フジワラ
DONE迅さんお誕生日おめでとうございます🥳🎂🎉イエー!!!たくさんの人に祝われてたくさん幸せが迅さんに降り注ぎますように!
嵐山家と仲良し迅さんが大好きです!
(2025/4/9)
「兄ちゃん、日曜日は夕飯には帰って来る?」
弟の副にそう言われて、嵐山は自分のスケジュールを思い浮かべ……困ったように眉を下げた。その表情で副は察したのだろう、「大丈夫、確認しただけ」と言って首を横に振る。
「でも、なにかあったんじゃないか?」
「平気だよ、確認しただけだから。ばあちゃんがおはぎ作るって言ってたからさ」
「そうそう、大丈夫。兄ちゃんの分はちゃんと取っておくから」
大丈夫と言う副に本当に? と確認しようと口を開きかけたときに、副の隣にいた妹の佐補がそう言ってくる。
「おはぎ? ……この前、彼岸のときに作ってなかったか?」
「い、いいんじゃない? ばあちゃんが作るって言ってたし」
「そうそう、おばあちゃんのおはぎ美味しいし」
5257弟の副にそう言われて、嵐山は自分のスケジュールを思い浮かべ……困ったように眉を下げた。その表情で副は察したのだろう、「大丈夫、確認しただけ」と言って首を横に振る。
「でも、なにかあったんじゃないか?」
「平気だよ、確認しただけだから。ばあちゃんがおはぎ作るって言ってたからさ」
「そうそう、大丈夫。兄ちゃんの分はちゃんと取っておくから」
大丈夫と言う副に本当に? と確認しようと口を開きかけたときに、副の隣にいた妹の佐補がそう言ってくる。
「おはぎ? ……この前、彼岸のときに作ってなかったか?」
「い、いいんじゃない? ばあちゃんが作るって言ってたし」
「そうそう、おばあちゃんのおはぎ美味しいし」
フジワラ
DONE迅さんがちいさいゆういちくんになる話。15話目(順不同ですが)です。
遅刻しましたが、書きたくて勢いで書いてしまったバレンタインのお話です。
ゆういちくんにトラウマを植え付けてしまった悪意は全くないやまさん……そういう所だぞアラシヤマァァァ!
2025/2/16 7
フジワラ
DONE神様パロのじんあら⑦花嫁(という名の生贄)じんさん×神様やまさんの番外編です。
チュンから見た花嫁×神様の日常、そしてチュンはじんさんもあらしやまさんもみんな大好きです😊✨
結構、身体張って頑張っている意外と肉体派なチュン…。
2025/1/5 13
フジワラ
DONE迅さんがちいさいゆういちくんになる話。14話目(順不同ですが)の後編です。(長くなったので前後編に分けました)
秋の行事ということで…思い浮かんだのが🍠掘り!🍠掘りを満喫したゆういちくん(とからすまきょうすけ…!)
そしてその楽しさをみんなにお裾分けするあらしやまじゅん!(善意の塊)
お揃いの花柄農帽を被るゆういちくんとやまさん…💕
2024/12/9 8
フジワラ
DONE迅さんがちいさいゆういちくんになる話。14話目(順不同ですが)の前編です。(長くなったので前後編に分けます)
秋の行事ということで…思い浮かんだのが🍠掘りしかなく…もう書くしかねえ!と思っていたんですが…なかなか書く時間がなくてこんな時期になってしまいました。
お揃いの花柄農帽を被るゆういちくんとやまさん…💕
2024/12/8 8
フジワラ
DONE秋のじんあらでお月見🎑をテーマに書いてみました。秋の行事がなぜか芋掘りしか思い浮かばなかったんですが……🌸さんが「お月見」っていう素晴らしき行事を…しかもそのテーマをくれると言ってくれたので「うっほお!書く書く!」ってなっていたんですが…なんだかんだでこんなに遅くなってしまいました…。雪降りだしちゃったよ……。
