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    Theith_TLblack

    @Theith_TLblack

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    Theith_TLblack

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    機関さん誕生日おめでとう!!!!!!!!🎉🎉🎉

    王の居ない国 メトロ達一行がメトロの腰上ほどまである背の高い草を踏み分けて、時折地表を撫でるように吹く風を浴びて髪や服を靡かせつつ、植物にとっては心地好いだろう陽の光を受けて見渡す限り青く茂る大草原を横断している最中、突如アージルフが声を上げた。
    「痛っ…」
    「大丈夫か?」
    メトロ達が足を止めて振り返る。最後尾に居たアージルフは辺りを見回して首を傾げていたが、メトロの声に頷いた。
    「ええ、問題ありません。夜までに目的の町に着きたいものですし、先を急ぎましょう」
    「そうか、何かあったら言うんだぞ」
    未だ建物ひとつ見えない中、このまま日が暮れてしまえばこの草原で夜を越すのは一苦労だろう。メトロは前に向き直り、再び先導して歩き出したルケインの後に続く。
    そしてザカリナ、セリマに続いたアージルフは、フェイスベールの下で長く細い吐息と共に密かに口元を歪ませた。

    それから歩き続けて陽光が茜色を帯びた頃、集落と思われる影が漸く見えてきた。
    「アージルフ、もうすぐ着くよ…アージルフ?」
    アージルフの前を歩いていたセリマが、日中普段より息を上げていたアージルフの様子を気遣って振り返る。
    「……、…はい、セリマ…ええ、問題…ありません」
    明らかに上の空な返答に訝しんで、セリマの前で気にかけていたザカリナと共にアージルフの顔を覗き込み、目を剥いた。
    「…アンタ、どう見ても問題無いって風じゃあ無いよ」
    ザカリナの表情が険しくなる。アージルフの表情は、目元のみの露出にも関わらず脂汗が滲んでおり、見るからに苦痛に苛まれている様だった。
    アージルフは最早言い訳が浮かぶ余裕も無いようで、静かに視線を逸らした。
    「メトロ、ルケイン!」
    ザカリナが先行していた二人を呼び戻し、その間にセリマがアージルフの容態を確認する。
    「…なにこれ」
    絶句するセリマの視線の先で、高い草々に隠されていたアージルフの脹脛ふくらはぎ辺りが酷く腫れ、化膿していた。
    アージルフは見抜かれた事で緊張の糸が切れたのか途端に呼吸が乱れて崩れ落ち、引き返してきたメトロとルケイン、そして二人を呼んだザカリナが駆け寄った。
    「…ルケイン、あそこまで背負えるか?」
    頬に冷や汗を浮かべながら、メトロが集落を指す。決して剛力とは言えないルケインにとって一行の中で最も体格の良いアージルフを運ぶのは重労働だろうが、他の面々を考慮すると仕方の無い人選だった。ルケインもそれを理解しているため、神妙な顔で頷いた。
    アージルフは既に遠慮や抵抗を挟む気力も無いらしく大人しくルケインに背負われており、荒い吐息を少しでも鎮めようとしているようだった。

