𓆚𓆘ヌʓ 𓆘𓆚
MAIKINGただのギャグです。150日後くらいにジばになる予定。
前略、100日後に絶対あんたを抱きます。七種茨は画策していた。
一体どうやってあの男、漣ジュンを抱こうかと。
【前略、100日後に絶対あんたを抱きます。】
さてさて。この話のヒロイン、漣ジュンは過去に宣っていた。
『 やっぱり王道展開ってアツいっすよね 』
主人公、七種茨は考えた。
( ならば最も王道の攻略法でいきましょう )
と。
これは報告という形にはなるが、主人公である七種茨は漣ジュンに心底めたくそ惚れている。ちなみに二人は同い年、同じアイドルユニットEdenの構成メンバーである。そう、たったそれだけの関係。それが如何にして色恋沙汰に至ったかと言えば、その理由は単純。これまでの人生において損得抜きの関係などは犬の糞以下として蹴散らしてきた茨にとっては、ユニット単位で何かと紆余曲折を経てきた結果とはいえ現在、自分に掛け値無しの信頼を預けてきてくれるSo Purely Angelなジュンの存在というのは最早唯一無二と言ってもまったく過言ではなく。友情愛情慕情劣情もろもろすっ飛ばした走り幅跳びにも近く、まあまあ包み隠さず今の茨の心情を吐露するとすれば、「ジュンかわいい」「大好き」「付き合いたい」「セックスしたい」、以上、解散。ということであり。
2690一体どうやってあの男、漣ジュンを抱こうかと。
【前略、100日後に絶対あんたを抱きます。】
さてさて。この話のヒロイン、漣ジュンは過去に宣っていた。
『 やっぱり王道展開ってアツいっすよね 』
主人公、七種茨は考えた。
( ならば最も王道の攻略法でいきましょう )
と。
これは報告という形にはなるが、主人公である七種茨は漣ジュンに心底めたくそ惚れている。ちなみに二人は同い年、同じアイドルユニットEdenの構成メンバーである。そう、たったそれだけの関係。それが如何にして色恋沙汰に至ったかと言えば、その理由は単純。これまでの人生において損得抜きの関係などは犬の糞以下として蹴散らしてきた茨にとっては、ユニット単位で何かと紆余曲折を経てきた結果とはいえ現在、自分に掛け値無しの信頼を預けてきてくれるSo Purely Angelなジュンの存在というのは最早唯一無二と言ってもまったく過言ではなく。友情愛情慕情劣情もろもろすっ飛ばした走り幅跳びにも近く、まあまあ包み隠さず今の茨の心情を吐露するとすれば、「ジュンかわいい」「大好き」「付き合いたい」「セックスしたい」、以上、解散。ということであり。
es_jbhw
DONE刑事ジ×天才詐欺師いばの追いかけっこ書きたいところだけ書いたので雰囲気で読んでください。
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン ジュンが務める警察署へ指名手配犯の目撃情報が入って三十分。それまではまったく動きのなかった事件がやっと動き始めたことで、ジュンは目を通していた書類をその場にほっぽり出し、上役が制止する声も今日ばかりは聞こえぬふりをして現場に向かった。
漣ジュンは警察官一年目のドがつくほどの新人だ。しかしその勤勉さから同僚や上司からの信頼は厚く、現在は操作二課で詐欺犯罪全般を担当している。中でも彼が熱を上げているのは、ここ数年で何件も全国各所で詐欺犯罪を繰り返している七種茨に関する事件だ。その手口は見事なまでに大胆巧妙であり、また指名手配となっているものの彼は変装のプロでもあり、その素顔を見たものは誰もいない。偽名や肩書きを数えきれないほど手にしており、一か所に留まることもないためその所在を掴むことすら困難とされてきた。ジュンはそんな犯罪者に、簡単に言ってしまえば固執していた。自分でもなぜだかはわからない。けれど、人を騙し続け、嘘で塗り固められた茨の人生を――彼の本当の姿を、ジュンは見てみたいと思っていた。
