あんちょ@supe3kaeshi
DONE仕事のため、夢ノ咲学院に見学にきた燐音がひいあいに被弾する話。ひいあいWebオンリーありがとうございました!
弟は楽しくしているようです 夢ノ咲学院の敷地内に入るため、天城燐音は守衛室の警備員に挨拶をし、事情を話して職員室へと通された。
部外者といっても、彼の弟がこの学校へ通っているため手続きさえすれば快く入れてもらえる。燐音は「保護者」か「見学」の腕章を選ぶように言われ、「保護者」のそれを選んで左腕につけた。
閉められている場所へ勝手に入るようなことが無ければ、自由に見学してよいとのことだったので、燐音は早速校舎へと向かう。今は授業中で、生徒たちはそれぞれの教室で授業を受けている。
二年生の教室に行くと、真剣な顔で教師の話を聞いている弟の姿があった。クラスメイト達の中には燐音の姿に気づく者もいた。双子のうち、ひとりは手を振ってくれて、もうひとりは露骨に目を逸らした。一彩の斜め後ろの席の真白友也が一彩に、兄が来ていると教えてくれたようで、一彩が笑顔でこちらに手を振ってきた。
4156部外者といっても、彼の弟がこの学校へ通っているため手続きさえすれば快く入れてもらえる。燐音は「保護者」か「見学」の腕章を選ぶように言われ、「保護者」のそれを選んで左腕につけた。
閉められている場所へ勝手に入るようなことが無ければ、自由に見学してよいとのことだったので、燐音は早速校舎へと向かう。今は授業中で、生徒たちはそれぞれの教室で授業を受けている。
二年生の教室に行くと、真剣な顔で教師の話を聞いている弟の姿があった。クラスメイト達の中には燐音の姿に気づく者もいた。双子のうち、ひとりは手を振ってくれて、もうひとりは露骨に目を逸らした。一彩の斜め後ろの席の真白友也が一彩に、兄が来ていると教えてくれたようで、一彩が笑顔でこちらに手を振ってきた。
あんちょ@supe3kaeshi
DONE眼鏡一彩×プリ5藍良。他の学校に通っている設定です。色々と細かいところは気にせずお楽しみいただければ幸いです。序盤はモブ視点です。後半に藍良のお母さんがちょっと出ます。
パスワードはWebオンリー会場からリットリンクを見てください!
放課後デートとまた明日 とある私立学校のとある教室から、まるで少女のようにかわいらしく、美しい少年が出てきた。彼の名前は白鳥藍良。大きな襟、大きなリボン、ゆったりとしたワイドパンツは柔らかなシルエットとウエストの細さを引き立てる。コツコツと上品な靴の音を立てて、白鳥藍良は階段へと向かう。自分も帰るところだったので、なんとなくその後ろ姿を目で追いながら一緒に昇降口まで来てしまった。
外に出ると、鳥の子色のショートヘアと制服の裾が風になびく。そして、どこか踊るように揺れる鞄。何もかも同じものを、自分も身に着けているはずなのに、彼が着ていると全く別のもののように感じる。少しだけ速足になるのを理由もなく追いかけた。
たまたま教室を出るタイミングが一緒だったからこれ幸いと後ろ姿を眺めていたが、帰り道は別方向なのでそろそろこの時間も終わりだ。
4413外に出ると、鳥の子色のショートヘアと制服の裾が風になびく。そして、どこか踊るように揺れる鞄。何もかも同じものを、自分も身に着けているはずなのに、彼が着ていると全く別のもののように感じる。少しだけ速足になるのを理由もなく追いかけた。
たまたま教室を出るタイミングが一緒だったからこれ幸いと後ろ姿を眺めていたが、帰り道は別方向なのでそろそろこの時間も終わりだ。
snow_hopes
PAST※藍良マヨイが女体化してます!巽マヨ沼に落ちたばかりで描いた初めての漫画です。メインストだけの知識で描いてます。ひいあいがくっつけば巽マヨもくっつくという法則に基づき描き切った漫画です。トーンとかわけ分からずに描いた漫画なのでご容赦を(笑)歴史だと思って晒します! 11
