りこぴ
REHABILI忠暦未満/🐍の誕生日に書いてまんぞくしてたものをサルベージしてきました。季節感終わってるけど今年の11月ずっと暑かったからゆるしてほしい雨の残り香自宅とは違う洗濯物の匂いにつつまれて、暦はかすかな胸の高まりを感じた。
それは決して性的な興奮の類ではなく、菊池の自宅に通され風呂まで借りて、そして普段菊池が使用しているであろう、グレーのスウェットを自身が着用しているという非日常のせいである。壁を数枚隔てた先から聞こえるシャワーの音が腹の下を撫でるように刺激するのを、暦は必死に自身への言い訳でかき消した。
Dopesketchからの帰り道、通り雨に降られ下着まで濡れてしまった暦の近くを偶然菊池の車が通りがかり、促されるまま車内に乗り込んだのだった。
ずぶ濡れの暦を車内に招き入れることで助手席が濡れることを気にするでも、暦の様子を気遣うでもなく、菊池は左手の時計を一瞥すると「遅いな」と呟いた。
4224それは決して性的な興奮の類ではなく、菊池の自宅に通され風呂まで借りて、そして普段菊池が使用しているであろう、グレーのスウェットを自身が着用しているという非日常のせいである。壁を数枚隔てた先から聞こえるシャワーの音が腹の下を撫でるように刺激するのを、暦は必死に自身への言い訳でかき消した。
Dopesketchからの帰り道、通り雨に降られ下着まで濡れてしまった暦の近くを偶然菊池の車が通りがかり、促されるまま車内に乗り込んだのだった。
ずぶ濡れの暦を車内に招き入れることで助手席が濡れることを気にするでも、暦の様子を気遣うでもなく、菊池は左手の時計を一瞥すると「遅いな」と呟いた。
みすみ
DONE🎋の日の🐍🌺。大遅刻ですが、まだ7月なのでギリギリセーフとさせてください☺️💦
書かずとも(忠暦) 今から会えないだろうか。そんなメッセージを受信したのは、夕食を食べ終えて自室に戻ってきたタイミングだった。
会う時は必ず前日までに予定を確認してくる律儀な恋人にしては珍しい突然の誘いに、首を傾げながらも大丈夫だと返信するとすぐに反応が返ってきた。
ここで待っていると自宅から一番近い公園を指定されて、ますます珍しいと思う。
こんな時間に一体なにがあったのだろうと思いながらも、部屋に置いてあるスニーカーとボードを手に窓からいつも通り抜け出すと、こっそりと公園に向かった。
「——急にすまなかった」
「全然だいじょーぶ」
ベンチと小さな遊具があるだけの小さな公園に入ってすぐ、奥のベンチに座っている忠を見つけて駆け寄る。
2299会う時は必ず前日までに予定を確認してくる律儀な恋人にしては珍しい突然の誘いに、首を傾げながらも大丈夫だと返信するとすぐに反応が返ってきた。
ここで待っていると自宅から一番近い公園を指定されて、ますます珍しいと思う。
こんな時間に一体なにがあったのだろうと思いながらも、部屋に置いてあるスニーカーとボードを手に窓からいつも通り抜け出すと、こっそりと公園に向かった。
「——急にすまなかった」
「全然だいじょーぶ」
ベンチと小さな遊具があるだけの小さな公園に入ってすぐ、奥のベンチに座っている忠を見つけて駆け寄る。
UncannyViolet
DOODLESome TadaReki concept sketches I might use for a fandom event. Definitely liking the second sketch a lot more atm since there's more direction there XDPassword: TadaReki in 4 letters. Answer in tags 2
UncannyViolet
MEMO"Wouldn't it be funny if there was some kind of funny yokai-yakuza/mafia AU for TadaReki?" And here we are lolAlso on ao3: https://archiveofourown.org/works/43655523
Collateral Bride - Drabble 1 This can't be happening...This can't be happening...This can't be happening...This can't be happening...This can't be happening…This can't be happening…This can't be happening…
“THIS CANNOT BE HAPPENING WHAT DO YOU MEAN I'M COLLATERAL FOR THIS LOAN” asked Reki as he stared at the figure in front of him with his hands in the air. It may have been an understatement to say he was confused, but this situation cannot get any more strange.
2792“THIS CANNOT BE HAPPENING WHAT DO YOU MEAN I'M COLLATERAL FOR THIS LOAN” asked Reki as he stared at the figure in front of him with his hands in the air. It may have been an understatement to say he was confused, but this situation cannot get any more strange.
