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    まさよし

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    まさよし

    DONEオーカイ パラロイ 色々都合よく解釈してます
    普通に付き合ってイチャイチャしてます
    え?日本が舞台?みたいになる描写があるんですが目をつぶってもらえると助かります(?)
    オエが物理的に壊れます 直るけど死ネタっぽいです
     明後日の昼頃に帰る。今回は一週間くらいいる予定だから。
     このメッセージが届いたのが昨日で、要するに俺はこの散らかった部屋を明日までに片付けておかなければいけないということだった。オーエンはいつもこうやって急に帰ってきては、好きな期間滞在してまたどこかに旅に出る。一週間なら長いほうだ。
     オーエンはここに来る時は、帰る、という言葉を使う。半年か一年に一度、長くても一週間だけを過ごすこの家を、自分の帰る場所だと思ってくれている。それを認識するたびに、うれしいような寂しいような、どちらともつかない感情が胸に生まれる。だったらもっと長くいてくれていいのに。たとえば、ずっとここにいて、たまに一週間くらいの旅に出る、それじゃいけないんだろうか。アシストロイドを家族に迎え入れるほどの収入なんてないのに、もしそう出来たとしても仕事ばかりで退屈させることはわかっているのに、そんなことを考えてしまう。
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    まさよし

    DONEオーカイ オエがありえないくらい知識がなくピュア
    「今夜、騎士様のこと抱くから」

     突然そう言い渡されたカインは当然のように固まってしまった。手に持っていたフォークを落としそうになり、慌てて皿に乗せる。口に運ぼうとしていたタルトのひと欠片が行き場を失ってどこか寂しげに取り残されて、けれどカインがそれを視界に映すことはなかった。そこにはオーエンの、なにか企んでいるような楽しそうな笑顔だけが映っていた。
     付き合おうと言い出したのはオーエンのほうだった。ある日、なんでもないことのように「ねえ、恋人っていうのになろうよ」と言い出したのだ。もちろんカインは戸惑ったが、気づいたときには「おまえがそうしたいなら、いいよ」という言葉を返していた。それまでもオーエンがカインの部屋に気まぐれに現れてはふたりで過ごすことが数え切れないほどあり、いつの間にかその時間を楽しみにしている自分がいたことをカインは自覚していたが、まさか恋人になろうと言われて迷わず了承するほどの好意を抱いていたとは思っていなかった。その日の夜は、今まで知らなかった自分の気持ちと、オーエンと恋人になったのだという事実に頭がいっぱいになり眠れないほどだった。
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