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    ユキオミ

    @yuki_omiomi

    trnくんの役を三つ子にしたパロ。trn三つ子(えぐじぃ、てでぃ、えでぃ)有。

    ・描いてあるモノ
    ホー炎。
    ハリエグ、スタエディ。
    ハンボブ。
    ユンピョン。
    クロアジ。

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    POIPOI 15

    related works

    芦緖(あしお)

    DONE前回書いたハングマンとボブの話(マヴェ達帰還直後の話)の続き。
    今回はハン側の視点で。ハンボブの民ですが、まだまだそこに至るまでの道が長い。
    ※ポイピクの話をもとに書いた「それは雫のように」はオンイベなどで頒布してます!
    それは雫のように ほっとした瞬間、ハングマンの視界がぐらついた。周囲の音が聞こえなくなって、代わりに自分の鼓動だけが耳に大きく響いて、今いるこの場が現実なのか分からなくなった。
     本当に自分は二人を救えたのか? もう手遅れで、何もできず自分も撃墜されて死ぬ間際に都合のいい夢を見ているんじゃないか? そんな疑問がハングマンの思考を支配する。
     そのうち歓喜に湧くデッキにいるのが耐えられなくなり、悟られないように人混みを抜けた。一人になると少し冷静になって、現実と悪夢の区別がつくようになってくる。それでも身体の震えが止まらなかった。
     ハングマンにとってこんなことは初めてだった。危険な任務はこれまでもあったしパイロットとして命の危機に瀕したこともあった。きっと今までのハングマンであればこんな状態にはならなかっただろう。しかしマーヴェリックに教えられる中で知ってしまった。パイロットとしての生き様だけでなく、チームが、仲間がどういうものなのか。そしてそれを失う恐怖も。
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    はねた

    TRAININGhrakを無料配信でぼちぼち読みました。
    物間くんがすきです。
    ぼくのひみつ 「物間くんのコスチュームってちょっと指揮者っぽいよね」
     寮の談話室で、夜で、一日実践と特訓と座学で疲れきってあとはもう寝るだけででもなんでだかみんな妙にテンションがあがったきりでって感じでA組とB組と十何人かごちゃごちゃ集まった、なかでだれだかわからないだれかがぽそりとそんなことを言った。だれだかわからないっていうのは顔となまえが一致しないとかじゃなくて具体的に人数が多すぎてうるさくてワーワーみんな好き放題しゃべってるなかのだれかってことで。
     ユニフォーム談義なのかとおもったらそんなことはなくて、だれそれの個性がどうのとか、だれそれの髪型がかわいいとかまねしたいとかなんだかそんなことがウワーと、あちこちからめまぐるしく洪水みたいに流れてくるから、だからだれに返事したらいいのかもわからないままハハハと僕はにこやかに笑う。紳士的に。つとめて紳士的に。指揮者ハハハ望むところだよかっこいいよねみんなのことまとめるってつまり翻ればみんながいないとだめってことなんだよね僕の個性も指揮者もひとりでは何もできないって意味ではおんなじっていうかいやコスチューム選びなんて自分でオッケー出してやってることではありますけどねとかなんてヒーローらしからぬかつ青少年の鬱屈そのものなことは口にはしないでとりあえず、ハハハと笑い続けてたらすれちがいざまにうるせえよと爆豪にののしられてオチが、ついたのでまあいろいろおもうところはあるもののそんな感じですまそうとしてたらなんでだか隣にいつのまにかいた緑谷が、だれだかが言った指揮者呼びを僕よりも丁寧に拾ってそうだねと言った。
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