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    Ac_4265

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    Ac_4265

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    エリオスの戦闘描写のイメージ構築と、それを書く練習。
    他のキャラでまた書くかも…

    #エリオスR
    eliosR.

    戦闘描写習作【アキラ+ウィル】「うおおおぉぉっ!」
     アキラは拳に炎を纏わせ、【イクリプス】の群れに突っ込んでいく。いつもなら小言を並べるウィルも、その口を固く閉じてアキラの後に続いた。
     アキラは高く跳躍し、躊躇いなくその拳を【イクリプス】に突きつける。瞬間、炎が広がり周りの【イクリプス】も巻き添えになって煙のように消えていった。
    「まだまだっ!」
     着地してからも炎が収まることはない。炎の渦の中心で、アキラは次々と【イクリプス】を薙ぎ倒した。視界が徐々に開け、周りの様子が見えるようになる。ウィルが【イクリプス】に囲まれているのが視界の端に映ったが――アキラは微塵も不安を抱かなかった。決して奢りからくるものではない。――ウィルの力を信用してのことだ。
    「はあぁぁぁっ!」
     ウィルが勢いよくハンマーを振りかざして地に下ろす。すると、コンクリートであるはずの道路からツタ状の植物が芽吹き始め、あっという間に【イクリプス】を拘束した。
    「アキラ、今だっ!」
    「わかってる!」
     自分をターゲットにしていた最後の【イクリプス】を焼き払い――次にその拳はウィルの生やした植物へと向けられた。
    「喰らえ! ボルテージマックスピットファイアリーフアタック!!」
     アキラの炎が植物へと移り、勢いよく燃え上がる。無事に2人の周りにいた【イクリプス】は姿を消した。
    「必殺技の名前言うの諦めてなかったんだ?」
    「今日はブラッドがいないんだし別にいいだろ!」
     悪戯っぽく笑う幼馴染に、ウィルは苦笑を浮かべた。
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    kosuke_hlos

    MOURNINGフェイブラ、もう盛るしかないのでは??と唐突に思い立ったもの。女には刺されなかったけど、女取られた男には報復されたフェイス。
    ゲストで招かれたクラブイベントで、薬盛られて囲まれそうになったところをほうほうの体で逃げ出して、力尽きたところでドライブ帰りのブラッドに拾われる。
    明らかに調子の悪そうなフェイスに、取り敢えず小言は後回しにして、フルスピードでタワーへ急ぐ。所々のカーブや赤信号で揺れるたびに、服が肌に擦れるのが辛い。
    居住者専用の駐車場に着いて、多分ノヴァかヴィクターへ連絡しようとしているのだろう。スマホ片手に、フェイスのシートベルトを外す。
    しっかりしろ。聴こえるかフェイス。
    どこかぼんやりと、くぐもって聴こえる、兄の声。
    どこかで聞いた記憶がある。
    幼い頃に、プールで溺れかけた時に叫んでいた声に似ている。
    心配してくれるの。
    自分から突き放しておいて。
    前髪をかき上げて、汗ばんだ額を撫でる手が、ひんやりしていてきもちがいい。
    でもさわってほしいのはそこじゃない。
    かたてじゃたりない。
    もう片方の手を思い切り引いたら、バランスを崩した身体が落ちてきた。受け止めて、冷えた部分を探る。耳元で煩く響く声がする。
    たすけてよ、おにいちゃん。
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