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    おーり

    ゲン/千とゲ/黒千と黒千/千、千/黒千が散らかってます。
    地雷踏み防止に冒頭にカプ名(攻のあと/)入れてます。ご注意ください。
    シリーズと一万字超えた長い物はベッターにあります。https://privatter.net/u/XmGW0hCsfzjyBU3

    ※性癖ごった煮なので、パスついてます。
    ※時々、見直して加筆訂正することがあります。
    ※地味に量が多いらしいので検索避け中。

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    POIPOI 55

    おーり

    MOURNING◆ゲン/千
    ◇ストーンワールドのゲンと千空。ゲン→千空です。
    ◆司帝国と決着のついてないあたり。



    ゲン/千に「ん」が二つあるのかわいいなぁって思ってるけど、ゲ千も何かの鳴き声みたいでかわいい(末期)
    切り取れなかった日曜日 石化復活してから、しばらく俺はこの世界を哀れだと思っていた。発達した便利な文明は時の流れで消え去って栄華を極めた痕跡だけが空しく残った世界。長らく生物の頂点に座していた人間が作り上げてきたものが自然に淘汰された有様を過去に想像したことがなかったわけではないが、こうして目の当たりにしてみた印象と感情とはかなりの差があった。
     日々のなんでもないような、それこそ気付きもしないささやかな日常の変化を趣がある、風情があると慈しんで楽しむ感覚を忘れたわけではない。狩猟時代に戻った日常には新鮮さはあったし、体験したことのないことを体験していく発見もあった。 
     ただ飽きてくるのである。
     元々、芸能界で人間相手に仕事をしてきた俺としては物足りなさが少なからずあり、つまりは飢えていたのだろう。渇望する心に仕方ないと折り合いをつけて、要求されるままに俺を復活させた男の命を聞いた。最初は復活させてくれた礼もあり、服や食料を分けてくれるなどの恩に対するギブアンドテイクの気持ち。ただ、彼の場合は少し行き過ぎていて、どういうわけかたった一人、自分の世界を脅かさんとする相手に執着して消そうとまで考えていた。
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    おーり

    MOURNING◆何でも許せる人向け、女体化あり
    ◇ご都合主義で作った奇病が出てきます
    ・使いたい方がいらしたらお好きにどうぞ。報告不要、自己解釈可能。
    【奇病:月下美人】新月で女性は男性化、満月で男性が女体化する奇病。完治するには性交のみ。発動条件は思春期(第二次成長期)に想い慕う人が出来ること。
    (千空の場合、ホルモンバランスで百夜の前で誤作動起きたことにしてあります)
    月の光で咲く花の色は 青白い月の光の中、照らされる白い肌はきっと美しいのだろう。

     石神村から少し離れた山の中。元は獣道だった道なき道の草を刈り取り、幾多の足で地を踏み固めて整えられた小道を登っていく。
     過去に千空が獅子王司の手によって命を絶たれ、コハクが姉のために湯治の湯を組んでいた場所に慰安の場所として温泉が設けられている。そこから少し離れた木の上で僕は幹に身体を預けて枝先へ向かって足を投げ出していた。
    ――女性の湯に覗きを働こうとする不埒な輩を持ち前の聴力と目で見張って欲しい、そう千空から依頼を受けての見張りだった。
     それなのに、見張りを開始してから最初に聞こえた足音は頼んできた千空のものであった。もしかすると、頼んだとおりに仕事をしているのかを探りに来たのだろうか、いや千空は頼んだ以上は相手を信用している。時間を割いてまで相手の動きを確認しに来るようなそんな非合理的なことはしない性格の人間だ。
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    おーり

    MOURNING◇羽京→ゲン→千空な話です。 誰も付き合っていない。
    ◆羽京とゲンしか出てこない
    ◇17巻ネタ含む
    深海に降る雪 防衛機密・軍事機密それが潜水艦だ。多くの情報が出回ることは国の安全に危険を及ぼすこと。そのため同じ海自で階級が上の人間であっても、相手が水上の乗組員であれば絶対に秘密を口にすることは出来ない。
     陸と違って目視で情報を得ることの出来ない海中、ソナーマンである僕はあらゆる情報を聞き取る。潜水艦の主な目的は二つ。一つ、敵の主力艦を見つけ、気付かれぬように討ち取ること。二つ、自分たちを狙ってくる敵の潜水艦を見つけて討ち取ることだ。どちらも自分たちが見つかる前に相手を見つけて行う速さ勝負、その一点に尽きる。
     
     石化前は海自のトップクラスの聴力の良さで潜水艦のソナーマンとして働いていた西園寺羽京は獅子王司によって再び世界に目覚めさせられた。再び目を開けてみる世界は姿かたちを変えていて、帝国の王として、リーダーとして中枢にいた司は自身の目指す理想のために人であることの石像を破壊していった。あれは人ではないのだ、ずっとそう自分に嘘をつき続けて心を痛めていた羽京は科学王国の勝利という形でようやく苦しみから解放された。
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