リピン
DONEちょっと疲れたネロと寄り添うファウストの特に何も起こらない日常の小話20250222こげこげのパンとふわふわのねこ
Webオンリーの展示作品でした。
タイトルが可愛くて、お題として書かせていただきました。
ネファで申し込んでいましたがほぼネ+ファかファネかもみたいな感じになりました。
勢いで書いたのでおかしいところはご容赦ください
ふわふわに触れてやっと静かになった。
今朝の食堂は騒がしい気配がして、ファウストは巻き込まれまいと手短に食事を済ませた後早々に部屋に引き上げていた。
任務に行く者、私用で出掛けると言っていた者が出発し、今の魔法舎にはほとんど人がいない。
ファウストも今日は午後からネロと買い物に行くことにしていたが、朝食のときはたいそう忙しそうで、ほぼ会話なく過ごすしかなかったのが少々心残りだった。
予定していた時間にはまだ余裕あるが、様子を伺いにキッチンを覗いてみた。
しかしそこに人の気配はなく、開けたままになっている窓から流れてくる乾いた空気には焦げ臭さが混じっていた。
食堂も、片付けた形跡はあるがなんとなくいつものすっきりとした感じはなく少し乱雑に食器や椅子が置かれていた。
2749今朝の食堂は騒がしい気配がして、ファウストは巻き込まれまいと手短に食事を済ませた後早々に部屋に引き上げていた。
任務に行く者、私用で出掛けると言っていた者が出発し、今の魔法舎にはほとんど人がいない。
ファウストも今日は午後からネロと買い物に行くことにしていたが、朝食のときはたいそう忙しそうで、ほぼ会話なく過ごすしかなかったのが少々心残りだった。
予定していた時間にはまだ余裕あるが、様子を伺いにキッチンを覗いてみた。
しかしそこに人の気配はなく、開けたままになっている窓から流れてくる乾いた空気には焦げ臭さが混じっていた。
食堂も、片付けた形跡はあるがなんとなくいつものすっきりとした感じはなく少し乱雑に食器や椅子が置かれていた。
sujikonigiri_11
DONE『擽ったい距離』12頁2023.03.26開催
ファウネロwebオンリー「不器用なぬくもりを紡いで4」の展示作品でした。
素敵なイベントをありがとうございました! 12
azurem00n
MOURNING夏のファウネロいくら魔法使いは魔法で体感温度の調節ができるといったって、夏の日射しはきついものがある。普段よりも喉の渇きが早い気がして、キッチンからもらってきた飲み物もすでに底をついていた。
魔法を使ってコップを満たすことも考えたけれど、この時間にはまだネロがキッチンに居るだろうと、ファウストは部屋を出た。
しっかりと昼食も摂ったというのに、ネロの顔を思い出してしまうとどうにも小腹が空いたように感じるのは、しっかりと餌付けされてしまっている証拠のようで、少しばかり気恥ずかしい。
けれど、あの男はなによりもそれを嬉しそうにするのだから、悪くはないな、とも思う。
ファウストが、何かを作って、とねだった時のネロの顔は、こどものように無邪気なようでいて、こちらを甘やかそうとする年上の余裕も含んでいる。
1623魔法を使ってコップを満たすことも考えたけれど、この時間にはまだネロがキッチンに居るだろうと、ファウストは部屋を出た。
しっかりと昼食も摂ったというのに、ネロの顔を思い出してしまうとどうにも小腹が空いたように感じるのは、しっかりと餌付けされてしまっている証拠のようで、少しばかり気恥ずかしい。
けれど、あの男はなによりもそれを嬉しそうにするのだから、悪くはないな、とも思う。
ファウストが、何かを作って、とねだった時のネロの顔は、こどものように無邪気なようでいて、こちらを甘やかそうとする年上の余裕も含んでいる。
azurem00n
DONE「不器用なぬくもりを紡いで」3展示フォ学のファネ未満がのんびりごはんしてるだけ
どろりとまとわりつくような暑さが苦々しくて目が覚める。扇風機での送風なんてまったく気休めにもなりはしない。ベタつく肌に二度寝する気にもなれなくてネロは体を起こした。
立てた片膝に頬を預けて、覚醒と微睡を行ったり来たりしながら、ふと、昼日中の光景が頭をよぎった。
ちいさな口にそっと迎えられる氷のかけら。どこか目の眩むような既視感。
だけど――いいな、と思った。あんなふうに、食べられたい。そうやって、あんな綺麗なだけのかけらよりよっぽど自分の方が、あの人の血肉になれるのになぁ、なんて。
そんな馬鹿な夢を見た。
「おいこら、ネロ。勉強しにきたんだろう」
「いや〜机、気持ちよくて」
