ex_manzyuu88
MENU9月22日発行 画像欄にあるワンドロと、十条要の病室に色んな人が来る話まとめ本(CP色の薄め書下ろし部分あり)□ 題名:そうして開いた瞳は綺麗な金糸雀色をしていた
□ 表紙込み200頁(本文193頁)
□ 書下ろし部分もありますが紙で欲しい人用
□ 会場頒布価格:1500円(予定) 11639
ex_manzyuu88
MOURNING巽要ワンドロにぜんぜん間に合わなかったので、ここで供養。(公園/休息)
なんか巽がキス魔。
ワンドロ間に合わなかったやつ 地平線が鮮やかなオレンジ色に染まり始めた帰り道。
ちょっと休んで行きましょう、という要の言葉で立ち寄った公園には2人以外に誰も居なかった。
喧騒から外れたそこは定番の子供用遊具が置かれているだけの小さなもので、遊具自体も所々ペンキが禿げて錆びた金属が露出している。
鉄棒、シーソー、砂場、ブランコ。そして、一つだけ建て替えでもあったのか、見るからに新しいアスレチックタイプの滑り台。
公園に立ち寄る事を提案した要は、巽の隣ではなく、その滑り台に登ってニコニコと楽しそうにしている。
渋々降りた外出許可は門限付きで、公園内を照らす夕陽が落ちる前には帰らなければならないから、彼の言葉は一緒に居られる時間を引き伸ばすための口実だと思ったのだが。
3056ちょっと休んで行きましょう、という要の言葉で立ち寄った公園には2人以外に誰も居なかった。
喧騒から外れたそこは定番の子供用遊具が置かれているだけの小さなもので、遊具自体も所々ペンキが禿げて錆びた金属が露出している。
鉄棒、シーソー、砂場、ブランコ。そして、一つだけ建て替えでもあったのか、見るからに新しいアスレチックタイプの滑り台。
公園に立ち寄る事を提案した要は、巽の隣ではなく、その滑り台に登ってニコニコと楽しそうにしている。
渋々降りた外出許可は門限付きで、公園内を照らす夕陽が落ちる前には帰らなければならないから、彼の言葉は一緒に居られる時間を引き伸ばすための口実だと思ったのだが。
ex_manzyuu88
DOODLE巽要ワンドロ。雨の日に病院に行く2人。
哀愛傘 その日の空は要の心情をバカにするかのように晴れ、ではなくまさかのぎゃん泣きだった。
ザァザァと煩い雨音に隣にいる巽の声も大して聞き取れないままに着いた病院は、それこそ魔王城のようにそびえ立っていて、雨に濡れるのと同じくらいには中に入るのが戸惑われる様相をしている。
ジリ、と足を止めた要は、なんとなく隣でケロリとしている巽を見た。
いつもサラサラでふわふわした裏葉色の髪はしっとりと落ち、穏やかな顔に薄く影を作っている。それが妙に大人っぽい雰囲気を醸し出していて一種の近寄り難さを感じるのに、互いに傘をさしているせいでその体温が普段より遠いのは、どうにも気に食わない。
ただでさえ雨と病院に気分は最悪なのに。要は、理不尽にもむぅ、と唇を尖らせた。
3069ザァザァと煩い雨音に隣にいる巽の声も大して聞き取れないままに着いた病院は、それこそ魔王城のようにそびえ立っていて、雨に濡れるのと同じくらいには中に入るのが戸惑われる様相をしている。
ジリ、と足を止めた要は、なんとなく隣でケロリとしている巽を見た。
いつもサラサラでふわふわした裏葉色の髪はしっとりと落ち、穏やかな顔に薄く影を作っている。それが妙に大人っぽい雰囲気を醸し出していて一種の近寄り難さを感じるのに、互いに傘をさしているせいでその体温が普段より遠いのは、どうにも気に食わない。
ただでさえ雨と病院に気分は最悪なのに。要は、理不尽にもむぅ、と唇を尖らせた。
ex_manzyuu88
DONE巽要ワンドロに出したものです。夢の中でお話する2人。
【巽要】なんて夢を見たㅤ目を覚ますと、そこは控え室のような場所だった。
ㅤ座った記憶のないソファから辺りを見渡せば、一面の大きな鏡に待ち時間に摘めるようスタッフが用意してくれたらしいお菓子の置かれたテーブル。
ㅤ自分たちは4人グループの筈なのに、対する椅子は2つだけ。しかも、一脚は既に人が座っている。
(────HiMERUさん?)