でも、せっかく書いたのでそのままアップしちゃいます~。
2024/11/25
「お、とっきー。いいとこで会った」
「迅さん」
本部の廊下にて、隊室に戻ろうと一人歩いていた時枝の後ろから迅が声を掛けてきた。
「嵐山さんなら隊室ですよ」
「いやいや、これから防衛任務でしょ。だからさ、伝言頼まれてくれない?」
手にしていたぼんち揚を時枝に差し出しながら、迅はそう言った。
「そろそろ時間だな。綾辻」
『はい、辺りに門の反応はありません。もうすぐそちらに引き継ぐ隊も到着します』
夕方から夜にかけての防衛任務が終わる時間、インカム越しの綾辻からの言葉に嵐山は頷く。
「よし、じゃあ今日はこれで終わりだな」
すっかり日が暮れて暗くなってしまっている時間だ。嵐山は自分がもうすぐここに来る隊に引き継ぎを行うために残るので、時枝と佐鳥に女性陣の木虎や綾辻󠄀を送っていくように指示を出す。
4764「迅さん」
本部の廊下にて、隊室に戻ろうと一人歩いていた時枝の後ろから迅が声を掛けてきた。
「嵐山さんなら隊室ですよ」
「いやいや、これから防衛任務でしょ。だからさ、伝言頼まれてくれない?」
手にしていたぼんち揚を時枝に差し出しながら、迅はそう言った。
「そろそろ時間だな。綾辻」
『はい、辺りに門の反応はありません。もうすぐそちらに引き継ぐ隊も到着します』
夕方から夜にかけての防衛任務が終わる時間、インカム越しの綾辻からの言葉に嵐山は頷く。
「よし、じゃあ今日はこれで終わりだな」
すっかり日が暮れて暗くなってしまっている時間だ。嵐山は自分がもうすぐここに来る隊に引き継ぎを行うために残るので、時枝と佐鳥に女性陣の木虎や綾辻󠄀を送っていくように指示を出す。
フジワラ
DONE神様パロのじんあら⑥私も神様パロじんあらやりたいと思って書き始めたものの続きで、これで一応最終話です!
花嫁(という名の生贄)じんさん×神様やまさん😊✨
ここまでお付き合いありがとうございました!🙇
最後は考えたけど本文にはほぼ関係のないオマケの設定です。
いつかまた番外編とかで書いてみたいです、神様と花嫁の幸せの日々を…✨
2024/11/18 11
フジワラ
DONE神様パロのじんあら④私も神様パロじんあらやりたいと思って見切り発車で書いてX(旧Twitter)やブルスカにポイっとしたものの続きです。
もうちょっと続きます!
花嫁(という名の生贄)じんさん×神様やまさん😊✨
2024/11/4 11
フジワラ
DONE神様パロのじんあら③私も神様パロじんあらやりたいと思って見切り発車で書いてX(旧Twitter)やブルスカにポイっとしたものの続きです。
もうすこし……いや、まだ続きます!
花嫁(という名の生贄)じんさん×神様やまさん😊✨
2024/11/2 11
フジワラ
DONE神様パロのじんあら②私も神様パロじんあらやりたいと思って見切り発車で書いてX(旧Twitter)やブルスカにポイっとしたものの続きです。続きました!
もう少し続きます!
……続きます。気長にお付き合い下さい。
花嫁(という名の生贄)じんさん×神様やまさん😊✨
2024/10/30 10
フジワラ
DONE神様パロのじんあら①私も神様パロじんあらやりたいと思って見切り発車で書いてX(旧Twitter)やブルスカにポイっとしたものです。
……続きます。気長にお付き合い下さい。
花嫁(という名の生贄)じんさん×神様やまさん😊✨
2024/10/27 9
フジワラ
DONE夏の終わりにギリ間に合わせた、お付き合い済みのハッピーじんあら🥳タイトルは思いつかなかったので、そのまんまです!
