搭乗者たちより先に進んでるジャスフリ・アスランとジャスティス
ジャスティスを核爆発させる。
薄々気づいていた、ミーティアの試運転の時や演習の時、機体の整備の時。
何よりも永遠を冠する戦艦から発進したとき。
パイロットがアスランが、この戦争を終わらせるために、命の使い時を探していることを。
その時が来ないことを願っていたが……
ストライクルージュがリフターに邪魔されて、はるか後方に下がっていく。
自爆コードを入力し終えたアスランが座席に深くもたれかかる。
狭い天井を見上げる彼にジャスティスは語る言葉を持たない。
自爆するのは嫌ではない。アスランとの付き合いは数か月に満たないが、己の性能を使いこなすこれほどのパイロットに出会たのは奇跡だ。
だから彼が望むならそれに殉じるのがMSとしての使命だと思う。
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