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    ガスウィル
    ウィル女体化
    ガストを女性下着売場に放り込みたかったなどと供じゅ(ry

    #ガスウィル
    gaswill
    #女体化
    feminization

    ピンクや水色のふわふわとしたものから、赤や黒のきわどいデザイン、どこを見てもテイストの違う下着が並んでいるだけで逃げ場がない。自身の存在が明らかに場違いであることを肌で感じながら、ガストは足元を見つめることしか出来なかった。

    「なあ、アドラー。その、ちょっと行きたいところがあって……」
    もじもじと指をいじり、恥ずかしげに問いかける恋人に、一も二もなく頷いた。ウィルの頼み事だから、てっきりカップル限定スイーツのあるカフェだとか、購入制限のあるケーキ屋だとかそういうものだと思ったのだ。
    「……えっと、ここ?」
    「うん……」
    ウィルに連れられてやって来たのは、いかにも女の子のための店、といった外観の店だった。それもそのはず、ディスプレイに飾られているのは表に出していいのかと心配になるほど小さな布を身にまとったマネキンたち。そう、女性下着店だ。
    ガストは目を疑ったし、耳も疑った。今、「うん」って聞こえたけど実は「違う」の間違いだったんじゃないか? うん、きっとそうだ。
    「行こ」
    「お、おう」
    そうだよな、そんな訳ないよな。
    動かない俺の袖口を軽く掴んで、ウィルは店内へと足を進めた。当然、俺も。

    と、まあ、そんなわけで、店内に入ったんだが、そりゃもういたたまれない。当然、店内にいるのは女子だけだし、物珍しげな視線が先程からグサグサと刺さっている。
    「な、なぁウィル、俺店の外に……」
    「ダメ」
    「何でだよ〜、頼むよ〜」
    情けない声をあげて懇願する。まじでムリ、羞恥心が耐えきれない。
    だが同時に、どうしてウィルが自身を連れてきたのかも不思議だった。ガストがこういう場所を苦手とすることは知っているだろうし、わざわざ男を付き合わせてまで来るような場所でもないだろう。ウィルなら自身はともかく、周囲のことを考えて弁えるだろう。
    「……選んでもらおうかと」
    「何を?」
    「下着」
    「…………へ?」
    ぼそぼそとか返ってきた言葉を、ガストは一瞬理解できなかった。時間をかけて漸く繋がった頃、彼の口から出たのは間の抜けた声だけ。それに煽られたのか、はウィルの顔はこれでもかと赤くなった。
    「選んでくれたら、次のデートに、付けてってやる」
    「ま、じで?」
    「まじ」
    それだけ言うと、限界が来たのかウィルはさらに奥のコーナーを見に行ってしまった。追いかけなければ、そう思うのにガストの体は動かない。
    次のデート、付けていく、その意味を察せないほど鈍くはない。めくるめく妄想の世界へ旅立ちそうになるのを必死で堪え、ようやく足を進めた。

    次回のデートがどうなったのかは2人だけが知っている。
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