冷房で冷やされた図書室の机は、炎天下で火照った頬に気持ちよくて、まだ朝には早い時間から目が覚めたのもあって、うっかりそのまま微睡んでしまったようだった。
2498立てた片膝に頬を預けて、覚醒と微睡を行ったり来たりしながら、ふと、昼日中の光景が頭をよぎった。
ちいさな口にそっと迎えられる氷のかけら。どこか目の眩むような既視感。
だけど――いいな、と思った。あんなふうに、食べられたい。そうやって、あんな綺麗なだけのかけらよりよっぽど自分の方が、あの人の血肉になれるのになぁ、なんて。
そんな馬鹿な夢を見た。
「おいこら、ネロ。勉強しにきたんだろう」
「いや〜机、気持ちよくて」
冷房で冷やされた図書室の机は、炎天下で火照った頬に気持ちよくて、まだ朝には早い時間から目が覚めたのもあって、うっかりそのまま微睡んでしまったようだった。
tsu_brnr
DONE年齢差逆転あり、なんでも許せる方向けの現パロ。受けが可哀想なところを攻めが救う話が好きなので、そういう感じです。後日pixivに掲載+続きを連載形式で公開予定。設定
ファウスト(21)
大学4年生。大学院進学が決まっていて、現在は卒論準備に日々身を削っている。アルバイトとしてヒースとシノの家庭教師をしている。
ネロ(6)
訳ありっぽい雰囲気の子ども。深夜のコンビニの前でファウストと出会う。 4518
@ra_inst
DONEにょたゆりファウネロです。ファウスト♀×ネロ♀
女体化注意⚠️
夏の誘惑 蝉の鳴き声が鬱陶しく汗が額にまとわりつく。遠くの景色ががぐわんぐわんと歪み、足取りが重くなる。耐えきれずハンディタイプの扇風機を取り出した。しかし、こんな暑さではなんの足しにもならないかもしれないと、取り出しながらファウストは思った。
隣で歩いてるネロがこちらを向いて
「あっ! それ今流行ってるんだよね! いいなーファウスト。 」
と羨ましそうに言った。
「叔母がくれたんだ。暑いだろうと言って」
「私もやってみていい?」
キラキラした笑顔を浮かべながらネロはこちらを見ている。きっちりと制服を着ているファウストとは対照的にネロは制服の襟のボタンを二つほど開けていて、決して細すぎず白い太ももが見えるほどにスカートも短い。そして、滴り落ちる汗が首元をつたうのが見える。その水滴が彼女の色っぽさを増し、ファウストはドキッとしてしまう。恋人としては心配になってしまうほど彼女は魅力的なのに本人は無自覚なのだ。
1285隣で歩いてるネロがこちらを向いて
「あっ! それ今流行ってるんだよね! いいなーファウスト。 」
と羨ましそうに言った。
「叔母がくれたんだ。暑いだろうと言って」
「私もやってみていい?」
キラキラした笑顔を浮かべながらネロはこちらを見ている。きっちりと制服を着ているファウストとは対照的にネロは制服の襟のボタンを二つほど開けていて、決して細すぎず白い太ももが見えるほどにスカートも短い。そして、滴り落ちる汗が首元をつたうのが見える。その水滴が彼女の色っぽさを増し、ファウストはドキッとしてしまう。恋人としては心配になってしまうほど彼女は魅力的なのに本人は無自覚なのだ。
3_kana_7mic
DONEいていな開催、本当におめでとうございます!現パロのネファネです。
至らないところ多くて恐縮ですが、雰囲気だけでも楽しんでいただけたらうれしいです。
同じ内容で本を作る予定なので、もしご興味あればよろしくお願いします。 22313
okome_ou
PROGRESSいていな展示!7月赤ブーオンリーで頒布予定本の準備号、左右不定かつカプ有無不定のファウストとネロです。
部数の参考にするためアンケートにご協力いただけると助かりますhttps://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfeQ7zstJHK4OFb181FsI8E5cVGN5bVoos3KR7EW7hfzrqF0Q/viewform
よろしくお願いします! 27
okome_ou
DOODLEらくがき詰め合わせ1多分2年前くらいからの……下に行くほど新しめです
ファウストとネロが多めですがカプっぽかったりカプっぽくなかったり、東わちゃわちゃだったりなんでも詰めです 58
okome_ou
PROGRESS7月発行予定でいていなで準備号展示予定のファウストとネロの漫画の導入のところです。(※魔法舎生活解散数年後設定、厄災は毎年来るよ設定)よかったら見てください!応援してくださるとモチベ上がります!