今年の夏は…たくさんじんあら書きました!💙❤️🥰
夏の終わりの線香花火 夜でもまだ残暑が続く暑さだが、なんとなく感じる風や遠くから微かに聞こえる虫の音に夏の終わりを感じるなと、ぼんやり思う。
お盆も終わり、八月がもう終わろうとしている。暑さは残っているが、すでに秋に向かっていることを思いながら嵐山は自宅への帰り道を歩いていた。
夏も終わる……、そう思いながら夏のイベントを思い浮かべる。海、プール、キャンプ、花火大会、夏祭り……いろいろある夏のイベントだが、残念ながら今年はどれも満足にできていない。ボーダーでの任務や広報のイベント、そして大学生としての本分である勉強などに追われて、いつの間にかそのイベントを楽しむタイミングを逃してしまっていた。
……まあ自分も忙しかったのだが、なによりもそんなイベントを一緒にやりたかった相手、恋人である迅悠一も嵐山に負けず劣らず多忙だったようで、このままなにもできないまま夏が終わりそうな予感がする。
4603お盆も終わり、八月がもう終わろうとしている。暑さは残っているが、すでに秋に向かっていることを思いながら嵐山は自宅への帰り道を歩いていた。
夏も終わる……、そう思いながら夏のイベントを思い浮かべる。海、プール、キャンプ、花火大会、夏祭り……いろいろある夏のイベントだが、残念ながら今年はどれも満足にできていない。ボーダーでの任務や広報のイベント、そして大学生としての本分である勉強などに追われて、いつの間にかそのイベントを楽しむタイミングを逃してしまっていた。
……まあ自分も忙しかったのだが、なによりもそんなイベントを一緒にやりたかった相手、恋人である迅悠一も嵐山に負けず劣らず多忙だったようで、このままなにもできないまま夏が終わりそうな予感がする。
フジワラ
DOODLEじんさんがちいさいゆういちくんになる話。13話目(順不同ですが)の後編です。(長くなってしまったので、前後編に分けました)
ゆういちくんとやまさんの夏祭り編。
ゆういちくんがヨーヨー🪀をパシパシしながら、なぜかやまさにヨーヨー🪀をぶつけて遊ぶ(「痛っ、なんだじん?なんで俺にパシパシするんだ⁉︎」「😆(テンションの上がって楽しい)」)みたいなシーンも入れたかった……
2024/8/25 9
フジワラ
DOODLEじんさんがちいさいゆういちくんになる話。13話目(順不同ですが)の前編です。長くなってしまったので、前後編に分けました。
ゆういちくんを巡り(語弊あり)やまさんとこなみちゃんのいとこ同士の負けられない戦い編!
2024/8/24 6
フジワラ
DONEはやさんお誕生日に浮かんネタでした。(はやさんおめでとう🎂🎉)お付き合い済みのハッピーじんあら🥳でちょっと迅さんかわいそう風味…。
勢いで書いてみました!
※辻󠄀の点を一つにどんなに直してもポイピクに載せると点がどうしても二つになるので断念しています……。
2024/8/15
トリオン体なのでありえないのだが、ツー……と冷や汗が背中に流れていく感覚がする。
なぜ自分がここでこんな状況になっているのかが全くわからないこともだが、それよりもこの後輩たちがこんな笑顔なのに目が笑っていない上に、背景にゴゴゴゴ……と暗雲を背負った状態で仁王立ちして自分を囲んでいるのか……いろいろ怖い。
どうしたのー?といつものように軽く尋ねることも許されない空気に、迅はただただその沈黙と空気に耐えるようにじっと座っているしかなかった。
***
「みんなに見て欲しいものがあるんだ……」
いつも明るい佐鳥が今までにないほどに思い詰めた顔でそう言うので、綾辻󠄀と木虎が顔を見合わせた。あまりにも佐鳥らしくない思い詰めた様子だったので、声を掛けることがためらわれたのだ。二人は隣にいる時枝を見るが、この様子から時枝も佐鳥がどうして自分たちを呼び止めてきたのかは知らないようだ。
7752なぜ自分がここでこんな状況になっているのかが全くわからないこともだが、それよりもこの後輩たちがこんな笑顔なのに目が笑っていない上に、背景にゴゴゴゴ……と暗雲を背負った状態で仁王立ちして自分を囲んでいるのか……いろいろ怖い。
どうしたのー?といつものように軽く尋ねることも許されない空気に、迅はただただその沈黙と空気に耐えるようにじっと座っているしかなかった。
***
「みんなに見て欲しいものがあるんだ……」
いつも明るい佐鳥が今までにないほどに思い詰めた顔でそう言うので、綾辻󠄀と木虎が顔を見合わせた。あまりにも佐鳥らしくない思い詰めた様子だったので、声を掛けることがためらわれたのだ。二人は隣にいる時枝を見るが、この様子から時枝も佐鳥がどうして自分たちを呼び止めてきたのかは知らないようだ。
フジワラ
DONE七夕🎋じんあら(https://poipiku.com/3036241/10435695.html)の続き!ぼんちねこさん🐱を挟んでイチャつくじんあら💕を目指したらこうなりました!2024/8/7
最初に送られてきたのは、ぼんちネコのアップの写真だった。
正確にはぼんちネコのぬいぐるみの顔部分のアップ写真だ。
その写真がSNSの同級生五人がメンバーのグループに迅から送られて来たところまでは、まだいい。なにしろこのぼんちネコは迅が愛してやまないぼんち揚のキャラクターだ。
問題は次に送られてきたメッセージである。
『あggggあ aたggg?』
……なんの暗号だろうか?
