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    てぬたろ

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    てぬたろ

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    MP42にて頒布予定の新刊のサンプルです。

    タイトル『Daffodils Daffodils』
    マクステ/B6 2段組み 64ページ
    R-18(お話のメインではありません。)
    ¥300(予定)

    本編後。分裂バース。
    四つの季節を巡る短編集。
    各章、ステ視点→マク視点→J(気配)の構成となっています。

    #マクステ
    maxtape

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    てぬたろ

    DONE #TPVワンドロライ
    4月20日、お題「蜘蛛」「ヒーロー」より
    ATSV ミゲミゲ(パパ×928)

    ※いずれミゲミゲになるミゲとミゲ
    ※99ミゲがパパミゲを特別だと意識するきっかけのお話
    君がそう呼ぶのならばモニターとスクリーンだらけのオフィスでミゲルは今日も仕事をしていた。オレンジ色に発光する光の粒子ばかりを見続けていると、太陽の陽の色を忘れてしまいそうになる。それが健全が不健全で言ったらもちろん後者なわけなのだけど、使命に駆り立てられているミゲルにとってはどうでもいいことだった。
    あらゆる次元のスパイダーマンを観測できるようになってわかったことがある。
    ひとつはあらゆる次元の『ミゲル・オハラ』を観測してみてもスーパーパワーを得るのはこのアース928の『ミゲル・オハラ』、つまり自分だけだということ。
    ふたつめは蜘蛛から直接スーパーパワーを得ていないのは自分だけだということ。
    無限に広がる数えることもバカバカしくなるの次元のすべてを見たわけではないのだから、本当にミゲルが一人きりであるとは言い切れないにしても、ミゲルに孤独感を感じさせるには十分だった。孤独は胸を押しつぶすような不安をミゲルに与え、安らぎから遠ざける。他の次元のスパイダーマンと関わるようになって少しは孤独感が薄れているかもと思うこともあったが、顔色は一向に悪いままだった。
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    てぬたろ

    DONEセステオ(24話後)

    スミルナアンドカプリ
    セスとテオと香りのお話。
    セスの恋心が周りからみてもわかりやかったらかわいいです。

    ※セスがペトロとある程度打ち解けてます。
    香る恋心手に緑色を詰めこんだ籠を持って、セスは軽やかにペセルス城の長い長い階段を降りていく。足元でちょこちょこと精霊たちもセスと階段を一緒に降りていく。
    かつてはセスもランジェレスにあった城に暮らしていたとはいえ、このペセルス城はそれよりももっとずっと構造が複雑だ。オデアの首都にある城より小さいはずだが、ペセルスの城内を把握するためにあちこち散歩をしてはときどき迷子になった記憶はまだ新しい。とはいえここでセスに許されていることは少なかったから、城内とその周辺を歩き回るほかにすることもなくてセスが当初危惧していたよりはずっと早く把握できていた。
    すっかり慣れたペセルス城の台所へとセスはやってきて、使用人の中から見知った顔を探す。お昼すぎのこの時間帯、彼女が書斎にいるテオのためにお茶を用意することもセスはしっかり把握していた。歩くことに疲れた精霊たちはセスの頭と肩の上から探すようにキョロキョロとしている。もしかしたらセスの真似をしているだけかもしれなかった。
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    エース

    DONEムンナ マクステTOS天使疾患パロ。三人の誰でパロディするか悩みに悩んで、結局マクステだなとなりました。理由としては、TOSの公式CPはロイコレだと思っているので、それならば三つ子でやるならマクステしかなかろう、と。
    配役の方は〝何かと契約して人で無くなる〟ならそれはマークだし、〝普段は抜けてるのに大事な人の事はちゃんと見てる〟のはステだろう、と思ったから。なのでロイコレからのマクステ解釈です。
    消えた涙 ぼんやりとベッドボードに背を預け窓の外を眺める。明るすぎる都会の空ではろくに星も見えないが、こうして朝まで時間を潰すのにも随分と慣れた。ただ静かに息をして、隣で眠るスティーヴンを起こさない様に気を付けていれば良いだけだ。
     窓の外を眺めるのに飽きたら今度は隣のスティーヴンを見る。それを繰り返していれば、朝までそう時間も掛からない。
     今日もやっと日付が変わった所だ。朝までのあと六時間くらいを、いつものように窓の外とスティーヴンとを往復しながら過ごそうかと思った時、隣の塊がゴソリと動いた。
    「マァク……、眠れないの?」
    「スティーヴン……悪い、起こしたか」
     窓から振り返るとスティーヴンが眠たそうにしながら目を擦っていた。静かにしていたつもりだったが、やはり隣で体を起こしているべきでは無かったのだろう。いっそベッドから離れて、そのままソファで過ごすべきだったと後悔した。
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