UncannyViolet
DONEFull illustration for @poly_sk8 (Twitter) #FourWheelsBang 🌹🐍❄️🌺 eventStory by @namariebeleghir
(⚠️NSFW): https://archiveofourown.org/works/43515580
みすみ
DONEすっかり遅刻してしまいましたが、忠さんお誕生日おめでとうございます!の忠暦です。そこはかとなく初々しい感じになりました☺️
欲しくて仕方のないもの 『明日、ちょっとでいーんだけど会えない?』
そんな連絡が入ったのは、クレイジーロックに関する保守作業を終え、そろそろ休もうかとしていたタイミングだった。
スケジュール帳を見て、夜であればまとまった時間が空けられる事を確認し、簡潔に返信を送る。
業務連絡の如き簡潔さに、我ながらもう少し言葉を添えるべきだったかと悩むが、それよりも気が急いてしまったのだと思うと、年上の癖に余裕が無いなと苦いものを噛み締めてしまう。
宛先である少年から明確に日程の希望がくるのは、珍しい。大体はどちらかが空いてる日をいくつかあげて、その中で都合のつく日をどちらかが返信するのがいつもの流れだ。
それは、学生と社会人であるお互いの生活リズムや環境が合わなかった為に出来上がった流れであり、何かと多忙な忠に合わせて少年が気を遣った結果でもあるので、忠が少しばかり負い目に感じている部分でもある。
7467そんな連絡が入ったのは、クレイジーロックに関する保守作業を終え、そろそろ休もうかとしていたタイミングだった。
スケジュール帳を見て、夜であればまとまった時間が空けられる事を確認し、簡潔に返信を送る。
業務連絡の如き簡潔さに、我ながらもう少し言葉を添えるべきだったかと悩むが、それよりも気が急いてしまったのだと思うと、年上の癖に余裕が無いなと苦いものを噛み締めてしまう。
宛先である少年から明確に日程の希望がくるのは、珍しい。大体はどちらかが空いてる日をいくつかあげて、その中で都合のつく日をどちらかが返信するのがいつもの流れだ。
それは、学生と社会人であるお互いの生活リズムや環境が合わなかった為に出来上がった流れであり、何かと多忙な忠に合わせて少年が気を遣った結果でもあるので、忠が少しばかり負い目に感じている部分でもある。
みすみ
DONE忠暦(未満)定食屋の看板息子🌺くんと、元・企業戦士(社畜)の🐍さん(続き)
乾いた心に、愛情いっぱい・2*沖縄そば*
日陰になっているビルの出入り口から外へ出ると、昼の日差しの眩しさに思わず目を細めた。じわりと感じる暑さに思わずため息を吐きながら、忠は足を踏み出す。
所定の休日出勤を終え、まだ日の高いうちに帰路につきながら、忠はほんの数ヶ月前の自分を思い返す。
所謂真っ黒な企業に勤め、過労死ラインを踏み越えながらも必死に働いていた頃が、もはや懐かしい。
本日は昼で終業したので、街にはこれからランチや買い物に繰り出そうとする家族連れやカップルが多く見られる。平日とは種類の違う喧騒に早くも疲労を感じながら、さてどうしたものかと考える。
休日に率先して出歩くタイプでは無いが、このまま帰宅しても昼ごはんは精々コンビニ弁当だ。折角外に出ているのなら、外食して帰るのも良いかもしれない。昼食の事を考え始めた途端に空腹を感じ始めて、我が事ながら現金なものだと苦笑した。
6250日陰になっているビルの出入り口から外へ出ると、昼の日差しの眩しさに思わず目を細めた。じわりと感じる暑さに思わずため息を吐きながら、忠は足を踏み出す。
所定の休日出勤を終え、まだ日の高いうちに帰路につきながら、忠はほんの数ヶ月前の自分を思い返す。
所謂真っ黒な企業に勤め、過労死ラインを踏み越えながらも必死に働いていた頃が、もはや懐かしい。
本日は昼で終業したので、街にはこれからランチや買い物に繰り出そうとする家族連れやカップルが多く見られる。平日とは種類の違う喧騒に早くも疲労を感じながら、さてどうしたものかと考える。
休日に率先して出歩くタイプでは無いが、このまま帰宅しても昼ごはんは精々コンビニ弁当だ。折角外に出ているのなら、外食して帰るのも良いかもしれない。昼食の事を考え始めた途端に空腹を感じ始めて、我が事ながら現金なものだと苦笑した。