ㅤサラサラとした空色の髪は出会った頃のように記憶よりも少しだけ短い。見知らぬ衣装に身を包む体もどこが頼りなく見えて、巽は首を傾げてしまった。
ㅤ彼と共演の話などあっただろうか。記憶力には自信があるのに、何処を巡ってもそんな仕事を受けた覚えはない。
「HiMERUさん」
ㅤ悩んでいても仕方がない。
ㅤそう考えた巽は、取り敢えず目の前の人物に声を掛けた。
3154ㅤ座った記憶のないソファから辺りを見渡せば、一面の大きな鏡に待ち時間に摘めるようスタッフが用意してくれたらしいお菓子の置かれたテーブル。
ㅤ自分たちは4人グループの筈なのに、対する椅子は2つだけ。しかも、一脚は既に人が座っている。
(────HiMERUさん?)
ㅤサラサラとした空色の髪は出会った頃のように記憶よりも少しだけ短い。見知らぬ衣装に身を包む体もどこが頼りなく見えて、巽は首を傾げてしまった。
ㅤ彼と共演の話などあっただろうか。記憶力には自信があるのに、何処を巡ってもそんな仕事を受けた覚えはない。
「HiMERUさん」
ㅤ悩んでいても仕方がない。
ㅤそう考えた巽は、取り敢えず目の前の人物に声を掛けた。
まこつ
DONE君の存在証明(巽要HiMERU)webオンリー作品。革命から数年後、要くん元気時空。主にモノローグ。
在学中両片想いだった巽と要、二人の今。
タップで全文見れます。
ぼくらはスクランブル交差点の真ん中で都会の入り組んだ高速道路のような、縦横無尽に行き来することの出来るスクランブル交差点のような、そんな在り方だと思った。
交わっているのに交わっていなかった道が、ある時悪戯に交わって。またそれぞれの道を行き、時々交差点でまた出会う。
伸ばした手は重なっているのに届いていない。交わした言葉は交わしただけで満足して、ぽつりと冷たい地面に落ちる。
あの日輝かしく始まるはずだった、もう手に入らない舞台を懐かしく想う。
不思議ともう一度やり直せるなら、という感情は湧いてこない。
あの頃の思い出は、温かいのに触れていてもいつまでも手が温まらないような、そんな感覚。
体の芯を冷やした記憶が、ずっと残っていて。
——ああ、この感情を どう名付けようか。
3290交わっているのに交わっていなかった道が、ある時悪戯に交わって。またそれぞれの道を行き、時々交差点でまた出会う。
伸ばした手は重なっているのに届いていない。交わした言葉は交わしただけで満足して、ぽつりと冷たい地面に落ちる。
あの日輝かしく始まるはずだった、もう手に入らない舞台を懐かしく想う。
不思議ともう一度やり直せるなら、という感情は湧いてこない。
あの頃の思い出は、温かいのに触れていてもいつまでも手が温まらないような、そんな感覚。
体の芯を冷やした記憶が、ずっと残っていて。
——ああ、この感情を どう名付けようか。
MILK_StarBright
DONE巽要?要巽?ひめ巽も匂わせ?🥰ブロマンスチックな耽美な雰囲気を目指して、フリルブラウスとか逆光風にしてみた!最近のあんスタの流れに乗って脳内でオブリ2アニメ化ごっこが捗りますね…😎MILK_StarBright
DONEふたりぼっちと言うお題で描きました!わちゃわちゃ楽しげな巽要ちゃんと、パパ!!
アイビスペイントの漫画用のトーンが楽しくて沢山使ってみた...👍✨
真っ暗な森っぽい雰囲気が出せてるといいな!
漫画風に描くの楽しい😄
MILK_StarBright
DONEワンドロ向けに描いた巽+要+HiMERU♪「ろうそく」というお題でした。
HiMERUさん、年齢イジりごめんなさい!でも、とても気になるところですよね🥰
スマホで毎晩寝る前にチマチマと描いた!
MILK_StarBright
DONEゾンビランドになってしまった今年のESビル…😄要くんが何も知らずに遊びに来てしまい…?