nekoko222_
DONEひいあいに連日当てられて、速攻で書きました。今回の花火大会の前日談的な感じです。
私には珍しく全年齢です🫶
花火「ES花火大会、とはなんだ?」
今は巽がマヨイに指導されている、束の間の休憩中。いつもの様に、子犬のような目をこちらに向けて聞いてくる。
「ここアンサンブルスクエア近くで行われる花火大会!長時間放映されるんだけど時々アイドルが出てきて、一緒に花火を見てくれるんだよォ」
「なるほど、そんなイベントがあったんだね。今、連絡が来たのだけど、今年は僕達もアイドルとして参加できるみたいだ!」
「ほんとォ!毎年見てた花火大会に出れるなんて夢みたいだよォ」
毎年恒例、ES花火大会。動画配信サイトで生中継され、同時視聴人数は数万人にもなる、大人気イベントだ。
藍良も例に漏れず毎年徹夜して、推しのアイドルを今か今かと待っていた。
3360今は巽がマヨイに指導されている、束の間の休憩中。いつもの様に、子犬のような目をこちらに向けて聞いてくる。
「ここアンサンブルスクエア近くで行われる花火大会!長時間放映されるんだけど時々アイドルが出てきて、一緒に花火を見てくれるんだよォ」
「なるほど、そんなイベントがあったんだね。今、連絡が来たのだけど、今年は僕達もアイドルとして参加できるみたいだ!」
「ほんとォ!毎年見てた花火大会に出れるなんて夢みたいだよォ」
毎年恒例、ES花火大会。動画配信サイトで生中継され、同時視聴人数は数万人にもなる、大人気イベントだ。
藍良も例に漏れず毎年徹夜して、推しのアイドルを今か今かと待っていた。
krm_enstar
PROGRESSひいあい表紙進捗下書き(目付き悪すぎない?)→
方向変更してみた(うーん)→
戻した 喧嘩に負けたんか?(藍良くんは喧嘩なんてできない)→
(何このあたかも初夜本のような…)(全年齢向けです) 4
あんちょ@supe3kaeshi
DONEひいあい夏Webオンリーの展示作品です!夏祭りにでかけるひいあい短編。読了目安:10分弱君と夏祭りに行った日 今日、お祭りがあると知った僕は、早速藍良に電話をかけた。今日の予定がもう入っていたら潔く諦めるつもりで、藍良を夏祭りに誘おうと思ったのだ。
僕たちは付き合い始めたばかりで、まだデートの経験も少ない。その経験を積む意味でも、藍良に楽しい思いをしてもらう意味でも、誘わない理由などない。部屋を訪ねる時間も、メッセージを打って返事を待つ時間も惜しく、僕は藍良に電話をかけた。
『もしもしィ、ヒロくん?』
「藍良、突然で申し訳ないのだけれど、今夜僕と夏祭りに行かない?」
僕は自室の自分のベッドの側で、何故か壁に向かって立ったまま電話をしていた。幸い部屋には誰もいないので妙な目で見られることは無いが、自分で自分を客観視すると、どうしたって妙な図だ。
3315僕たちは付き合い始めたばかりで、まだデートの経験も少ない。その経験を積む意味でも、藍良に楽しい思いをしてもらう意味でも、誘わない理由などない。部屋を訪ねる時間も、メッセージを打って返事を待つ時間も惜しく、僕は藍良に電話をかけた。
『もしもしィ、ヒロくん?』
「藍良、突然で申し訳ないのだけれど、今夜僕と夏祭りに行かない?」
僕は自室の自分のベッドの側で、何故か壁に向かって立ったまま電話をしていた。幸い部屋には誰もいないので妙な目で見られることは無いが、自分で自分を客観視すると、どうしたって妙な図だ。
あんちょ@supe3kaeshi
DONE故郷ネタひいあいWebオンリー用展示でした!イベントお疲れ様でした!一彩と藍良は同棲している設定です。ラブラブです。
