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    akujikidesu

    @akujikidesu
    猗窩煉が好き。受が好きすぎて頭がおかしくなってる攻×つれないけど包容力がある男前受が癖。
    つまり猗窩煉最高ってことです✨

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    akujikidesu

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    #猗窩煉ワンドロ  
    お題「愛称」「相性」「愛憎」
    現パロ 記憶有り。

    事案な求愛をしまくる座くん×そんな求愛に慣れてあしらい上手な煉さん
    いつか現実でも座くんがお赤飯炊けますように。

    #猗窩煉

    お巡りさんこの男です「…ん……ここは………?」



     猗窩座にとって、この世で最も愛おしく憎らしい男がゆるりと目を開ける。
     不思議そうに辺りを見回し何かおかしい事に気付いたようだ。

    「やっとお目覚めか?待ちくたびれたぞ」
    「………………やはり、君か」

     ぼんやりとしていた煉獄の瞳に炎が宿り、猗窩座を睨みつける。

    「君、監禁は犯罪だぞ……わかっているのか?」 


     わかっている。
     でもこうするしかないんだよ杏寿郎。
     こんなに愛して、愛して、愛して、愛しているのに。
     杏寿郎は俺を拒絶する。
     杏寿郎は俺を受け入れない。


     監禁でもしないと俺の提案を聞いてくれないだろう?


    「そう怒るな…愛しているんだ。でも杏寿郎が俺を受け入れないから…っ!」
    「…いや、これで受け入れるわけないだろう阿呆なのか君は」
    「だったら…何で杏寿郎として生まれてくるんだっ!俺を拒絶するなら杏寿郎として生まれて来なければいいだろ…っ」
    「うん。本当に君、そういうとこだぞ」



     煉獄の冷静な言葉で猗窩座は我に返った。 
     このままでは、何時も通り振られてはい終了になってしまう。

    「違う違うっ今の無し!ごめん…っ杏寿郎ぉ…言い過ぎた…いい提案があるんだっ本当にいい提案なんだっ!信じてくれっ今日の俺は一味違うんだ!!」
    「はいはい。とりあえず聞いてやるから腕の縄を解け」
    「き、聞いてくれるのか!?やった!よし、すぐ解くからなっ」

     毎回激しい求愛をする猗窩座だが心底煉獄に惚れ抜いている為、大切にしすぎて18禁的な無体が働けない。
     そのおかげで煉獄の貞操は今日も守られている。


     猗窩座は以外とピュアな男であった………。




    ーーーーーーーーーーーーーー
     
     振られ続けて50回目。
     普段はめげない男も流石に落ち込み、ようやく考えを改めた。
     この調子では煉獄と永遠に恋仲になれない…と。

    「反省したんだ…強引に気持ちをぶつけてばかりじゃ駄目だって」
    「………もう既にぶつけられているんだが」 

     優しく縄を解き猗窩座は真剣な表情で煉獄を見つめる。

    「俺は杏寿郎と愛し愛される関係になりたい」

    「それは一方的じゃ駄目なんだ」

    「だから………二人だけの特別な呼び名がほしい!共に愛称で呼び合って親密になりたい…っ杏寿郎……いや…杏ちゃんっっ!!」

     言った。
     ついに言ったぞ…。
     だが、杏寿郎……いや、杏ちゃんの反応が気になる。
     ものすごい冷たい目で見られてたら…
     え、どうしよう…



    「…………君、悪い奴では無いのだがなぁ」

     呆れたような、でも柔らかい。そんな声を猗窩座は初めて聞いた。

    「きょ…杏ちゃん……?」
    「ふふっそんな呼び方したの君が初めてだな…」
    「は、初めて…っ俺が…初めてっっ嬉しい…お赤飯炊かないと…っ!!」
    「もう…君は…そういうとこだぞ?」
    「杏ちゃん…っ」

     煉獄の声が更に甘みを増したような気がして、どうしようもなく猗窩座の胸はときめいてしまう。

    「俺が杏ちゃんなら……君は……あっくん、かな」


     あっくん!?
     素晴らしい…見事だ…っ!
     あっくんと杏ちゃん。
     
     こ、こここれは…みゃ、脈有りなのではっっっ!?


    「き、杏ちゃんっっ」
    「なんだ?あっくん」
    「……っ!杏ちゃんっ♡」


     凄い。
     凄いぞ愛称呼びの威力!
     これが親密な関係!!
     やはりお赤飯炊かないと!!!

    「俺…幸せだ…杏ちゃんっ」
    「それは良かった。では、俺のお願いも聞いてくれるか?あっくん」 

     煉獄からの初おねだりで猗窩座の脳内は今、お花畑状態だ。

    「も、もちろんだ!杏ちゃんの為なら何でもっっ」
    「そうか嬉しいぞあっくん。では…俺の携帯電話を返してくれるか?」

     煉獄からの初上目遣いで猗窩座の脳内は今、お花畑を通り越してついにお赤飯を炊きだしてしまった。

    「お安い御用だ!杏ちゃん♡」
    「ありがとう。あっくん」
    「でも携帯で何するんだ?杏ちゃん」
    「ん?親密な俺達なら言わなくても解るだろう?…あっくん」

     煉獄の甘い、甘い、笑顔で猗窩座の脳内に完璧なお赤飯が炊き上がりました。


     そっか〜!
     そうだよな〜っ!
     俺達、親密な関係だもんなっ
     こんなに相性ぴったりならもう、立派な恋仲なのでは?

     携帯ってことはLINEのブロック解除してくれるのかなぁ♡
     着信拒否も解除してくれるよな♡
     幸せだな、俺♡




     20時15分 素山猗窩座 確保ーーーー。










      
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