SALVA.
DONE你任谷と柘果寺の後編ちょい咳*810年9月のこと。
最近になってから、やたらと忙しくなった。
憑級3級である僕は、ある時母校で憑依型の事前学習のアシスタントを勤めることになり、以降はずっと地球に降りることも無く黙々と獄校の中で働いていた。
時代の流れもあるのだろうが、今の授業を見る限り、僕が生徒だった頃とは教育方式や授業内容が全然違う。
本来僕は授業を教える側なのに、生徒から新しいことを教わってばかりだ。
「你任谷さん、お疲れ様。もう先にあがっていいよ。」
「ありがとうございます。」
僕がくっついて回っている担当教員の人からお許しを受けたので、僕は少し早めに獄校を出て、家を目指す。
父である和芽音の死後、他に遺族もいなかった你任谷家の実家は完全に僕のものとなり、今も一人暮らしをしている。
13050最近になってから、やたらと忙しくなった。
憑級3級である僕は、ある時母校で憑依型の事前学習のアシスタントを勤めることになり、以降はずっと地球に降りることも無く黙々と獄校の中で働いていた。
時代の流れもあるのだろうが、今の授業を見る限り、僕が生徒だった頃とは教育方式や授業内容が全然違う。
本来僕は授業を教える側なのに、生徒から新しいことを教わってばかりだ。
「你任谷さん、お疲れ様。もう先にあがっていいよ。」
「ありがとうございます。」
僕がくっついて回っている担当教員の人からお許しを受けたので、僕は少し早めに獄校を出て、家を目指す。
父である和芽音の死後、他に遺族もいなかった你任谷家の実家は完全に僕のものとなり、今も一人暮らしをしている。