いていな展示用に長めに公開してるほうです。よかったら→ https://poipiku.com/399468/6823354.html 9
azurem00n
TRAINING【ファウネロ】眠るまでは猫の日勢いで書いたグルーミングしてるファネ
うちの先生はネをでっかいにゃんこだと思ってる節がある
「せーんーせー」
「なぁ、って」
聞いてる?なんて見ればわかることを改めて聞いてみたところで答えはない。ネロの声には耳を貸さず、けれど上機嫌な気配はしている。
つまり、ファウストはめちゃくちゃ酔っている。
なんでこうなった。
晩酌の誘いを受けた。それはいい。
ネロは自分の部屋でつまみを作って準備していた。
そこに酒瓶を抱いたファウストがやってくる。
うん、それもいつもどおり。
最近はすっかりベッドを椅子に飲むことが増えた。テーブルの代わりに小さなトレイを間に挟んで、以前よりも緩んだ距離が落ち着くようになっていた。
まぁ、なんだ、ベッドだと酔っぱらってそういう気分になったときにももつれ込みやすいっていうのもいい。
だから珍しく酔いが回るのが早くて上機嫌だったファウストが、肩に手を回してきたから今日はそういう日かなと思えば――ファウストに膝枕された状態でグルーミングよろしく頭を撫でられ続けている。
1441「なぁ、って」
聞いてる?なんて見ればわかることを改めて聞いてみたところで答えはない。ネロの声には耳を貸さず、けれど上機嫌な気配はしている。
つまり、ファウストはめちゃくちゃ酔っている。
なんでこうなった。
晩酌の誘いを受けた。それはいい。
ネロは自分の部屋でつまみを作って準備していた。
そこに酒瓶を抱いたファウストがやってくる。
うん、それもいつもどおり。
最近はすっかりベッドを椅子に飲むことが増えた。テーブルの代わりに小さなトレイを間に挟んで、以前よりも緩んだ距離が落ち着くようになっていた。
まぁ、なんだ、ベッドだと酔っぱらってそういう気分になったときにももつれ込みやすいっていうのもいい。
だから珍しく酔いが回るのが早くて上機嫌だったファウストが、肩に手を回してきたから今日はそういう日かなと思えば――ファウストに膝枕された状態でグルーミングよろしく頭を撫でられ続けている。
azurem00n
DONE東ドロライのお題「悪いこと」をファウネロでお借りしました。ネを泣かせたいファの話。前に上げた話↓と軸は繋がってますけど単品でもいけます。https://poipiku.com/715549/5119178.html 3
ykmmserori
DONE10月10日ファウネロWebオンリー「不器用なぬくもりを紡いで」
にて掲載させていただいたものです。
200年間厄災の前後の夜に騒ぐ肌を慰め合っていたファウネロのお話。
R-18となりますので、高校生以下の方は御遠慮ください。
パスワードは18↑? y/n 9202
Yuama23
DONEファウネロワンライ(第11回)お題:ラッキースケベ
全然エロくはないんですが、一応お風呂での出来事で二人とも脱いでるのでワンクッション入れます。あと二人は恋人同士です。魔法舎のお風呂事情を捏造していますのでご注意ください! 2118
Yuama23
DONEファウネロ。東オンリーでネップリ登録していた短編です。距離 それは、お互いへの好意や信頼が募り、関係性がゆるやかに形を変え始めたときのこと。ネロの部屋でのいつも通りの晩酌中、グラスが数杯空になった頃合。常ならば眠気が来る前に部屋に戻るファウストが、今日は珍しくうとうとと船を漕いでいた。
眠そうに目を擦ったファウストが、恐らく無意識だろう、ツマミの乗っていた皿を押し退けてテーブルにスペースを作る。そこに両腕を置いて頭を乗せて、しばらくもぞもぞと位置を調整して。やがて満足気にふんと小さく鼻を鳴らして、そのまますうすうと寝息を立てて眠り始めた。
「……お疲れ様、ファウスト」
今日は依頼された異変解決のため、朝からあちこちを駆けずり回っていた。
向かった先は東の国だったが、異変に関わっていた呪いを沈めるために必要な媒介が、西の国でしか流通していないものだった。だから東の国から中央を通って西の国まで箒を飛ばして、さらに西の中心街にある賑やかな通りの出店を端から端まで覗く羽目になっている。それからまた東に戻って解呪を行ったのだから、異変の性質上主軸となったファウストは疲れて当然といえる。
1906眠そうに目を擦ったファウストが、恐らく無意識だろう、ツマミの乗っていた皿を押し退けてテーブルにスペースを作る。そこに両腕を置いて頭を乗せて、しばらくもぞもぞと位置を調整して。やがて満足気にふんと小さく鼻を鳴らして、そのまますうすうと寝息を立てて眠り始めた。
「……お疲れ様、ファウスト」
今日は依頼された異変解決のため、朝からあちこちを駆けずり回っていた。
向かった先は東の国だったが、異変に関わっていた呪いを沈めるために必要な媒介が、西の国でしか流通していないものだった。だから東の国から中央を通って西の国まで箒を飛ばして、さらに西の中心街にある賑やかな通りの出店を端から端まで覗く羽目になっている。それからまた東に戻って解呪を行ったのだから、異変の性質上主軸となったファウストは疲れて当然といえる。