    苦心して村の入口に辿り着いたのは、日が落ちて少しした頃だった。幸運にも直ぐに村人が見つかった上、その村人がアージルフの怪我を見つけるや否や血相を変えて一行を彼女の自宅へ招き、アージルフに処置を施してくれた為、メトロ達は一先ず落ち着くことができた。
    「あの症状は久々に見たよ。アンタらは旅人さんかい?」
    処置を終えて汗を拭っているその村人は少し恰幅の良い中年の女性で、人の良さそうな柔らかい顔つきをしていた。
    「そうだぞ!…ところで、アージルフは大丈夫…なのか?」
    メトロが不安げにアージルフが寝かされている寝室に目を向ける。他の三人もまだ言葉にこそしていないが、度々視線を寝室に向けている。女は安心させるように笑顔で言う。
    「数日安静にしてりゃあ大丈夫さ、ちゃんと治るよ」
    「原因は何だったんでしょうか?」
    ルケインが尋ねる。先程までアージルフを運んでいたので、流石に表情に疲れが見えた。
    「ああ、あれは虫だね」
    「虫、ですか」
    怪訝な顔でセリマが返す。たかが虫で、と感じたらしい。
    「この辺りにいる虫なんだけどねえ…昔はあいつで死人も出てたのさ。昔と言ってもまともな医術が無いくらいの昔だけどね」
    死人、という言葉に顔を引き攣らせた四人に、女はまた安堵させるように笑顔を浮かべ、四人は胸を撫で下ろした。
    「旅人さん方、今日の宿も決まってないんだろう?ウチに泊まってくといい」
    「良いのか!」
    願ってもない申し出に、メトロが顔を輝かせる。四人の中で最も疲弊していたルケインが密かに安堵して表情を緩ませた。セリマはおおよそメトロと似た反応をして、ザカリナは少し躊躇っているようだったが、代替案が浮かぶ訳でもないので受け入れた。

    「…アージルフ」
    日中歩き続けた肉体的な疲労に加えてアージルフの件での心労もあったため、メトロ達は布団を被ってすぐに夢の中へ落ちていったのだが、メトロは夜中にふと目を覚ましてしまい、アージルフの容態を窺いに寝室の扉を開けた。
    「はあ、…。………メトロ、王…」
    アージルフは起きていた…というより、痛みのせいで眠れないのだろう。苦しげな吐息を漏らしていたが、メトロに気付いて視線を向けた。
    「…すみま、せ…ハア…」
    恐らく迷惑を掛けて申し訳ないと言いたいのだろう。熱が出ているのか、その瞳は潤んでいた。
    「何かあったら言え、と言っただろ」
    メトロは眉をひそめて言った。今にも泣きそうな顔に見えた。
    「おれは頼りないか」
    今のまともな答弁が難しい状態のアージルフに言うべきでないことは分かっていたが、メトロはどうしようもなく、まだ子供だった。
    そんな事は、と言おうとしたのだろうアージルフは身を起こそうとして痛みが走り、呻き声を上げて脱力した。
    「…おれがここに居たら休めないよな。ごめん、ゆっくり休んでくれ。安静にするんだぞ?」
    引き留めようと手を伸ばすアージルフに気付かない振りをして、メトロは扉を閉めた。自らの荒い呼吸音だけが響く部屋の中で、静寂に呑まれそうなアージルフは、一人虚しく腕を下ろした。

    翌朝、昨夜の一件の後あまり眠れず、目を擦りながら居間に顔を出したメトロにザカリナが声を掛ける。
    「おはよう…」
    「お早うメトロ、随分眠そうじゃないか」
    ルケインは朝食の用意を手伝っていたらしく、ウェイターのように食卓に皿を並べていた。
    「アージルフが心配だったんだろう?」
    「…無事治るといいな」
    セリマは昨日目にした惨状を思い出しているのか、浮かない顔をしていた。
    「綺麗に治るよ、今の時代の薬ならね。さて、召し上がれ」
    そこへ家主の女が顔を出し、皿を並べ終えたので、朝食の時間が始まった。
    「そういえば、旅人さんが来るのは久しぶりだから他の皆にも会ってみるといいよ、きっと歓迎されるだろう。どの道彼が治るまではここに居るんだろう?」
    確かにアージルフが完治するまで出発はできず、他にやるべき事も思い付かないので、メトロ達はその提案に乗ることにして朝食後の片付けを手伝った後家を出た。

