Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    takeke_919

    @takeke_919

    多分絶対使いこなせてない😇

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 😍 🎋
    POIPOI 13

    takeke_919

    ☆quiet follow

    #妖怪コロッケおじさん #gwtonly2022

    二日目のコロッケはソース掛けてから冷蔵庫で冷やして食べます✌︎('ω'✌︎ )

    #gwtonly2022
    #K暁

    台風の日も祭りの日も、実質一緒だよね?(大量のコロッケを添えて)「よし、KK。コロッケを買いに行こう」

     二人並んでソファにて寛いでいる時だった。
    急に立ち上がった暁人が、徐に宣言したその内容に首を傾げずにはいられない。どうした暁人、いきなり荒ぶるんじゃあねぇ驚くだろうが。

    「オイオイなんだよ、藪から棒に」
    「ほらエドがデイルから聞いたって言ってたじゃないか。『日本では台風の日はコロッケを食べる風習らしい』って」
    「あー……。」

     そう言えば、何時ぞやのボイスレコーダーにてエドがそんな事を言っていた気がする。大量にコロッケを買い込んで帰ってきたデイルを『妖怪コロッケおじさん』と揶揄して。

    「言ってた気もするが……。何で今それを思い出した?別に今日は台風の日でも何でもないぞ?」

     先程窓の外に捉えた大空は清々しいほどの晴天模様を見せ、台風のたの字もない様子だ。だのに何に関連付けてコロッケの事を思い出したのか、甚だ不思議で仕方ない。急に食いたくなったから、と言われた方がまだ納得出来るってもんだ。
    だがウチのお暁人はまたもや不可思議な発言をブチかましやがった。

    「天啓が降ったんだ」

     おいおいおい、いよいよ危ねぇ信仰宗教みてぇなこと言い始めたぞ。どうしたお暁人、今のオマエはポンコツ暴走列車宛らの突っ走りっぷりだぞ。

    「て、天…啓……?」
    「今この瞬間、絶対にコロッケを食べないとって、なんかそんな気になったんだよ。それに多分、いや絶対、何処かで何かのお祭りが開催されてる気がするんだ」

     何だそのあやふやな言い方の癖して妙に断言し切る発言は。オレはどこから突っ込めばいいんだ。

    「台風の日って、何だかいつもの違った雰囲気でちょっとわくわくしたりするでしょ?それはお祭りの日も一緒だなって思って。じゃあ実質台風の日もお祭りの日も一緒じゃないのかなって、そうは思わない?」

     思わねぇ、思わねぇよそんなこと。そもそも台風やら祭りの日でドキワクするのは小学生ぐらいだろうが。オマエはどこのガキ坊主だこら。

    「だからさ、ほら。買いに行こう、コロッケ。それで一緒に食べようよ」

     ね、いいでしょ?とまだ座ったままのオレの腕を引っ張りながら言い募る暁人はオレが『断る』という選択肢をとるなんて思ってもいないという体である。こうなったら頑として譲らないのは身を以って知っているので、まぁ一つや二つ程度であるならば付き合ってやらないでも無いかと、重い腰を上げるオレ。『何だかんだと言いつつも、貴方は暁人に滅法甘いわよね』とは凛子の談である。うるせぇよ。
    そうして暁人とオレの二人は歌川商店街のある一店へと向かうのだった。

     因みに、オレはその場で食べる程度の量を購入するのだとばかり思っていたがお暁人は違った様で。

    「すいませーん!!コロッケ30個くださーい!」

     それは見事なよく通る声で、とんでもねぇ個数を注文しやがった。誰かこの大食漢を止めてくれ。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    💖💖💖☺☺☺💖💖💖💖💖💖❤☺💖☺☺☺😊😊😊😊👍☺☺💖💖❤💖☺💖❤💖☺😊❤❤
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works

    らいか⛩

    DONE25日はK暁デーのお題「犬or猫」です

    素敵なお題ありがとうございました!
    とても楽しかったです
    「お、いたいた、俺の話聞いてくれるか?」

    煙草を吸いながら隣に来た中年男は自分に目もくれず話し始めた。
    聞いてくれるか?と言っているが実際返事を聞く前に語り始めているのを見ると聞かないという選択肢はないようで男をジッと見つめる。

    「俺の恋人兼相棒がそこにいるんだが、あいつはやたらと犬や猫に好かれやがる。あの日も…おっと、あの日って言ってもわからんだろうが、簡単に言えば命懸けの共同作業をしたんだよ。で、あの日もあいつは犬を見たらドッグフードを与え猫を見たら撫でたり声をかけたりと俺が引くぐらいさ。つまり恋人さまは根が優しくてなぁ…そこにマレビトも妖怪も寄っちまう程で俺ぁ心配でたまんねぇ。今もマレビトに怯えて逃げてた犬やら猫がマレビトを祓ったお陰なのか戻って来て恋人さまを奪いやがる。正直面白くねぇな。あいつの良さと言えば聞こえはいいが、俺だって…あ、いや、なんでもねぇ。……話を戻すが、俺は犬や猫に好かれねぇ質でな、こっちには来やがらねぇ。俺にとっちゃ良いことだがな。おい、今苦手なんだろとか思っただろ?苦手じゃねぇよ、あいつらが俺を苦手なんだ。そんなに好きなら自分家で飼えばいいだろって言ってみたがたまに触るから良いんだとよ。本当に人並みの好きなのか?まぁ、そこはいい。別に議論するつもりもねぇしな。っと、俺は餌なんて持ってねぇよあっちいけ」
    1239