彩るものと彩られるもの おれが帰宅すると、ヒロくんが大きな箱ふたつと一緒にリビングの中央を陣取っていた。ソファ用のテーブルはテレビ側にぴたりと寄せられ、ソファの上には沢山の布が積み上がっている。
「おかえり藍良。出迎えなくてごめん」
ヒロくんが立ち上がって律儀に抱きしめてきたので、おれはよしよしと頭を撫でてあげた。おかえりのハグも必須じゃないんだから、忙しい時はいいのに。
何をしているのかだいたい察しはついたけれど、何事かと聞いてみた。
「それはいいけど。その荷物どうしたのォ?」
「僕の故郷から送られてきた荷物だよ。またこんなに沢山」
どうやらふたつとも同じ場所から送られてきたものらしい。ひとつに入りきらなかったんだ。おれは自然と笑っていた。
5730「おかえり藍良。出迎えなくてごめん」
ヒロくんが立ち上がって律儀に抱きしめてきたので、おれはよしよしと頭を撫でてあげた。おかえりのハグも必須じゃないんだから、忙しい時はいいのに。
何をしているのかだいたい察しはついたけれど、何事かと聞いてみた。
「それはいいけど。その荷物どうしたのォ?」
「僕の故郷から送られてきた荷物だよ。またこんなに沢山」
どうやらふたつとも同じ場所から送られてきたものらしい。ひとつに入りきらなかったんだ。おれは自然と笑っていた。
kiki_lala_fairy
DONE故郷ひいあいWebオンリー故郷テーマのひいあいです
冬の喫茶店での会話
僕の居場所「ねェ、ヒロくんの生まれたところってどんなところなのォ?」
藍良が目の前におかれたホットココアを冷ましながら言う。ふと窓の外に目をやると、ちらほらと雪が降っている。寒くて赤い鼻と、ふーふーとカップに息を吹きかけるその姿を、僕の目はいつもよりも幼く映し出す。
「お待たせいたしました」
店員が僕の目の前に真っ白なティーカップをコトンとおく。ホットレモンティーからほのかに香るレモンとアールグレイが心地良い。
「僕の故郷?」
藍良が僕の故郷の話を聞きたがるなんて珍しい。いつも僕に対して蛮族だとか野蛮人だとかそういうことを言っているから、故郷のことはよく思っていないだろうし、そんなに興味がないのだろうと思っていたけれど。
2783藍良が目の前におかれたホットココアを冷ましながら言う。ふと窓の外に目をやると、ちらほらと雪が降っている。寒くて赤い鼻と、ふーふーとカップに息を吹きかけるその姿を、僕の目はいつもよりも幼く映し出す。
「お待たせいたしました」
店員が僕の目の前に真っ白なティーカップをコトンとおく。ホットレモンティーからほのかに香るレモンとアールグレイが心地良い。
「僕の故郷?」
藍良が僕の故郷の話を聞きたがるなんて珍しい。いつも僕に対して蛮族だとか野蛮人だとかそういうことを言っているから、故郷のことはよく思っていないだろうし、そんなに興味がないのだろうと思っていたけれど。
hiai_ng
DOODLEひいあいWebオンリー開催おめでとうございます!このイラストは、4/3ひいあいウェブオンリー白いハートを彩って!にて展示していたイラストになります❣️✨
サーバルちゃんのいる生活
サーバルちゃんとあまぎつねのあまいせいかつ
ひたすらイチャイチャもちもちしてる💓 2
hdk14A
DONEbrilliant days31新刊(一彩×藍良)ココットスフレパンケーキ
byテラコッタ
一彩目線、秋と冬の間のお話。
※ネタバレをたっぷり含みますので本編を読んでからお進み下さい。 3603
あんちょ@supe3kaeshi
