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    akujikidesu

    @akujikidesu
    猗窩煉が好き。受が好きすぎて頭がおかしくなってる攻×つれないけど包容力がある男前受が癖。
    つまり猗窩煉最高ってことです✨

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    POIPOI 12

    akujikidesu

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    猗窩煉ワンドロ  
    お題「しもやけ」「ほっぺ」「午前2時」
    https://poipiku.com/4658173/6259120.html の二人。現パロ
    何に生まれ変わっても煉さんへまっしぐらな座くん×猫が好きで、猫には優しい煉さん

    #猗窩煉

    猫の名は?② 午前2時。
     そろそろ良い頃合いだろう。
     愛しい杏寿郎は夢の中。


     温かい腕に抱きしめられていた珍しい模様の猫は金色の目をキラリ、と光らせニャアと鳴く。


     そして一瞬で人の姿になった……。



    ーーーーーーーーーーーーーー
     
     2週間ぶりなんだ。
     この姿になったのは。
     我ながらよく耐えたと思うぞ?


     記念すべき初夜(初めて添い寝した夜)に我慢できず猗窩座は暴走し「もう、俺が良いと言うまで君は人の姿になるなっ!」と煉獄を本気で怒らせてしまった。


     杏寿郎は猫が好きだ。
     猫の俺にはとても優しい。
     猫の俺は甘やかしてくれる。
     猫の姿ならどれだけ舐めても怒らなかったのに。


     毎夜、煉獄の腕に抱かれて眠る猫(猗窩座)
     いや、猗窩座は眠れない。
     生殺し状態で猗窩座が眠れるわけがない。


     猫じゃなくて、人の姿になって杏寿郎を抱きしめたい。
     杏寿郎を舐めたい。
     杏寿郎を愛したい。

     杏寿郎が寝てる時なら、いいんじゃないか…?


     猗窩座はもう限界だった。




     午前2時ちょっと過ぎ。
     愛しい杏寿郎はもう、深い夢の中。
     朝までに猫に戻っておけば大丈夫だ。


     荒くなりそうな息を抑えながら、猗窩座は煉獄に顔を近づけ…………
     
    「おい。君、どうして人の姿になってる……良いと言った覚えが無いのだが?」
    「なっ!きょっきょっ…きょうじゅっ…ろっ……お、おきてっ……!?」
    「さっきからハァハァハァハァと、煩い君の息で目が覚めた」

     完全に起きてしまった煉獄の心底冷たい視線に猗窩座は震えてしまう。

    「で?君は、なぜ勝手に人の姿になっている…早く猫に戻れ」
    「うぅ…杏寿郎っ寝る前はあんなに優しかったのにっっ」
    「それは君が猫だったからだ」

     猫に見せる優しい笑顔は何処へやら。
     今の煉獄は冷たいを通り越して、もはや絶対零度だ。

    「つれない…つれないぞっ杏寿郎っ!嫁になるって誓ってくれたじゃないかっ!!猫に向ける愛情を少しは人の姿の俺にもくれたっていいだろうっ?でもそんな杏寿郎もたまらんっっ優しさと冷たさで俺を翻弄する小悪魔め…っ♡」
    「…………言いたいことはそれだけか?」

     訴えも虚しくベッドから蹴り出されてしまった。
     今は真冬。
     しかも、よからぬ事をしようとしていたので。
     つまり猗窩座は…真っ裸なのである。

    「さっ寒いっ…猫は寒がりなんだぞ!手足がこのままだと冷えてしもやけになってしまうっ凍えるっ…!俺…っ凍えてしまうぞっっ杏寿郎〜っっ!!」
    「ならば早く猫になれ。猫になったらベッドに入れてやるが?」


     妖艶に微笑んで、狡い提案をしてくるなんて…さすが杏寿郎。
     そんなところも大好きだ!
     俺を翻弄する小悪魔めっ♡♡


    「わ、わかった!でもその前に…名前をっ俺の名前を呼んでくれっ!」
    「……呼んでるだろう?」
    「猫の時じゃなくてっ!今、俺の名前をちゃんと呼んでほしい。できれば猫にする時みたいに…とびっきり優しくお願いしますっっ!!」

     真っ裸でお願いとは情けなさの極みだが、猗窩座は必死だった。どうしても、人の姿の時に名前を呼ばれたいのだ。


     もう形振りかまっていられない!
     これだけは絶対に譲らんっ今、杏寿郎が俺の名前をちゃんと呼んでくれるまでは…っ!!


    「…呼んだら本当に大人しく猫になるんだな?」
    「もちろんっ!男に二言は無いぞ杏寿郎っっ!!」
    「仕方ないな。いいだろう……」

     煉獄は必死すぎるお願いに呆れながらも頷き、猫に見せていたとびっきり優しい微笑みを初めて猗窩座に向けた。

    「そんなに寒いのなら、朝まで温めてあげよう…猗窩座……」

    「猗窩座…どうした?頬が赤いな…」

    「それ以上冷えてはいけない…早く猫になって…こっちにおいで猗窩座…?」


     これは……杏寿郎も悪いと思う……。


     だってこんな。
     甘く微笑んで。
     甘く呼びかけて。
     甘い、甘い声でこっちにおいで…なんて。


     暴走した俺に身体中舐め回されても仕方ないと思うぞ?




