIKINGあとオチだけなんですけど、尻叩きのためにぽいぽいします。知らない女の結婚式に行った明智の話 明智君、あなた明後日休みだったわよね?
通話ボタンを押すや否や、電話口の相手は名前も名乗らず質問になっていない問いかけをした。
「嫌です」
『そう、良かった。朝10時に表参道に行ってちょうだい。詳細は後でチャットするわ。あと貴方スーツいくつか持っていたわよね。一番上等なもの着て行って』
「人の話くらい聞きましょうよ、冴さん」
『貴方に拒否権なんてあると思う?』
「予定あるかもしれないじゃないですか」
『貴方に? プライベートの? 予定?』
電話の向こうで彼女が小さく笑う音が聞こえた。
『あるわけないわね』
いやなんで断言するんだ。可能性がないわけではないだろう。例えば映画行ったり、ボルダリングしたり、ジム行ったり、たまの休みだから家事をしたり……。
9538通話ボタンを押すや否や、電話口の相手は名前も名乗らず質問になっていない問いかけをした。
「嫌です」
『そう、良かった。朝10時に表参道に行ってちょうだい。詳細は後でチャットするわ。あと貴方スーツいくつか持っていたわよね。一番上等なもの着て行って』
「人の話くらい聞きましょうよ、冴さん」
『貴方に拒否権なんてあると思う?』
「予定あるかもしれないじゃないですか」
『貴方に? プライベートの? 予定?』
電話の向こうで彼女が小さく笑う音が聞こえた。
『あるわけないわね』
いやなんで断言するんだ。可能性がないわけではないだろう。例えば映画行ったり、ボルダリングしたり、ジム行ったり、たまの休みだから家事をしたり……。
kariya_h8
MAIKING「ずるい」「ずるい」
異世界から現実世界に戻るなり、やつは開口一番そうのたもうた。
「…………何が」
聞きたくもないが放置するほうが面倒なことになりそうな気配を察知し、不承不承尋ねると彼は「さっき」と口をとがらせた。言っておくけれど可愛さは微塵もない。むしろ苛立ちが勝る。
「すみれに絆創膏あげてたろ」
言い分に一瞬眉根を寄せ、確かに先ほど異世界内で怪我を負っていた彼女に持ち合わせの絆創膏を渡したことを思い出す。ちょっとした擦り傷だから放置しようとしていた彼女に「これからまだ先は長いのに、傷に気を取られてやられたんじゃたまったものじゃない」と渡したものだ。どうせ僅かしか回復しないものだし余りものだし。恐らくそれのことを言っているのだろう。
2362異世界から現実世界に戻るなり、やつは開口一番そうのたもうた。
「…………何が」
聞きたくもないが放置するほうが面倒なことになりそうな気配を察知し、不承不承尋ねると彼は「さっき」と口をとがらせた。言っておくけれど可愛さは微塵もない。むしろ苛立ちが勝る。
「すみれに絆創膏あげてたろ」
言い分に一瞬眉根を寄せ、確かに先ほど異世界内で怪我を負っていた彼女に持ち合わせの絆創膏を渡したことを思い出す。ちょっとした擦り傷だから放置しようとしていた彼女に「これからまだ先は長いのに、傷に気を取られてやられたんじゃたまったものじゃない」と渡したものだ。どうせ僅かしか回復しないものだし余りものだし。恐らくそれのことを言っているのだろう。
kariya_h8
MOURNING貢ぎ癖のある男 しまったと思ったときにはもう遅い。空にはたちまち暗雲が垂れ込め、冷たい風が頬を撫で、しまいには遠くの方からゴロゴロと雷の音さえ聞こえてくる。嘘だろ、今日は雨降らないって朝言ってたじゃないか。恨みがましく天気アプリを立ち上げると、朝には晴のち曇りのマークだったはずが今では立派な雨マークに置き換わっていた。急いで帰るべきかそれとも引き返すべきか。迷っている間に空からぽつりと死刑宣告のように大粒の雫が落ち、足元に大きな染みを作った。
「おい、やべえぞ!」
モルガナの焦り声と同時に地面を蹴る。もう迷っている暇はない。とりあえず雨から避けられる場所に入らなくては。次から次へと白亜紀の終わりを告げる流星群の如く大粒の雫が自分たちに襲い掛かる。周囲から悲鳴のような声が上がった。直接肌に当たるといっそ痛みさえ覚えそうなほどの強烈な雨に、ますますモルガナが情けない声を上げる。眼鏡レンズにばちりと雫がぶつかり視界がぼやける。拭っている間も惜しくて、走りながら眼鏡を外す。伊達メガネで良かった、外したほうが視界は良好だ。
4693「おい、やべえぞ!」
モルガナの焦り声と同時に地面を蹴る。もう迷っている暇はない。とりあえず雨から避けられる場所に入らなくては。次から次へと白亜紀の終わりを告げる流星群の如く大粒の雫が自分たちに襲い掛かる。周囲から悲鳴のような声が上がった。直接肌に当たるといっそ痛みさえ覚えそうなほどの強烈な雨に、ますますモルガナが情けない声を上げる。眼鏡レンズにばちりと雫がぶつかり視界がぼやける。拭っている間も惜しくて、走りながら眼鏡を外す。伊達メガネで良かった、外したほうが視界は良好だ。
kariya_h8
MOURNINGまるで子どもの初恋のような ルブランではこちらの様子もお構いなしに話しかけてくる。
洗い物をしているときだろうが、カレーの具材を炒めているときだろうが、慎重にサイフォンを扱っているときだろうが。こちらを気遣ったことなどあっただろうか。集中しているから黙っていてくれないか、と乞うたこともあったが首肯されることはなかった。ふと、では自分がいない間はどうしているのだろうか、まさか惣治郎の邪魔をしているのか。訊ねてみると、明智は静かに読書をするか何かしらの資料を眺めて携帯を弄っているということだから、自分の邪魔をするということもルブランに訪れる目的の一つになっているのかもしれない。傍迷惑な話だ。
彼と会話することが嫌いなわけではない。テレビ業界や、警察、その他流行りものなど、自分が知らない世界の話を聞けるのは楽しいし、仲間内では出来ない議論に花を咲かせるのは面白いものだ。彼が何度も自分と議論をしたがっていた理由が今になって分かる。そして何よりも、あの柔らかい声が耳朶に響くのは悪くはなかった。
4363洗い物をしているときだろうが、カレーの具材を炒めているときだろうが、慎重にサイフォンを扱っているときだろうが。こちらを気遣ったことなどあっただろうか。集中しているから黙っていてくれないか、と乞うたこともあったが首肯されることはなかった。ふと、では自分がいない間はどうしているのだろうか、まさか惣治郎の邪魔をしているのか。訊ねてみると、明智は静かに読書をするか何かしらの資料を眺めて携帯を弄っているということだから、自分の邪魔をするということもルブランに訪れる目的の一つになっているのかもしれない。傍迷惑な話だ。
彼と会話することが嫌いなわけではない。テレビ業界や、警察、その他流行りものなど、自分が知らない世界の話を聞けるのは楽しいし、仲間内では出来ない議論に花を咲かせるのは面白いものだ。彼が何度も自分と議論をしたがっていた理由が今になって分かる。そして何よりも、あの柔らかい声が耳朶に響くのは悪くはなかった。