🍵擌 十統<擌 十統>
擌 魈彗 巳斎 侯莱 天生 十統
(はご しょうすい みさい ほうらい てんば とむね)
アク=バイロイ(本名)
アク=オンフォ=スタイレン=テバ=キリス=バイロイ
「耽美」の悪魔。
地獄幹部の三人のうちの一人である天罰型兼憑依型悪魔。
「闇」に憑依した悪魔であり、憑依型の代表取締役も務める。
闇に憑依したことで姿を見つけにくく、神出鬼没。
他人から好かれやすく親しみやすい存在のため、下級悪魔とも仲が良く、幹部の中では最も人脈があると言える。
基本真顔であからさまにテンションが上下せず口少なだが、とにかくノリが良く、相手の気持ちを汲み取ることに長けているため、相談相手になりやすい。基本的に棒読みで口を利くが、感情がない訳では無い且つ感情をあまり表に出せないため、自分の気持ちを言葉にして正直に述べることが多い。
ブバダのことを「ブーくん」と呼んでおり、同じ幹部として互いに信頼しあっており、ブバダの評価では「本気を出せば地獄を潰せる鬼才」レベルのものらしい。
イタズラに加担することが多いため、よく叱られる。
現状地獄内で最も美形とされており、女のような顔つきをしている。本人は自覚しているためよくドヤるが、その度冷たい目で見られる。
神経(感覚)を操れる能力を持つ。尋問の時などによく現れ、相手に触れることで故意的に全身に痛みを与えたり、はたまた感覚を奪ったりすることができる。家系が戦慄家族と呼ばれるほど強力な精力を孕んでおり、その血を引いているため能力の威力はおぞましい。
幹部の立場としてはセキュリティ管理担当。
街の防犯カメラとかの管理とか、暗転場にて隠れて街を監視してたりとか、そんなのがメイン。憑依型取締役。
地球に人間の友達が多く、マルチーズを飼ってる人のところへよく遊びに行く。犬の名前はマチルダ
ローズマリーの香りがする。
息子の名前は十歌(じふか)
身長→168cm
好きな食べ物→辛いもの
嫌いな食べ物→酸っぱいもの(びっくりしちゃう)
好きなこと→イタズラへの加担
血種→古代◆5世紀種 Ο(オミクロン)型
「へー。いいねー。俺も混ざろー。」
(十統の能力について)
十統が持つ神経を操る能力は、地獄を生き物としてみた時の神経をも操るものである。すなわち、地獄が現在も活発に存在しているのは、十統が地獄全体の治安、すなわち地獄の地盤や存在を保っているから。
この能力は擌一家の長男に受け継がれる仕組みになっている。擌一家の長男は必ず幹部になり、後継を作る。つまりは十統の息子が次の幹部になる。
十統は一人っ子で生まれ、父母の間で育った。
幼少期から幹部になるための秀才教育を受けていたため、賢く、頭の回転は鬼のように早い。
しかし、彼はとても感情が豊かだった。
小さなことに、普通の数倍は反応してしまうのだ。
そのため彼は昔から、表情がオーバーだった。
それがきっかけで友人に本心を疑われ、仲間を失うことになった。
そのトラウマで、彼は神経を操るその強力な能力で彼自身の表情筋に繋がる神経を奪っていたのだった。
「獄民に好かれる幹部になれ」と言われてきたため、自分なりにどうしたら獄民にとってのいい幹部になれるかを考え、結果幹部としての貫禄を捨てて、一般市民と同じ目線に立つことを決意した。しかし、いざ幹部になると、どのようにしても幹部であるという建前が邪魔をして、目線に立つことが難しかった。
そこで彼は、小さな悪事に目を向けた。
イタズラやドッキリ、自分が楽しむために企む何かに目を向けて、それに加担することで、正しくあろうとする固定概念を捨て去ろうと考えた。
この計画は成功し、彼が悪魔たちのイタズラや多少の悪巧みに加担することで、平民たちは彼のことを同レベルの悪魔として扱えるようになった。結果、政治に関する意見をより正直にわかりやすく知ることができるようになった。
また、悪魔たちの意見をすべて肯定することで好感度をあげる術を身につけ、さらに彼の支持率は上昇していた。
しかしある時、1度聞いたものと真逆の意見であっても闇雲に全てを肯定したせいで悪魔たちに入れ違いが起こり、十統は責められた。
「あなたは誰の味方なの?」そう問われた。
十統は、全てを肯定することでは何も解決できないことを理解し、対策を考えた。
結果彼は、全ての意見に心の底から本気で賛成する術を身につけた。真逆の意見にも必ずメリットを見つけ、どちらにも良さがあることを主張するようになった。
これは、人並みより感情が豊かだった彼だからこそ、できることであった。彼の肯定感情は日に日に増加していき、悪魔たちのすれ違いを次々に解決していく素晴らしい結果を招いた。
しかしある時、十統はブバダに言われる。
「言ってることの筋は毎回通ってるけど、本当に思って言っているのか」と。
もちろん、思ったことしか口に出していない。
そう主張すると、ブバダからはこう返答があった。
「だってお前さんは笑わねえ。」
十統は、自分が表情の神経を捨てたことを思い出す。
今となれば、自分の言うことを信じてくれる人は多いし、多少の表情はやはり必要なのかもしれない。
そう思い、彼は神経を取り戻そうとした。
しかし、彼は表情を取り戻せなかった。
面白くても、悲しくても、笑えも泣けもしない。
彼は何故か自分が奪った神経を取り戻せなくなってしまったのだ。