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    hanten102

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    ガンダムSEEDDESTINY(シンアス)瞬きの微笑み。*ミネルバ時代、ローエングリンを討て辺りの話です。見て勢いで書いた物ですスミマセン…

    #シンアス
    syn-as

    瞬きの微笑み(シンアス)もやもやする。あの人のことでもやっとするのはいつもの事なんだけど。
    ふいに笑いかけたりするから。穏やかそうに微笑みかけるから。ドキってして、調子悪い。
    何がもやもやするのかと考えて、シンは一つのことに辿り着く。
    そう・・・あの笑みが、気に食わないのだ。
    向けられた笑みは作られたもののように思えて、何だか虚しくなってしまう。
    (なんであの人・・・あんな笑い方すんだよ・・・)
    シンには戦争の裏側は見えていなかった。自分達が勝利して、住民や仲間たちと喜びを分かち合って、あの人だって褒めてくれた・・・けど納得いかないのだ。
    複雑そうに笑うあの人の事が・・・気に食わないのだ。
    (なんだよ!俺なんかしたか?!・・・もっと・・・)
    喜んで欲しい。笑って欲しい。気持ちに拍車がかかるだけで。それに解答はいらなかった。


    「つー訳で、あの人爆笑させるいい手ってない?」
    「・・・って、言われてもねえ」
    「・・・・・」
    シンはルナマリアとレイに相談を持ち掛けた。ぐるぐる考えてはみたが答えは出なかった。ちょうど通りかかった二人に話しかける。
    「私たちもアスランさんが爆笑してる所なんて見た事ないわよ」
    「・・・それなら、くすぐってみたらどうだ?」
    酷く真面目に答えるレイに、シンは食い付きかけてやめた。自分が何故そんな事をしなくてはならない。
    なんだかだんだん馬鹿らしく思えて来る。
    (そうだよな・・・俺があの人に何かする事なんてないんだ・・・)
    ツキリと胸が痛むがそれを無視して、缶コーヒーをぐいっと煽った。
    そこに、緑色の瞳の青年の影が見えた気がして、しかも、
    「誰をくすぐるんだ・・・?」
    とポカンとした言葉が聞こえたものだから、思わず吹き出していた。
    「シン!!!」
    「あー・・・!!!シンったら・・・」
    「あ・・・あの・・・」
    盛大にコーヒーをかけられたのは噂のアスランで。すっかり濡れてしまった軍服、紺色の髪、そして明らかに怒りのオーラを漂わせていた。


    「・・・・・」
    「済まないくらい言ったらどうなんだ?」
    「スミマセンデシタ」
    「・・・・・」
    アスランにシャワーを浴びながらの説教をくらう羽目になり、シンはそっぽを向いていた。どうしてこうなったんだろう・・・本当は違うのに。怒らせたいわけでもないのに。
    「で、誰をくすぐるつもりだったんだ・・・?」
    「言いたくありませんね・・・」
    「俺は聞く権利があると思うが・・・?」
    至極まともな意見にぐうの音が出なくなったシンは渋々白状した。
    「・・・アンタ」
    「は?」
    「あんたですよ!!」
    一時の間が落ちた。シンが恐る恐るそーっと見上げるとシャワーの壁の隙間から顔を出したアスランがこちらを見ながら「ははっ」と笑っていた。シンは一瞬見惚れて反応が遅れた。
    「何がおかしいんですか?!」
    「いや、悪い。でもくすぐるつもりだったんだろう?」
    「それはそうですけど!!・・・くそっ!!こんなつもりじゃ・・・」
    「・・・笑ってもいいんだろ?」
    見つめ続けてたら緑色の双眸が柔らかく細められるから、顔に熱が溜まって爆発しそうで、つい顔を背けた。
    鼓動の音は煩い。この人の笑顔は毒だ。麻薬みたいで。
    もっと笑って欲しいなんて色づいた感情に、シンはまだ無自覚だった。
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    hanten102

    DOODLEガンダムSEEDDESTINY(シンアス)メイドさんにご褒美*未来設定です。両片思い。ですがやる事やっちゃってますご注意下さい。89さんの素敵メイドシン君に乾杯です!!ありがとうございますm(__)m勝手しまくってスミマセン…。
    メイドさんにご褒美スンっと扉が開いてそこに広がる光景にアスランは目を瞬かせた。
    まず目に入ったのがこちらを見て固まってるシンと執務机でひらひらと手を振ってのほほんとしているキラの様子だった。目線を下げて、シンが着ている服装を確認する。
    首元に大きなリボンをつけた白いエプロンと黒い膝までのスカート・・・フリルがふんだんにあしらわれたそれはメイド服と呼ぶのではないだろうか?可愛らしくネームプレートには「しん」と書いてある。同様の服をキラも着ているようだった。
    「あ・・・アンタなんでここに?!!」
    「・・キラ・・?」
    訳が分からない状態のシンとアスランに対して、一人訳知りの男、キラが説明を始めた。
    キラの体術訓練サボりの常習化が発端だった。キラの世話役を務めているシンはキラと一緒にサボりの罰としてメイド服での執務を命じられた。アスランもキラの体術訓練の相手役にとわざわざオーブから呼ばれたのだ。
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