要くん怖がりだから、泣いちゃいそうですね。
そんな要くんを助けに現れたカッコイイ巽先輩…✨
みたいなアニメのワンシーンを目指して描いた巽要♪
MILK_StarBright
DONE玲明追憶…。カタコンベで夜更かしする週末♪…なんて楽しい思い出があると良いな♪後の巽先輩の昇天ドライブを想うと、ジェンガ系も「Amen…☆」ってセリフでお茶目に攻めて盛り上げてくれそう~という妄想🥰
まこつ
DONE【巽要】玲明の事件後、要くんがだいぶ元気になった頃のお話。捏造ばかり。
HiMERUから要と引き合わされ、三人で過ごすことも多くなり、ある日ライブの鑑賞会をすることに。
再会後初めて二人きりになった巽と要のイチャイチャ話。
パスワード
18才以上ですか?(高校生不可)
(y/n) 10371
maia_parakuson
MAIKING悲恋の曲を聴いていた時に唐突に湧き上がってきたお話です。取り敢えず一区切り着いたので、お試しで上げてみた(๑>◡<๑)続くはずです(^◇^;)
※キャラの口調が迷子だったり、誤字脱字が多いと思いますが、優しい心で読んでください🙇♀️
勿忘草と黄色い水仙茹だるような暑さが鳴りを潜め、少しだけ涼しさを感じる夜の海。
並んで海を見つめる2人の青年の事を月明かりと波音が見守る中、水色の髪の青年が薄緑色の髪の青年の方を向いて口を開いた。
「……これでお終いです。貴方と過ごした日々、それなりに楽しかったですよ。」
水色の青年——HiMERUは、最後まで笑っていようと泣きそうなのを堪え、笑顔で目の前の青年に共に過ごせて楽しかったと伝えた。
「俺の方こそ……一時とはいえ、貴方と寄り添いながら過ごせて……とても幸せでした。」
薄緑色の青年——風早巽は、そんな青年の精一杯の笑顔に応える様に優しく笑って、共に過ごせて幸せだったと伝えた。
少しの間見つめ合っていた2人は、どちらから共なく口づけを交わした。
4205並んで海を見つめる2人の青年の事を月明かりと波音が見守る中、水色の髪の青年が薄緑色の髪の青年の方を向いて口を開いた。
「……これでお終いです。貴方と過ごした日々、それなりに楽しかったですよ。」
水色の青年——HiMERUは、最後まで笑っていようと泣きそうなのを堪え、笑顔で目の前の青年に共に過ごせて楽しかったと伝えた。
「俺の方こそ……一時とはいえ、貴方と寄り添いながら過ごせて……とても幸せでした。」
薄緑色の青年——風早巽は、そんな青年の精一杯の笑顔に応える様に優しく笑って、共に過ごせて幸せだったと伝えた。
少しの間見つめ合っていた2人は、どちらから共なく口づけを交わした。
su2vu
DONE巽要 (巽俺 ≠Hi / =■■)⚠️ Hi←俺
⚠️ 巽←Hi
⚠️ 俺×ババア
⚠️ 過去捏造
神様のいうとおり「穢れる」のは俺だけでよかった。だから、俺は「俺」でいさえすればよかった。ステージの上で浴びるライトの光も、全身で受けとめたありあまるほどの声援も、すべては「HiMERU」のものだった。だから俺は汚れても平気だった。
砂漠のような皮膚に、そっと舌を這わせる。たったそれだけの行為で、女の睫毛は震えた。表面を濡らした唾液は、いつの間にか消えてしまう。春の夜はまだ少し肌寒く、おめでたい俺の頭はもう既にぼんやりとして、ああきっと部屋が乾燥しているせいだ、と安直に結論づけたりした。何を喋って、どんなことをしたのか。靄がかかったみたいに曖昧で、記憶にない。気がついたら朝を迎えていて、俺は裸のまま白いシーツにくるまっている。体液が零れた跡を見て、夢ではなかったことにひどく安堵した。あの行為が夢だったのなら、俺はもう一度、あの悪夢に耐えなければならないということなのだから。せめて夢の中でくらい汚れずにいられたらと願わないわけではないが、それも「HiMERU」のためならば瑣末なことだった。
4785砂漠のような皮膚に、そっと舌を這わせる。たったそれだけの行為で、女の睫毛は震えた。表面を濡らした唾液は、いつの間にか消えてしまう。春の夜はまだ少し肌寒く、おめでたい俺の頭はもう既にぼんやりとして、ああきっと部屋が乾燥しているせいだ、と安直に結論づけたりした。何を喋って、どんなことをしたのか。靄がかかったみたいに曖昧で、記憶にない。気がついたら朝を迎えていて、俺は裸のまま白いシーツにくるまっている。体液が零れた跡を見て、夢ではなかったことにひどく安堵した。あの行為が夢だったのなら、俺はもう一度、あの悪夢に耐えなければならないということなのだから。せめて夢の中でくらい汚れずにいられたらと願わないわけではないが、それも「HiMERU」のためならば瑣末なことだった。