    「お、おい…っあかざぁ……っ!男に……二言は無いんじゃっ…なかったのかっっ!?」
    「杏寿郎………俺、猫だから♡」
    「……っ!?こ、このっ変態猫もどきめ…っっ!」




     そして振り出しに戻る………。












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    DOODLE猗窩煉 - 追尋 (下)


    猗窩座x煉獄杏寿郎
    同人

    同陣if







      
    *正劇向猗窩煉。
    *《同陣》背景設定前提。


      
    杏寿郎一直在用全副心神和體力去抑制自己的呼吸。


      可是,玖之型和其他尋常的炎之呼吸形態不同,並非能在短暫間輕鬆地多次使用的招式。它需要杏寿郎耗費極大的精力、體力,他剛才在將其使出時的確吸入了不少毒霧,且明顯感到胸前的傷口被大幅度的動作撕裂開了,迎着森林裏涼涼的空氣火燒一樣痛。

      無聲地忍耐着痛感,比起這個,杏寿郎真正擔心的是已經開始感到吃力的全身肌肉。



      他不願意倒在這裡。

     

      堅定地往前走,步履卻隱隱透着艱難,杏寿郎覺得四肢沉重得像灌滿了鉛,呼吸也會牽扯到整個胸膛發悶疼痛。



      

      霧沉沉,不知盡頭。



      


      



      猗窩座很快就解決掉那隻小鬼了,他為了趕時間,甚至懶得套上手套,直接徒手抓了一把花瓣就塞到它嘴裏,完事。在往回跑的時候,猗窩座意興闌珊地觀察着潰爛的右手,這回復速度比起平時實在慢得多,接近十秒才回復到完好的模樣。

      眼皮忽然開始跳,猗窩座想念起杏寿郎。又想起他胸前的傷口,牙齒不由地磨了起來。

      那是他最珍重的人,竟然有鬼敢在他身上留下傷痕。下次一定要把杏寿郎放得更貼身,什麼敵人都不可 2901

    ほしいも

    DONE酔っ払いの猗窩煉
    ■現代パロディ、同棲
    煉獄くんがれろれろです。
    五徳の油汚れを浮かせるため洗剤に浸け置きをする。その間に、キッチンの照明と壁を拭き、使い捨てのクロスに目には見えなかった汚れが手形のように付着するのを確認して、日々の掃除を苦に思わない性格で良かったと、改めて思う。綺麗好きであった父の影響だろう、たった一人の肉親の育て方に感謝しながら、洗剤浸けの五徳をスポンジで丁寧に洗う。
     留守番の夜は、決まって込み入った掃除をして恋人の帰りを待つ。職場の付き合い、友人たちと会食、後輩の相談を受けたり、家族と過ごす時間を大切にしていたり、とにかく、掃除をする時間がたっぷりあるのもこの部屋が綺麗に保たれている理由かもしれない。
     キッチン掃除の締めに、シンクの水気を全てクロスで拭き取る。入居当時のような輝きを取り戻したキッチンに清々しい心地になって一息吐く。部屋が綺麗だと、気分も良い。そう言い聞かせてエプロンで手の水気を拭う。
     スマートフォンを手に取って、今日は友人のプロポーズ決起集会だ!と意気揚々に出て行った恋人からの連絡がないか確認する。通知を示す数字は幾らかあれど、どれも恋人からのものではない。開く気にもならずにエプロンのポケットに落とす。日付 1957

    ほしいも

    DONE朝食と猗窩煉
    ■現代パロディ、同棲
    真四角のキューブ型をした食パンにパン切り用のナイフを入れる。細かい山型にカットの入ったナイフをのこぎりのように細かく押し引きすると、柔らかな食パンを潰さずに二つに切り分けることが出来る。恋人の猗窩座と二人で暮らす部屋を選ぶとき、互いの職場と実家から程よく近く、それでも近すぎない事が第一条件だった。その次の条件は、朝早く立ち寄れるパン屋があること。趣味のジョギングの帰りに立ち寄る事が出来ると少しだけ気分が上がるし、恋人が夜勤帰りに買い食いが出来れば、不寝番が少しでも楽しくなるのではないかと思って提案をした。間取りや収納、築年数なんかは二の次で、二人で生活が営めるなら部屋は何処でも構わなかった。

     この小振りな正方形の食パンは、部屋を決める一助を担った竈門ベーカリーに立ち寄った際に必ず買う品物だった。贅沢食パンと銘打たれたこのパンは、一斤売りをしている山型食パンよりも小さいうえに割高だ。それでも、小麦の香りやほのかに広がる甘みがあり、気に入っている。半分に切ると、だいたい四つ切の食パンと同じ程度の厚さになるのでそれをオーブントースターの中に並べる。恋人の見立てで揃えられた調理器具は、門外 2290