    女の言う通り、集落の人間の歓迎ぶりは中々のものだった。中にはメトロと同じかそれより年端もいかない位の子供もおり、皆一様に口を揃えてもてなしの言葉を述べた。

    「旅人さんなんて久々に見たよ!このへようこそ!」

    「ほんものの旅人さん!?すごい、初めて会ったわ!ねえ、今までどんな国を見たの?」

    「連れが虫に噛まれたんだって?それは災難だ、治るまでゆっくり滞在していくといい」

    「折角旅人さんが来てくれたんだ、歓迎会を開くのはどうだろうか」

    あれよあれよと持て囃され、仕舞いには歓迎会が開かれることになってしまった。いつもなら尊大な態度で誘いに乗るメトロだが、仲間が一人不在の上に昨夜のやり取りを引き摺っているため、流石に二つ返事とはいかなかった。それでも、アージルフが復活したらもう一度開けばいい、とまで言う村人の意を無碍にする訳にもいかず、ぎこちなく首を縦に振った。
    その晩には早速歓迎会が開かれて、豪華な料理が卓に並んだ。集落の中央には村人全員が収まるほどの大きさの建造物があり、どうやらそれを貸し切ったらしい。
    これまで巡った国でそれ以上の豪奢な歓待を受けたことは当然あったが、集落の規模を考えれば充分以上に奮発していることが窺えた。
    「そういえば、アンタ方の名前を聞いてなかったね」
    歓待の中、家主の女が言った。集落の皆メトロ達を「旅人さん」と呼ぶので、メトロ達もまだここで一度も名乗っていなかったことに気が付いた。
    「おれはメトロ!それからセリマ、ザカリナにルケイン、今は眠っているのがアージルフだ!」
    メトロは仲間達を一人ずつ指して紹介していく。呼ばれた面々は軽く頭を下げて挨拶をして、何処からともなく拍手が上がった。
    「メトロ、メトロはどうして旅をしてるの?」
    尋ねたのは、メトロと同い年ほどの少女だった。よくぞ聞いてくれた、とメトロが胸を張って答える。
    「立派な王になるためだ!」
    瞬間、周囲の目が変わった。メトロですら口を噤む程に。無邪気に尋ねてきた少女でさえ、怯えるような、信じられないものを見たるような目を向けた。
    ざわめきの波が広がって、空気の温度がじわじわと下がり始めたところで、家主の女がメトロに歩み寄りくしゃくしゃと頭を撫でた。
    「ぼうや、あんたはまだ若いんだ。王だなんて、そんな野蛮なものやめておきな」
    どうやらこの国の王は随分と嫌われているらしい。メトロは野蛮、という言葉を否定しようとしたが、言葉が喉につかえた。女の対応のおかげと言うべきか、場の空気は既に戻っていた。ただ、偶に向けられる不安げな視線が拭えなかった。
    歓迎会がお開きになって夜も更けた頃、メトロは再びアージルフの寝室を訪れた。アージルフは漸く痛みが和らいだのか、規則正しい寝息を立てて眠っていた。おやすみ、と呟いてメトロは静かに部屋を後にした。