嵐山も他の三人もその後の続きがあるのかと思い、しばらくスマホの画面を見守っていたが……それ以降迅からのメッセージはなにもない。沈黙である。
……このぼんちネコの写真と謎の暗号を解けということだろうか?
しかし考えてみたがこの暗号を解くことはできなかった。ヒントを求めようかと嵐山が思った頃、痺れを切らした生駒からの『なんやこれ!』というメッセージが届く。続けてそんな生駒に同意する柿崎と弓場からのメッセージが届いている。なんとなくこの波に乗らなきゃいけない気がして、嵐山も慌ててみんなに同意するスタンプを送った。
5938正確にはぼんちネコのぬいぐるみの顔部分のアップ写真だ。
その写真がSNSの同級生五人がメンバーのグループに迅から送られて来たところまでは、まだいい。なにしろこのぼんちネコは迅が愛してやまないぼんち揚のキャラクターだ。
問題は次に送られてきたメッセージである。
『あggggあ aたggg?』
……なんの暗号だろうか?
嵐山も他の三人もその後の続きがあるのかと思い、しばらくスマホの画面を見守っていたが……それ以降迅からのメッセージはなにもない。沈黙である。
……このぼんちネコの写真と謎の暗号を解けということだろうか?
しかし考えてみたがこの暗号を解くことはできなかった。ヒントを求めようかと嵐山が思った頃、痺れを切らした生駒からの『なんやこれ!』というメッセージが届く。続けてそんな生駒に同意する柿崎と弓場からのメッセージが届いている。なんとなくこの波に乗らなきゃいけない気がして、嵐山も慌ててみんなに同意するスタンプを送った。
フジワラ
DONE嵐山さんお誕生日おめでとうございます2024🥳🎂🎊ウェーイ!「ラリー、ラリー」と「ボクの一番星」と同じ、同棲手前くらいのじんあらです。合言葉ははっぴーじんあら😃💕
2024/7/29
ナイトスカイカレイドスコープ 昔から自分の信念は曲げないので、親から頑固な子だと呆れられていたこともあった。
それから成長していって自分が思うこととは違うと思うが、状況や他の人間の考え方なのだと納得することができれば、自分の意見や思いを抑えることはできてきたと思う。
組織に所属することで自分だけの意見を押し通すことはできないことや、それでは組織や物事は進んでいかないことを自然と知り、学んでいったのだ。
また、小さい妹や弟ができてその二人を優先すると基本的に自分の思いを最優先にすることも少なくなってきた。
自分の中ではそんなに変わっていっていないと思うが、そうやって成長していき物事を知って、自分を抑えることができるようになっていくと、気付けば自然とわがままを言わない優等生と思われる自分が出来上がっていったようだ。
7090それから成長していって自分が思うこととは違うと思うが、状況や他の人間の考え方なのだと納得することができれば、自分の意見や思いを抑えることはできてきたと思う。
組織に所属することで自分だけの意見を押し通すことはできないことや、それでは組織や物事は進んでいかないことを自然と知り、学んでいったのだ。
また、小さい妹や弟ができてその二人を優先すると基本的に自分の思いを最優先にすることも少なくなってきた。
自分の中ではそんなに変わっていっていないと思うが、そうやって成長していき物事を知って、自分を抑えることができるようになっていくと、気付けば自然とわがままを言わない優等生と思われる自分が出来上がっていったようだ。
フジワラ
DONE迅さんお誕生日おめでとうございます2024🥳🎂🎉イエー!!「ラリー、ラリー」と同じじんあらです。合言葉ははっぴーじんあら😃💕
(2024/4/9)
ボクの一番星 ずっと欲しいと思っていたけど、きっと無理だと諦めていた。
そんな一番星を手に入れたときの気持ちをどう表現したらいいんだろう。
昼間はずいぶん春らしく暖かい風だったが、夜になると少し肌寒さを感じる。そんな風に吹かれて満開の桜の花びらが揺れているのを見上げていた。月明かりに照らされて揺れる桜の花びらをいつもは一人でぼんやり眺めていたのだが、今年は一人ではなかった。
