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    しらい

    治角名しか勝たん。

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    しらい

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    ハピエンまでの道のりが遠い第二弾。

    #治角名
    nameOfTheCorner

    両片想いの罰ゲームおさすなちゃ 治は罰ゲームで好きな子に告白することになって、すなちゃは罰ゲームで告白を受けてキスされそうになったら別れるミッションをすることに。
     治は知らないけど、すなちゃは治が罰ゲームで告白してきたことは知ってる(好きな子にってのは知らない)。だから嬉しいけど哀しくて、手の早い治にしては全然手を出してこないのを当然かと思ったり、このまま手を出されなかったらずっと一緒にいられるのになって思ってた。

     でも委員会が終わって一緒に部活に向かう時、誰もいない教室でキスされそうになって触れる寸前で突き飛ばす。急すぎたかと慌てる治に「…別れよっか」と言うすなちゃ。そんなに嫌やった!?とテンパる治に「罰ゲームで告白してくれたんでしょ?」と告げると、さあっと血の気が引いて顔色悪くなる治。
     たしかに罰ゲームではあったけどあくまでそれはきっかけで、いつかは言うつもりだったと弁明しようとすると、「…私もね、罰ゲームだったんだ」と零すすなちゃ。

    「告白受けて、キスされそうになったら別れるってやつ。すぐ終わるかと思ったのに、治全然手ぇ出してこないんだもん」

     しょうがないよね、罰ゲームだもんって笑うけど心の中はズキズキ悲鳴をあげてて。罰ゲームでも、治に告白されて嬉しかった。治の彼女になれて嬉しかった。でも、所詮はゲーム。ゲームは、いつか終わらなきゃいけないから。

    「だから、もう終わりね」

     自分が選ばれるはずないと思ってるすなちゃ。そのまま治の返事聞かずに踵返して去っていく。治は追いかけたいけど、泣きそうなのを堪えながら微笑うすなちゃ見て咄嗟に動けない。

    (…傷つけてしもた)

     男として見られてないと思ってる治、単純にすなちゃを傷つけたと思って自己嫌悪。何事もなかったかのように振る舞うすなちゃだけど、明らかに治との会話は減った。部活にも一緒に行けない、クラスでも話さない、帰りも先に帰られてしまうので意気消沈してく治を誰か救ってください。

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    しらい

    MOURNING軍パロ「Chain」の最後、ボツになった微エロ?を置いときます。
    設定としては治角名二人とも軍人で、角名はトラウマで首を触られるのがダメ。治としては角名を泣かせたいと思ってる。
    その先の未来−another− それでも許してくれたのは、俺に気を許してくれているから。そう思うと気分がいい。

    「なんかされたら嫌なことあるか?」
    「……首、触られるこ」
    「それは却下や」
    「チッ」

     聞く気ねぇじゃんと角名が零し、それ以外でと俺が指定する。不機嫌になりながらも暫し考え、思いついたのか角名はゆっくりと口を開く。

    「……じゃあ、手」
    「手?」
    「治の手、掴んでていい?」

     伏し目がちにそう言われ、思わぬ要求に可愛いと思ってしまった。「ええよ、そんくらい」と承諾すると、掌ではなくがっちりと手首を掴まれる。

    「……なあ角名。手ぇ、握るんやないん?」
    「んなこと言ってねぇだろ。……まだ、殺されない保険かけとかないと、怖い、から」

     ごめんと小さく零す角名の額に触れるだけのキスを送れば、パッと目線を上げるので綺麗な瞳がよく見える。不安そうな顔は俺がさせているのに、そんな表情もええなと思っている俺はやっぱり人でなしかもしれない。俺に嫌われるのが怖いと思ってくれているのだろう、なんて初心で可愛いのか。きっと今俺は、とても締まりのない顔をしているのだろう。好きなやつに特別に想ってもらえるのが、こんなに嬉しいなんて知らなかった。
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    mona5770

    MEMO(治角名)リモート会議に参加する角名と甘えにくる治
    リーマン軸は彼らにはないはずなのに、自分の土俵に入れようとするのはやめなさい。
    いやでも角名は午前中だけでも会社員のはずだ。よし。
    (バレー関係、仕事関係は完全捏造です)
    無難に総務とかに配属されてコピーしてるのも想像したけど、角名はSNSとか得意なんでしょって無茶ぶりでHPメンテとかの仕事してるイメージ。
    リーマン角名に夢を見る。仕事中はPCメガネ着用よろしく。ご時世もご時世だし「シーズンオフの出社は最低限でいいよ」と言われた。選手としてはともかく会社員としては絶対にいなければ困る存在かと言われたらそうでもないし、毎日がちがちに出社しないと困るような仕事量でもないことは自分でもわかっている。
    仕事内容もパソコンさえあればどこでもできるものだし。
    となれば躊躇せずに「ありがとうございます」とその提案をありがたく素直に受け入れるしかない。つかほんとにありがたいし。
    もちろん代表関係の招集もあるから完全なオフではないし、出社しなくていいだけで、リモートワークで決められた仕事はこなすわけで。
    もちろん会議やミーティングがあれば参加しなければならない。
    とはいえ出社が免除されればどこを拠点にしても、それが招集されたときに困るほどの僻地でなければまったく問題はなくなるのだ。
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    しらい

    MOURNING拗らせカップルの二人の傍には、知らずのうちにキューピッドがいるんじゃね?と滾ったので。似合わないし本人たちは認めようとしないけど。…いや、古森は言うか( ˘ω˘ )
    治角名のキューピッドになる侑と古森 翌日が休みだから練習終わりに角名の家で呑んでた古森。テレビも飽きたしゲームやろうって言い出して、じゃあなんか賭けるか!ってなって、じゃあ負けた方はこのつまみ食べちゃだめとか軽い賭けをしてて、負け続ける古森が「なんで!?」って訊いたら「友だちに教えてもらった」と笑う角名。「うーわっ、ずる!お前そりゃないわ!」って古森はふざけながら笑うけど、それに角名はちょっと間を置いて「…そうだよ、俺ってずるいやつなの」と自嘲気味に笑う。いつもと違う様子の角名にどうした?って訊くと、忘れてくれたら話すというので頷く古森。

     ─── 高校の時、すっごく好きなやつがいたんだよね。付き合えると思ってなかったから告白されて嬉しかったのに、卒業式の後にこっぴどく振ったの。そんなに好きじゃなかったみたい、って嘘までついて。そいつ、将来のためにこれから忙しくなる時でさ。俺はその邪魔にしかならないから、だから別れたの。俺は関西離れるし、ちょうどいいじゃんって思って。今でも忘れられないくらい好きだけど、でもあの時俺はそいつのこと傷つけちゃったから。だから、あれ以来連絡もとってないんだよね。どの面下げて連絡してきてんだってなるじゃん。顔も見たくないと思うでしょ、普通。
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