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    ちはや

    DONEデデさんのクル監ウェディングポストがぶっ刺さりすぎて、許可をいただき書きたいとこだけ書きました。
    デフォルト名ユウを使用しています。
    特に何も考えていませんので何でも許せる方向けです。
    デデさんのポストはこちら(ツリーに繋げた部分も最高です)
    https://x.com/dede_twst/status/1891360335145111893

    タイトルはスマブラの発音でお読みください⚗️🌸
    大乱闘クル監ウェディング(一体なんでこんなことになった!? ただのファーストミートだろう!?)
     ウェディングドレスを身に着けた愛しい仔犬の姿を見て喜ぶだけだったはずなのに。
     ほんの十五分前まではこうなる事なんて、クルーウェルは予想だにしていなかった。
     ファーストミートを中庭にて、参列者の前で行う。それだけのことだったはずだ。
     中庭の井戸のところにて控室に繋がる一階の外廊下に背を向け、この後の式でユウが持つブライダルブーケを手にクルーウェルは一人新婦を待っていた。やがて参列者が来た気配がし、いよいよかと期待に胸を膨らませる。ドレスのデザインはクルーウェルが自ら行った。なんならそのまま全部自分で完璧に仕立てたかったのだが、普段の教員としての仕事に結婚式の準備に、とやらなければならないことは山積みで、断腸の思いで一番信頼している以前世話になった服飾メーカーのボスに仕立てを依頼した。最後の最後まで自分で作ると主張してはいたのだが、ユウの「それだとファーストミートの感動が減っちゃうね」という一言であっけなく折れたのだ。
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    umi_twst_D

    DOODLEどむさぶのクル監、進捗

    1900文字ぐらい
     デイヴィス・クルーウェルには悩みがある。
     そう口にすれば、憎たらしい学園長が厭味を放つので、絶対に口にしないと就職前、学生の頃から決めている。付き合いが長いとそんなものだ。
     そんな学園長はさておき、クルーウェルは今日も今日とて悩んでいる。まあ簡単に言えば、可愛い仔犬が懐かない点である。
     嫌われていないのは確かだが、懐いてもいない。良くも悪くも普通、と見て分かる。こっちは本気で好きなのに、愛が一方通行なのは悩ましい話だった。
     と、唯一『頓珍漢』なことも『厭味』も言わない上に、同僚ではあるが立場が違う人物、サムに言えば、充分懐いていると思うと返された。 違う。尊敬しているのは嬉しいが、他の教員と同じなのは悲しい。

     「いや、クルーウェル先生、欲が強すぎないかい?」
     「上を目指さなくてどうする」
     「方向性がなー」

     そんな話をしていると、客が近寄ったらしく、クルーウェルは急いで隠れた。別にクルーウェルがいたとしても問題はないのだが、生徒たちに嫌そうな顔をされるのは避けたい。
     まあ、それにクルーウェルも学生の頃、プライベートに教師に会うのは嫌だったので気持ちは分かる。

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    ちえさん

    DONEクル監
    夢小説鉄板記憶喪失ネタ
    #ツイステプラス
    #クル監
    『先生、心理戦はお得意ですか?』

    大鍋をかき混ぜながら言う彼女は、魔法が使えないにもかかわらず、群を抜いて魔法薬学の才能に秀でていた。その才能に感心して、自分の監督の下であれば空き時間に自由に魔法薬の調合をしていい、と許可したのはつい先日のこと。

    『心理戦?』

    パタン、と読んでいた本を閉じて大鍋に歩み寄って中身を覗き込み、ほう、と感心する。鍋の中は綺麗な水色に染まっていて、香り高いブランデーのような香りが漂っている。その色と香りは、難易度の高い魔法薬の調合が見事に成功していることを示していた。

    『そう、心理戦です。得意そうですよね、ポーカーとか。』

    『さぁな。』

    ふっ、と微笑んで、もう一度鍋を覗き込み、おや?と今度は首を傾げた。先ほどまで水色に染まっていた薬は、微かに紫色に変色していた。

    『…残念だったな仔犬、今回の調合は失敗だ。
    香りは変わらないから、ほぼ成功と言えるが。』

    『うーん、残念。』

    そう言う割には彼女はあまり残念そうではなく、スンスン、とまるで犬のように香りを嗅ぐ。提出用の試験管にそれを入れて、教室の薄暗い灯りにかざした。

    『これはこれで、綺麗な色です 8067