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    pagupagu14

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    【現パロ】思い出をshare/黒槐(百花百狼)
    現パロです。子供の男女の幼馴染が一緒にいて手まで繋ぐの変!って意地悪な子に言われるのはあるあるシチュなんですが、玲理緒は手を離して距離取るけど黒槐は絶対手を離さないよな~って思ったことから思いついたやつです

    #百花百狼
    #黒槐
    blackLocust

    【現パロ】思い出をshare 小さな、小さな、まだ私も黒雪も小学一年生だった頃。クラスも帰り道も一緒だったことから、そして幼い頃から仲良くずっと一緒にいたことから行きも帰りも手を繋いでいた。しかしその年頃の子になると男の子と女の子がそうやって一緒にいるのは不思議に思われ、揶揄われることもある。そしてその日の帰り道はまさにそんな風に揶揄われてしまったのだった。
    「槐はいや?」
    「え?」 
    「オレは槐とこうやって手を繋いでるのも、いっしょにいるのも、いやじゃない。むしろ、好きだけど…槐は?」
    「いやじゃない。私も黒雪と同じ気持ちだよ」
    そう返すと嬉しそうに黒雪は笑う。
    「じゃあ、あいつらのことなんて気にしてないで一緒にかえろ!」
    「わわっ、待ってよ黒雪!」
    周りを気にしない黒雪の言葉はその時の私にとっては救いで、とても嬉しいことだったのだ。
    ***
     「え、昔の夢を見た?しかも小学生の頃の?」
    私の話を聞いて驚いたような声を上げた。
    「私はあの時、嬉しかったんですよ。黒雪の傍にいていいんだって黒雪にそう言ってもらえたみたいで」
    素直にそう口にすると握られた手の力が強まるのを感じる。
    「……あの時は、槐が離れていっちゃいそうで嫌だったから。だから、槐のためってよりはオレのためって感じ?」
    そう黒雪は言ったけどその言葉も含めて私は黒雪が大好きだった。
    「それでも、嬉しかったのは事実だから」
    「……ふぅん、ねえ…槐」
    ちょっとだけ頬を赤く染めた黒雪は名前を呼んでちらりとこちらを向いた。
    「槐は、もし逆でも……オレと一緒にいたいって他のやつに言われたって気にしないでいてくれた?」
    あの時は自分が言われたから言う通りになりそうになっていたけれど…。
    「気にしません。だって私が黒雪と一緒にいたいので、誰かに譲れと言われたって譲りません」
    きっぱりと断言すると隣の黒雪は楽しそうに笑った。
    「槐、オレのこと大好きだね」
    「当然です。それに、黒雪も同じでしょう?」
    「まあね」
    当然にように返って来て笑ってしまう。
    「ね、槐」
    そのまま今度のデートはどこに行こうかという話になり最近オープンしたばかりのカフェがあること、そこに行こうという話をいながら歩いて行く。こうやって黒雪と過ごす時間が大好きで、そして重ねた思い出を共有できることが嬉しくてにやついてしまい、それを黒雪に悟られないように頑張る私だった。
    -了-
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    pagupagu14

    SPOILER黒雪BAD後転生現パロの黒槐。一応黒雪記憶ありの転生後は記憶が抜け落ちることがなく思い出を保持していて分かたれたこともなくずーーーーーっと一緒にいる絶対で槐は記憶なしやけどたまにふとデジャヴみたいなことを感じたり黒雪がそばにいないと不安に駆られたり黒雪の手を握るのが好きだったり黒雪のそばにいたがる(恋とは分かってない)みたいな過去の自分が多大な影響を与えている設定です。
    掴み取る、君との未来 「槐、甘いもの食べたくない?」
    「甘いもの…ですか?ですが、帰ったら夕飯が待っています。」
    「それくらい大丈夫だって、それにテストも今日で終わりだろ?少しくらいご褒美が欲しいって思ってもよくないか?な、いいだろ槐」
    お願い、と言う黒雪に私はとても弱く仕方なく頷いてしまった。
    「やった!」
    「ま、待ってください。黒雪!」
    「何だよ、まだ何かある?」
    「食べるのは構いません。構いませんから…黒雪は私の共犯なんですからもし月下丸達にバレてしまったとしたら…その時は一緒にしかられてくださいね?」
    「もちろん。オレがお前を放っておくわけないだろ?地の果てだってお前についていくつもりだよ」
    「それは大袈裟ですよ」
    「大袈裟じゃないよ。…特に、オレにとってはさ」
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