「すごいな……」
満開の桜を見上げたまま嵐山が迅の隣でつぶやく。
そんな嵐山の姿を迅は目を細めて見ていた。桜も、その桜を見上げて純粋に感動している嵐山の表情も独り占めしているようで気分がいい。
今日は迅の誕生日だった。四月九日、十九回目の誕生日だ。
3844そんな一番星を手に入れたときの気持ちをどう表現したらいいんだろう。
昼間はずいぶん春らしく暖かい風だったが、夜になると少し肌寒さを感じる。そんな風に吹かれて満開の桜の花びらが揺れているのを見上げていた。月明かりに照らされて揺れる桜の花びらをいつもは一人でぼんやり眺めていたのだが、今年は一人ではなかった。
「すごいな……」
満開の桜を見上げたまま嵐山が迅の隣でつぶやく。
そんな嵐山の姿を迅は目を細めて見ていた。桜も、その桜を見上げて純粋に感動している嵐山の表情も独り占めしているようで気分がいい。
今日は迅の誕生日だった。四月九日、十九回目の誕生日だ。
フジワラ
DONEはっぴーじんあら😃💕を目指して!バレンタインの片思い(両片思い)→両思いのじんあらのお話です。
ベリーハッピーラブ、バレンタイン 嵐山准はモテる。
老若男女あらゆる方向からモテる。
その清廉潔白で真っ直ぐで人当たりの良い性格と整った外見、言い出したら聞かない頑固な部分はあるがそれも言い方を変えれば揺るがない信念を持った人間であると言えるので欠点らしい欠点がない。そんな嵐山准はとにかく人から好かれた。
と、言えどもただの高校生なのでモテると言ってもたかが知れていた。精々学校内や近所くらいの範囲だった……が、あのボーダー記者会見からその範囲は大きく変わることになる。あの記者会見以降、ボーダーの広告塔として人前に出るようになると嵐山の外見だけでなく誠実な人柄は多くの人に好意的に受け止められ好感を抱く人が多くなった。……そう、モテる範囲が学校内から街全体に広がったのだ。
10609老若男女あらゆる方向からモテる。
その清廉潔白で真っ直ぐで人当たりの良い性格と整った外見、言い出したら聞かない頑固な部分はあるがそれも言い方を変えれば揺るがない信念を持った人間であると言えるので欠点らしい欠点がない。そんな嵐山准はとにかく人から好かれた。
と、言えどもただの高校生なのでモテると言ってもたかが知れていた。精々学校内や近所くらいの範囲だった……が、あのボーダー記者会見からその範囲は大きく変わることになる。あの記者会見以降、ボーダーの広告塔として人前に出るようになると嵐山の外見だけでなく誠実な人柄は多くの人に好意的に受け止められ好感を抱く人が多くなった。……そう、モテる範囲が学校内から街全体に広がったのだ。
フジワラ
DONEはっぴーじんあら😃💕を目指して!おつきあい済みのじんあらでスニーカーの話です。
ラリー、ラリー この日は大学の授業は二限目からで比較的ゆっくり登校できる日だった。そして柿崎と生駒、嵐山が取っている科目だったので、約束をしているわけではないが、なんとなく早めに教室に行ってなんとなく三人で話をすることが多かった。
しかし、今日はまだ嵐山が来ていない。
「じゅんじゅんが遅めなの珍しいなあ」
「そうだな」
そろそろ二限目が始まる時間だ。そんな時間になっても嵐山が来ないことは珍しい。何か急に広報の仕事が入ったのだろうか?と思いながら柿崎と生駒が話をしていると、勢いよく噂の主が教室の後方入り口から飛び込んできた。そのままの勢いで柿崎の横に座ると同時に講師が教室に入って来る。
「ま、間に合った」
「珍しくギリギリやったねー」
8252しかし、今日はまだ嵐山が来ていない。
「じゅんじゅんが遅めなの珍しいなあ」
「そうだな」
そろそろ二限目が始まる時間だ。そんな時間になっても嵐山が来ないことは珍しい。何か急に広報の仕事が入ったのだろうか?と思いながら柿崎と生駒が話をしていると、勢いよく噂の主が教室の後方入り口から飛び込んできた。そのままの勢いで柿崎の横に座ると同時に講師が教室に入って来る。
「ま、間に合った」
「珍しくギリギリやったねー」