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    さなか

    @o_sanaka

    成人腐(↑20)。主に石乙で文字と絵を投稿してます。

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    さなか

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    なんとなく書いた石乙

    #石乙
    stoneB

    石乙散文 「好きだ」と言われて抱き締められてキスをされて、身体を押し倒されて触れられた。
     なんでこんなことするんだろうとぼんやり思っていたら、嫌じゃねぇのか?と意外そうな顔で言われて、嫌じゃないというかなんというか。
    「……さぁ?よく分かんないです」
    「なんだそりゃ」
    「よく分かんないけど、アナタが僕にそうしたいなら、好きにして下さい」
     そう言ったら、何故か不機嫌そうな顔になって、触れてくる手を離してきた。
    「そんなこと言われて、好きに出来るかよ」
    「?なんでですか?」
    「俺はなぁ、お前を抱きたいんじゃねぇ、抱き合いたいんだ」
     そう言って、身体を起こしおもむろに着ていたシャツを脱いできた。そしてこちらの腕を引いて身体を起こさせて、触りたきゃ触っていいぞと言って来た。
     ナニソレって思ったけれど、間近で彼の身体を改めて見ると、すごくゾクゾクした。自分にはない鍛え上げられた身体、筋肉、触れたらとても柔らかそうだなって思った。
     恐る恐る触れたら、想像よりもしっかり硬くてでも、弾力はあって気持ちいい。その後もペタペタ触って、無性に自分の肌と合わせたくなって、そっとその胸筋に顔を押し付けた。
    「……おい」
    「ん……石流さんの筋肉、気持ちいいです」
    「そうかよ……」
     じゃあ俺もお前に触るな、と言って、石流も自分の身体に触れてきた。大きな節張った掌が、背中を撫でてそれが気持ちいい。自分も、彼の身体に頬ずりしながら、腕や背中に触れて、それからふっと彼の顔を見た。
     そしたら目があって、ニッと笑って顔を近づけてくる。あ、キスされると思ったから目を閉じた。そのまま唇が合わさって、それも気持ち良くて。
     さっきキスされたときはこんなこと思わなかったのに、夢中で彼の口付けを受け止め、夢中でそれに応えた。いつの間にか彼と触れ合いたくてたまらなくなっていた。
     いつの間にか自分は。
    「……好きだ、乙骨」
     長いキスに息が切れた。そして囁かれたその言葉に、ふんわりと微笑みで返す。
    「……僕も、好きです」
     たぶん、あなたのことが。
     その返しに、彼は少し瞬きをしながら、ったくよぉ~~~と言って、再び身体を押し倒してきた。
    「……そんなの、ダダ漏れだってぇの!」
     そしてそんな風に言いながら、再びキスしてきて、身体に触れてきた。
     なんのこと?と思いつつ、それを受け止めながら自分も求めた。
     身体を触れ合って求めてあって抱き合って。
     好き合うのはこんなにも気持ち良くて嬉しいことだって。
     アナタが教えてくれたこと。
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