DONE愛スタに出演した一彩のルートを遊ぶ藍良の話。故郷ひいあいドロライ週間お題【君主・馬術】で書きました。【ひいあい】ゲームの台詞 民衆が見守る中、天城一彩は馬上で精神を整えていた。ぴたりと動かない姿勢。風に揺れる羽織の裾だけが、時が進んでいることを教えてくれていた。自分は、固唾を飲む民衆の中のひとり。少しでも動けば、物音を立てれば、この場にいる全員の眉をひそめさせるのだろう。そう想像したら呼吸をするのさえ躊躇われた。
きらっと、彼の耳飾りが光った。遠くからでも分かる。彼の眼光は鋭い。パシっという乾いた手綱の音を合図に馬が走り出した。一頭の馬が走っているだけなのに地鳴りがするような迫力があった。その不安定な馬の上で、一彩が弓を構える。猛る馬とは対照的に、静かで美しい弓形に皆息を呑んだ。
音もなく放たれる矢。ヒュッと風を切る音と的が割れる音が高く響く。一彩の姿に見惚れていたら的中する瞬間を見逃していた。目の前を馬が通り過ぎる時、その大きさと迫力にはっとする。土埃の中、自分ははっきりと一彩の顔を見た。獲物を追いつめるような鋭い横顔を見たのはそれが初めてだったかもしれない。
3092きらっと、彼の耳飾りが光った。遠くからでも分かる。彼の眼光は鋭い。パシっという乾いた手綱の音を合図に馬が走り出した。一頭の馬が走っているだけなのに地鳴りがするような迫力があった。その不安定な馬の上で、一彩が弓を構える。猛る馬とは対照的に、静かで美しい弓形に皆息を呑んだ。
音もなく放たれる矢。ヒュッと風を切る音と的が割れる音が高く響く。一彩の姿に見惚れていたら的中する瞬間を見逃していた。目の前を馬が通り過ぎる時、その大きさと迫力にはっとする。土埃の中、自分ははっきりと一彩の顔を見た。獲物を追いつめるような鋭い横顔を見たのはそれが初めてだったかもしれない。
あんちょ@supe3kaeshi
DONEひなたくんが出ます。故郷ネタひいあいWebオンリー主催のドロライ週間 第1回お題【住処・習慣】でかきました。藍良がヒロくんとひなたくんとお泊り会する話「お風呂お先にもらいましたァ」
おれは髪を拭きながら考えた台詞を言いながら、脱衣所の扉を開ける。湿度の違う空気に肌が心地よく冷やされるのを感じた。居間のソファに座っていたヒロくんと、葵ひなた先輩が振り返る。ひなた先輩はヒロくんと目を合わせたあと、立ち上がった。
「じゃー次は俺の番ね~」
ひなた先輩が自分のベッドの側に行き、ごそごそと寝巻を取り出す。おれがどうしていいか分からないまま突っ立っていたら、ヒロくんが鏡台の椅子に座るよう促してきた。その手にはドライヤーを持っている。
「僕が藍良の髪を乾かしてあげるよ」
「ええー、ヒロくんにやってもらうとバサバサになるからやだァ」
前に星奏館の旧館でALKALOIDの四人で過ごしていた時、ヒロくんにドライヤーの使い方を教えるついでに乾かしてもらったことがあった。その時はもう髪の流れとかつむじの向きとか完全に無視して風を当てられたから、ひどいクセがついて苦労させられたのだ。
4980おれは髪を拭きながら考えた台詞を言いながら、脱衣所の扉を開ける。湿度の違う空気に肌が心地よく冷やされるのを感じた。居間のソファに座っていたヒロくんと、葵ひなた先輩が振り返る。ひなた先輩はヒロくんと目を合わせたあと、立ち上がった。
「じゃー次は俺の番ね~」
ひなた先輩が自分のベッドの側に行き、ごそごそと寝巻を取り出す。おれがどうしていいか分からないまま突っ立っていたら、ヒロくんが鏡台の椅子に座るよう促してきた。その手にはドライヤーを持っている。
「僕が藍良の髪を乾かしてあげるよ」
「ええー、ヒロくんにやってもらうとバサバサになるからやだァ」
前に星奏館の旧館でALKALOIDの四人で過ごしていた時、ヒロくんにドライヤーの使い方を教えるついでに乾かしてもらったことがあった。その時はもう髪の流れとかつむじの向きとか完全に無視して風を当てられたから、ひどいクセがついて苦労させられたのだ。