    メトロが居間へ行くと丁度台所から料理音と芳ばしい匂いが漂ってきた。
    「お早う、よく眠れたかい」
    メトロに声を掛けたのは、卓に着いていたルケインだった。台所の家主の傍にザカリナが立っているのが見えた。調理を手伝っているらしい。その日はメトロとセリマが協力して皿を並べた。
    アージルフはまだ眠っているようだった。朝食の後、ザカリナはアージルフを看ておくと寝室へ向かい、ルケインは何か住民を手伝えることは無いかと外へ出て行ってしまった。残されたメトロとセリマは顔を見合せて、取り敢えず今日も集落を見て回ることにした。
    集落は三十分もあれば一周出来るだろう、という大きさで、中心には昨日歓迎会が開かれた建物があった。人口も二百余程で、やはり国と言うよりは村か町といった規模だ。木造の家屋は一軒一軒が大きめであるが一階建てが多く、高くても精々二階程度だった。耕作や牧畜で生活しているらしく集落の面積の殆どが耕地か牧草地で、牛の世話をしたり畑の手入れをしたりしている住民の姿が度々見られた。途中、作業着姿でそれを手伝っているルケインも見受けられた。
    「メトロ!」
    突如名前を呼ばれて振り返る。そこに居たのは、先日メトロに何故旅をしているのかと尋ねた少女だった。
    「メトロはどうして王様になりたいの…?わたし、それが聞きたくて」
    少女の瞳には、また怯えが浮かんでいた。メトロに代わってセリマが尋ねる。
    「あなたは…王様が怖いの?」
    「うん、だって、王様って怖いものでしょう?」
    当然のように少女が答えたので、メトロとセリマは少し面食らう。
    「この国の王はどこに居るんだ?」
    皆が怯える割に姿を見せる気配も無い王の存在にメトロは疑問を抱く。良い王と言える者では決して無いだろうが、メトロの目的のためには会えるのならば一瞥位はしておきたい。
    「皆でやっつけたんだよ」
    少女が言う。
    「やっつけたって…もしかして、革命?」
    セリマが気付き、その言葉にメトロも息を呑んだ。
    「うん、大人はそう言ってる」
    セリマの推測は当たっていたらしい。血生臭い響きに、メトロが顔を顰めた。
    「それは…いつ頃?」
    「昔だよ」
    セリマの問いに少女が答えるが、いまいち要領を得ない。一体どの程度の昔なのだろう。二人の疑問顔に気付いたのか、少女が付け足して言う。
    「ずっと昔、私のおばあさんが生まれるよりも前」
    その返答は、二人の予想の外だった。精々少女が生まれて以降だろうと考えていたが、確かに革命後十年やそこらでこの安定した集落を築けるかと言われると微妙な所だ。
    「…それなら、君は王を見たことが無いのか?」
    少女は少し躊躇いがちに首を縦に振った。曰く、口伝の姿や絵姿なら残されているから知っている、ということだった。
    「王様ってね、怖い人だけじゃないのよ。メトロは素敵な王様になるわ!」
    セリマが少女に目線を合わせて言う。少女は少し興味を持ったのか、おずおずと尋ねた。
    「ねえ、他の国の話を聞かせてくれる?私…ううん、この国の皆、ここから出た事がないのよ」
    その提案に、二人はにっこりと笑顔を浮かべて話し始めた。様々な国の民、文化や慣習、風土、そして様々な王の話。少女は話の光景に想像を馳せているようで、表情が段々と夢見心地とばかりにうっとりしてくる。二人にとっても楽しい時間となり、良い息抜きになった。
    その後少女と別れた二人は、多くの大人に声を掛けられたが、その殆どが王なんてろくなものじゃないからやめておけ、ここは王が居なくともこんなに素晴らしい暮らしをしているのだ、という内容だった。最初の一、二回ならば少女との話の余韻もあり聞き流せたのだが、何度も何度も、人に会う度繰り返されては流石のメトロ達も疲れてしまった。まるで真綿に包まれて動きを止められているような感覚だ。
    「もう、本物の王様を見たこともないのに皆好き勝手言ってばっかり!」
    セリマが疲れを訴えるようにぐい、と伸びをする。メトロは何か考え込んでいる様子だった。そこへルケインが合流する。
    「やあ、畑仕事って結構力が要るんだね。二人は今日は何をしていたんだい?」
    「メトロと一緒に色んな人と話してたんだけど、皆王様なんてやめとけって、そればっかり!」
    セリマの訴えにルケインも心当たりがあったらしく、苦笑しながら頷いた。
    「メトロ、気にする必要は無いよ」
    ルケインがメトロを慰めて言うが、メトロは静かに顔を上げた。
    「おれは、この国の民よりも皆を幸せに出来るのかな」
    不安げ、と言うよりは、思慮しているようだった。少女の話によれば、少なくとも三代に渡る間この国は王の存在無しに動いており、実際皆生活に不満を抱えている様子は無い。
    「できるに決まってるよ、大丈夫」
    「うん、君なら素晴らしい国を作れるって、僕達の皆が信じてる」
    セリマとルケインが励ますが、メトロの表情は晴れない。アージルフならば的確な言葉で返せたのだろうか、と二人が考えたその時、ザカリナの声がした。随分慌てて探しに来たようで、息を切らしていた。
    「皆、こんな所に居たのかい!戻ってきて、アージルフが目を覚ましたんだよ!」
    三人は顔を見合わせるよりも先に駆け出した。