コナギ
MOURNING忠暦の新刊「衝突と書いてキスと読む」を購入していただいた方全員にお付けする予定だったのに準備が間に合わなかった無配のSSです。ストーリーを補完するようなお話になっております。たいしたネタバレにはなっていませんが一応ワンクッション。
改めて、購入してくださった方、本当にありがとうございました! 3
みすみ
CAN’T MAKE忠暦(未満)※定食屋の看板息子🌺くんと、限界を迎えた企業戦士(社畜)の🐍さんパロ
乾いた心に、愛情いっぱい がらり、温かさを感じる灯りの漏れる横開きのガラス戸を開くと、ふわりと食欲をそそる匂いが忠の鼻腔を擽った。
「いらっしゃいませー」
出迎えた明るい声に小さく会釈を返すと、勝手知ったるとばかりに空いた席に座る。あまり広くはない店内の、一番端のテーブル席。向かいの椅子に書類とPCで厚みを増した鞄を置くと、壁側の椅子に座る。特にこだわりがあるつもりはないが、空いている時はいつもこの席に座る。なんとなく、落ち着くのだ。
「ご注文は?」
人懐こい笑顔を浮かべた少年が、水の入ったコップとおしぼりを手に聞いてくるのを見て、空腹を感じながら口を開いた。
「……いつもので」
******
元々、捌いても捌き切れない量の仕事を、過労死ラインを越えるのも気にせずに必死にこなしていた真っ黒な勤め先で、労働改革という余計なお世話でしかないキャンペーンが突然開始された結果、指定された退社時間まで粘っても終わらない仕事を持ち帰り、帰宅してもひたすら仕事をする日々が始まった。
6918「いらっしゃいませー」
出迎えた明るい声に小さく会釈を返すと、勝手知ったるとばかりに空いた席に座る。あまり広くはない店内の、一番端のテーブル席。向かいの椅子に書類とPCで厚みを増した鞄を置くと、壁側の椅子に座る。特にこだわりがあるつもりはないが、空いている時はいつもこの席に座る。なんとなく、落ち着くのだ。
「ご注文は?」
人懐こい笑顔を浮かべた少年が、水の入ったコップとおしぼりを手に聞いてくるのを見て、空腹を感じながら口を開いた。
「……いつもので」
******
元々、捌いても捌き切れない量の仕事を、過労死ラインを越えるのも気にせずに必死にこなしていた真っ黒な勤め先で、労働改革という余計なお世話でしかないキャンペーンが突然開始された結果、指定された退社時間まで粘っても終わらない仕事を持ち帰り、帰宅してもひたすら仕事をする日々が始まった。
コナギ
DONEホストクラブの忠暦に狂いすぎて書いた※捏造しかない※
ホストクラブの忠暦 閉店後、事務室で売り上げの計算をしているとドアをノックされた。すかさず返事をしたはずだが誰も入ってくる気配がない。
「どうぞ」
二回目の声かけにようやくドアがおずおずと開かれる。まず隙間から赤毛が飛び出し、それからゆっくりと顔を覗かせた。
私は鼻でため息をついてペンを置く。顔を見る前から彼だと分かってはいたし、用件が何かもだいたい想像がつく。閉店後に暦が訪ねてくるのはこれが初めてではないからだ。
「入りなさい」
「……ッス」
まだ馴染んでいないスーツは、サイズがやや大きいようでスラックスの裾がよれている。腰をずり下げる癖は何度も注意してやっと直してくれたが、まだ体に合ったものに買い替えるつもりはないらしい。もっとも、そんな買い物ができる余裕があったら、こんなに暗い顔をして私のところへ来るはずもないのだが。
2323「どうぞ」
二回目の声かけにようやくドアがおずおずと開かれる。まず隙間から赤毛が飛び出し、それからゆっくりと顔を覗かせた。
私は鼻でため息をついてペンを置く。顔を見る前から彼だと分かってはいたし、用件が何かもだいたい想像がつく。閉店後に暦が訪ねてくるのはこれが初めてではないからだ。
「入りなさい」
「……ッス」
まだ馴染んでいないスーツは、サイズがやや大きいようでスラックスの裾がよれている。腰をずり下げる癖は何度も注意してやっと直してくれたが、まだ体に合ったものに買い替えるつもりはないらしい。もっとも、そんな買い物ができる余裕があったら、こんなに暗い顔をして私のところへ来るはずもないのだが。