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    tsumoriiiii

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    R18 スーツの一郎×バニーの左馬刻です。
    白バニーで網タイツです(だいじ)

    #一左馬
    ichizuma

    【一左馬】「どこ見てんだよすけべ」
     そう言って左馬刻は胸元を抑える真似をした。飲んでいたコーラが気管に入りむせる。
    「いやっ見てたけど! 見るだろ、そりゃ……」
     図星を指摘され、一郎はついつい言い訳がましくなる。相手はそれを人一倍許さない男だというのに。白のバニースーツは胸の部分だけが変な余り方をしていて、先ほどからちらちらと乳首が見え隠れした。男の体格なのに、他はまあまあ、ぴっちりと身体の線に沿っている。そのカットは深く、スーツと同じ色の網タイツで覆われた脚が付け根まで、小さい尻までほとんどが晒されていた。どこを切り取ってもセクシーで、真っ白で、全く滑稽な印象を受けないのが不思議だ。それは一郎が、左馬刻に特別な感情を抱いているからかもしれないが。
    「驚いたぜ。まさかこーんな店にいちろー君が通ってるとは」
    「通ってねえよ依頼だよ! 大体俺のが驚いたっての!」
    「こっちの目当ても店の関係者なんでな」
    「だからって、ワカガシラってここまですんのかよ……」
     自らこんな格好まで。笑い飛ばしてやりたいのに出来なかった。左馬刻の頭上でふわふわと兎の耳が揺れる。
     その時、暗かった店内の照明に色が混じり始め、ムーディーなBGMがアップテンポなものに変わった。
    「なんだ?」
    「イベントタイムだ」
     よ、と声を漏らして左馬刻は一郎と向き合うように膝へ乗り上げた。スーツ越しとはいえ密着する下半身にびくりと反応する。
    「ちょ、え? これ」
    「はは、ダンスってテイ。ちょっとなんかしてても聞こえねえ音量だよな」
     曲に合わせて左馬刻が身体を揺らした。席はひとつずつレースのカーテンで区切られている。中ははっきりと見えないが、なんとなく隣の席でも同じような動き方をしているのが分かった。左馬刻の厚みのある身体が一郎の上で揺れている。
    「あ、う、止まれ左馬刻。別に俺らまでこれやる必要」
    「その場に馴染んでた方がいいだろ。お目当ての奴だってもうすぐ……あ? 一郎、お前」
    「だからっ、止まれって」
    「思春期かよ。なんで」
     擦れて、というよりは相手の質量や温度に反応してしまった気がする。あと勿論、刺激的なビジュアルに。
    「なんでじゃねえだろ」
     隣のブースに耳をすませると水音のようなものが聞こえる気がする。やはりそういう店か。
     目の前には先ほど視線で追いかけてしまった胸部が迫っていた。一郎がそのまま顔を押し付けると、虚をつかれたのか左馬刻の動きが止まる。良い匂いがした。谷間を鼻筋でなぞるようにしていると、予想外に頭を撫でられる。
    「……いいの?」
    「これ以上する気か?」
     答えないまま胸に唇で触れた。決して柔らかくはないのに、弾力に興奮は高まり下半身が重くなる。舐めると甘さすら感じた。左馬刻の吐息が前髪を揺らす。
    「っん」
     胸の部分のバニースーツを捲り、乳首を舐めると身体がぴくりと反応した。軸が左右に振れるよう舌を動かすとすぐ硬くなってゆく。唾液で濡れたそこを指の腹で捏ね、押し潰すようにすれば左馬刻が堪りかねたような声を漏らした。
    「は、あ……っ」
     肩を押し離れようとする身体を引き寄せ、唇に吸い付く。手は自然と腰へ伸び、タイツ越しに付け根を撫でた。触れて初めて、その部分にかわいらしいフリルがあしらわれていることに気づく。フリル。この男に。
    「おいマジになってんじゃねえぞ」
    「初めてちゃんと見たけど、網タイツってえろ過ぎねえ?」
     網目は粗く、ほとんど地肌に触れた。尻の膨らみを手のひらで揉んでから、その奥を探る。僅かに介する網目越しに、穴の縁を指の腹でくるくると撫でることができた。
    「こんなとこまで網なんだ……」
    「んう、テメ、そろそろ」
    「ん……、指だけ」
    「あ」
     一郎は口に含んで濡らした指を再び左馬刻の後ろへ宛てがうと、ゆっくりと中に沈めていった。その過程で、指の節が通るたび律儀に反応を返す身体がかわいい。ゴムもローションも無いから、丁寧にしなければ。
    「ふ、う」
    「大丈夫か?」
    「何がだ、あ、あっ」
     指はゆっくりと動かし、よく覚えている箇所をじわりじわりと何度か圧迫した。肩には左馬刻の熱いであろう息が掛かり、ついに額が押し付けられる。
    「っクソ、あっ、猿、エロ猿……っ」
    「よさそうでよかった」
    「んあ、も、んん」
     不安定な関係ながら、日頃の努力の賜物ということだろう。指を動かしながら耳を舐めると、左馬刻はスーツに爪を立てて善がった。
    「んう、ンーー」
     ぎゅうっと一層中がうねって指を締め付ける。だいぶ先走りは出ていたが、一応ドライで果てたらしい。出来るだけ声を洩らしたくないからか、ジャケットごと肩を噛まれた。
    「あ、待って俺の一張羅だから!」
     そう訴えれば余計にがぶがぶとやられる。良い根性をしている。それならとこちらも入れたままの指を動かした。動かす度に、絶頂を迎えたばかりの身体がびくんびくんと激しく震える。
    「ん! うんっ んんっ」
     左馬刻が肌を真っ赤にしながら一所懸命にかじりついてくる。唾液が濃い染みをつくっていくが、一郎は男から目が離せなかった。
     ひときわ強く噛んだ直後、顎からくったりと力が抜けた。また果てたのかもしれない。一郎は膝に乗せていた左馬刻をソファーへひっくり返すと、両足首を持ち上げた。
    「今下どうなってんの?」
     バニースーツの布をずらすと、先走りで艶やかに光る性器と淡い色の下生えが網タイツの間で窮屈そうにしている。今さっき指を入れていた部分はひくひく動いて、左右へ引っ張ると奥の色濃い部分がちらついた。一郎の喉がまるで獣みたいに鳴る。
    「いちろ、お前、顔やば……」
     こんな格好で、乳首出てて、肌を火照らせ汗と汁でぐちゃぐちゃでへろへろの左馬刻に、潤んだ目で見上げられると、胸を掻きむしるような衝動が沸き立って堪らなくなった。
    「左馬刻……」
     足首を肩に掛け、覆い被さるように顔を近づける。鮮烈な瞳が接近し、視界がぼやけた。瞬きする。おかしいくらい、霞んだ。
    「あれ?」
    「……ハア、やっと薬効いてきたか。どうなるかと思ったわ」
     左馬刻の声がぼんやりとした頭に響く。それが下からか上からかも分からなかった。急速に眠気を覚えながら、目の前の温かい身体に腕を伸ばす。
    「おっと。ハハ、スケベ野郎」
    「さあとき……」
     微かに、頭を撫でられる感触がした。
    「ん、お前のターゲットも見当ついてるからよ。証拠と一緒にふん縛っとけばいいだろ? こっちは見られるとまずい仕事なんでな……」
     優しい声と、温度が遠のいてゆく。淋しい、と思った瞬間に唇へ何か触れて、一瞬で、意識が途切れた。


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