Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    ____pomepome

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 10

    ____pomepome

    ☆quiet follow

    支部に上げた初書きジュン茨です!
    茨がジュンに片思いする話です!
    茨→ジュン→←日和

    #あんさん腐るスターズ
    ansanRottenStars
    #ジュン茨
    junThorn

    知りたくなかった.よりにもよってなんでジュンの事を好きになってしまったのだろう。

    自覚してしまえばもう取り返しもつかなくなって自身の中で誤魔化すことも出来ないくらい意識してしまっている。
    勿論、収録やレッスン等には支障が出ないようにいつもの笑顔を取り繕い、頭をフル回転させて完璧にこなしているつもりだ。

    俺の初めて出来た友人で俺の最高のライバル。
    この関係性を変えたいなんて望んでもいないし、気持ちを伝えたいなんて一切思っていない。
    いや、ただ怖いだけなのかもしれない。
    もしこの気持ちを伝えてしまえば、絶対優しいジュンを困らせてしまうだろう。

    それにジュンには愛してやまない恋人。日和殿下がいる。
    俺は殿下みたいに完璧ではないし、心から本音をぶつけて隣に立つ勇気なんてない。
    俺はジュンに釣り合わないに決まっている。
    俺みたいな最低野郎が2人の仲を引き裂く資格なんてないし、ジュンの幸せを奪いたくない。

    『好きな人には幸せでいて欲しい』

    熱愛報道が出た俳優のファンがそうインタビューに答えている姿をテレビで観て以来、やっと共感出来た気がして笑いが込み上げてくる。
    殿下ならジュンの事をこれから先も心の底から愛していくだろうし大切にしていくだろう。
    だって、殿下といる時のジュンは誰から見ても幸せそうに笑っているのだから。

    そんな姿を見て表情には出さずとも1人して事務所に戻り副所長室に着けば、無意識に涙が溢れてきて一向に胸の痛みは消えてくれやしない。



    ねぇ、ジュン。
    俺、こんなにもジュンの事好きになっちゃった。
    なんで好きになっちゃったんだろ。
    こんな苦しい気持ちになるなんて知らなかった。
    知りたくなかった。

    俺の事も優しく抱きしめて。一緒に笑ってよ。


    お願い、俺を愛して。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    👏👏
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    ____pomepome

    PAST去年の真ん中バースデーに書いたジュン茨です♪
    友だち.ジュンから定期的に相談をされる。仕事面は勿論、些細な悩みにも相談に乗っている。彼から相談をされる事に対しては迷惑だと思っていないし、頼られているのはむしろ嬉しい。最近は二人で外に出掛ける機会も増えた。その影響もあり、ユニットの仲間として距離も縮まった気がする。

    『オレら友だちみたいですねぇ』

    彼からたまに言われるその言葉には共感もしていないし否定もしていない。正直友人の定義が分からない。似た者同士で、本音を語り合えて、長い時間一緒にいても疲れない。俺とジュンは似た者同士だとは思わない。あんなに輝いて必死に上にしがみついて愛想のあるあいつと俺は釣り合わないし、全く似た者同士ではない。それにジュンは本音を語ってくれるが、俺はあいつに対してあまり本音を語らない。素が出ているとたまに指摘されてしまうことはあるが。長い時間一緒にいても疲れない。確かにあいつと一緒にいる事を不快には感じていないし、一緒にいるのは楽だ。それなら俺たちは友人なのだろうか。友人みたいだとは言われたが、あいつが俺を友人だと思っているかは分からない。聞く機会なんて無いだろう。
    1358

    related works

    yukiha0410

    PROGRESS11/23に開催されるレオいずプチオンリー『ライオンキャット6』で発行予定の本の先行サンプルです。お祭りなのでチェクメ関係するとこで書けてるとこぜんぶ載せちゃう。
    【11/23ライキャ新刊先行サンプル】もしものきみと恋をする(仮)【注意】
     ※原作を読んでいることを前提として話が進みます。
     ※しかし、お話の都合上、原作改変を多分に含みます(本で最終的に理由がわかります。ある程度察しのいいかたならここだけでわかると思う)
     ※原作で想定される程度の暴力描写を含みます。
     ※原作で描かれていない部分を妄想にて補完しています。解釈を多々含みます。

     あと、書きっぱなしで見直ししてないので、かなり粗が目立ちます。



    ーーー以下本文ーーー


    プロローグ

     慌ただしく行き交う人波を掻き分けるように、申し訳程度のイルミネーションに彩られた繁華街を突っ切っていく。コートとマフラーで武装している俺を嘲笑うかのように、吹きつける北風は容赦なく全身から体温を奪っていった。どこに設置されているのか知らないが、野外スピーカーは聞き慣れた〝Trickstar〟の歌声をそこかしこにばら撒いていて、まったく落ち着きがない。SSがすぐそこまで迫っていることも、無関係ではないのだろう。リリースされてしばらく、ゆうくんの歌声を聞きたくて飽きるほど再生を繰り返したラブソングはすっかり覚えてしまっていたけれど、今は一刻も早くそれから逃れたかった。
    22651

    recommended works