    「御心配をお掛けしました…」
    アージルフはこの上なく申し訳なさそうにしていた。まだ少し様子見が必要らしく寝台の上に座っていたが、脚の腫れはすっかり引いていた。ただ、膿んだ部分に関しては一日二日で元通りという訳にもいかないようで、道中で使うと良い、と塗り薬を渡された。
    リハビリをするべきだ、との家主の意見に賛同し外に出たアージルフは、あっという間に住民に囲まれた。
    「ああ、治ったのか!」
    「アージルフさんだっけか、アンタ大きいねえ」
    「裸足で旅なんて駄目だよ、靴くらいは履きなよ」
    メトロ達は庇うように狼狽えるアージルフの前に出て腕を広げた。
    「アージルフは怪我が治ったばかりなんだから、あんまり困らせたらダメだぞ!」
    「彼の言う通りだね、アンタら快気祝いの準備でもしてたらどうだい」
    家主の女がメトロをフォローしたので、住民達は渋々散り散りになっていった。…きっと今夜も盛大な宴が開かれるのだろう。
    「…驚きました」
    アージルフがあまりに率直な感想をぽつりと述べたので、メトロ達は思わず吹き出した。
    アージルフが目覚めてから漸く落ち着いて話せる時間が生じたので、四人は彼が寝ていた間の出来事を話した。メトロはいつもより口数が少なかったが、代わりにメトロと居たセリマがよく話した。ザカリナは二日目アージルフの看病をしており外には出なかった為、後半は聞き手に回っていた。ルケインは畑仕事がいたく気に入ったらしく何か育ててみたいと話したが、旅の途中では難しいだろうと窘められて少し残念そうにしていた。
    一通りの報告を終えて、アージルフはメトロの様子を窺った。王の話の下りが気に掛かったのだろう。口数の少なかったメトロは、少し前に出て振り返った。
    「おれはやっぱり、世界一の王になる」
    その口元は自信とも決意とも取れる笑みを湛えていた。突然の宣言に四人は目を見開いて、安堵したように息を吐いた。メトロは続ける。
    「国の民が幸せになる方法はひとつじゃない。でも、民も財も豊かな国を作るには国を導く王が必要だ」
    薄く笑んだメトロの姿は、確かに王の威を孕んでいた。

    アージルフの快気祝いと見送り会を兼ねた宴は、それはもう盛大に開かれた。再び住民に囲まれるアージルフを庇いながら、最後の歓待を堪能する。もう無遠慮な言葉の数々はメトロには響かなかった。
    出立するなら朝の方が良い、ということでもう一晩だけ泊まることになった。その夜、この国に来て初めて、メトロは安らかな眠りに落ちた。
    翌朝メトロ達が国を出る時、村人が総出で見送りに来てくれた。アージルフの怪我や滞在、歓待への感謝を述べると、あの少女が駆け寄ってきた。
    「メトロ、あのね」
    少女が夢のような願いを話す。
    「もし…メトロが王様になったら、メトロの国の旅人さんをこの国に招待したいわ。それで、あなたがどれほど素晴らしい王様になったのか聞かせてもらうの。…だからね、がんばってね」
    彼女の願いを伝え終えて、少女ははにかんだ。メトロの仲間達は誇らしげにしている。
    「ああ、約束しよう!」
    メトロは満開の笑顔で返した。
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