5820漣ジュンは警察官一年目のドがつくほどの新人だ。しかしその勤勉さから同僚や上司からの信頼は厚く、現在は操作二課で詐欺犯罪全般を担当している。中でも彼が熱を上げているのは、ここ数年で何件も全国各所で詐欺犯罪を繰り返している七種茨に関する事件だ。その手口は見事なまでに大胆巧妙であり、また指名手配となっているものの彼は変装のプロでもあり、その素顔を見たものは誰もいない。偽名や肩書きを数えきれないほど手にしており、一か所に留まることもないためその所在を掴むことすら困難とされてきた。ジュンはそんな犯罪者に、簡単に言ってしまえば固執していた。自分でもなぜだかはわからない。けれど、人を騙し続け、嘘で塗り固められた茨の人生を――彼の本当の姿を、ジュンは見てみたいと思っていた。
・中夜
DONE奉公人ジュン×芸妓 茨のジュン茨妄言の塊。前編なのでハッピーには終わりません。
コズミックやその他のアイドルたちが出てきます。CPはジュン茨のみです。
長い時間を掛けてダラダラ書いていたので、文字抜けや誤字があると思います。見かけたらウェボやマシュマロまでお知らせください。お願いします🙏
後編の目処は立っていません。 25140
es_jbhw
DONE仕事納め後、一緒に朝を迎える二人の話。付き合っています。黄昏の空 師走の忙しさを身をもって経験したジュンと茨は、カウントダウンイベント後すぐに用意していたホテルへと向かった。日和と凪砂はその脚で巴家へ向かった。ライブに出演していたアイドルたちもそれぞれのいるべきところへ帰っていき、こうしてやっと各々の正月を迎えることができた。
茨もジュンも一年の仕事納めのあとはいつも疲労困憊といった感じで、ホテルに着いてからなんとかお互いを鼓舞しあいシャワーを浴びて、言葉を交わす余裕もなく眠りについた。おやすみと言ったかどうかすらも曖昧な年明け。新しい年を迎えた実感もないまま朝を迎えるのが二人の定石だった。
しかし、ルーティンとは恐ろしいもので、眠る前の疲労感とは裏腹にジュンはいつも通りの時間に目が覚めてしまった。
4550茨もジュンも一年の仕事納めのあとはいつも疲労困憊といった感じで、ホテルに着いてからなんとかお互いを鼓舞しあいシャワーを浴びて、言葉を交わす余裕もなく眠りについた。おやすみと言ったかどうかすらも曖昧な年明け。新しい年を迎えた実感もないまま朝を迎えるのが二人の定石だった。
しかし、ルーティンとは恐ろしいもので、眠る前の疲労感とは裏腹にジュンはいつも通りの時間に目が覚めてしまった。
haninon12301
MOURNING煮付けジュン茨※ち…かわパロディです。オリジナルと同じ構成なのでちい…わを先に見ましょう
急いで描いたので落書き
ハイエナ×番犬になってます。
こっちのが1人で生きるのが嫌な世界だと思うので… 2
nmk_enst
DOODLEジュン茨♀茨♀ちゃんをどん底から救いあげるかっこいいジュンくんの話です。茨が本当に本当に可哀想。直接的な描写はないですがモブレの描写がしつこい。
気力があればラブラブ初夜編書きます。
ジュン茨♀
先天性女体化、モブレ 茨がアイドルじゃなくてマネージャー
人を選ぶ内容のため上記問題ない人のみ進んでください。大丈夫ですか▶︎(yes/no) 13908
ogata
MOURNINGペーパーにしようかなと思ってたジュン+茨。居残り残業茨と、一緒に残ってるジュンクン。恋愛未満。
バリカタ——アイドルになろうと思われた理由を、あらためてお聞かせ願えますでしょうか。
「ええ、承知しました! 自分は若輩ではありますが、一般的には若すぎると言われる年齢の頃から、経営の実践を経験する機会をいただきました。その中で、アイドル業界に伸びしろを感じたということです。また、その上で、輝かしい存在に憧れたというところもあります!」
——Edenのメンバーである乱さんと巴さんは、ともにfineのメンバーだった時代ですね。知名度は現在ほどではなかったものの、あの時代のfineにはいまだに根強いファンが多いと聞きます。
「ええ、ええ、もちろんです。Edenにも旧fineのメンバーが在籍しておりますし、当時からのファンという方もいらっしゃいます。そんな方々のおかげで、Edenの知名度は飛躍的にあがったともいえます。その時代があったからこその今であると言えるでしょう」
3299「ええ、承知しました! 自分は若輩ではありますが、一般的には若すぎると言われる年齢の頃から、経営の実践を経験する機会をいただきました。その中で、アイドル業界に伸びしろを感じたということです。また、その上で、輝かしい存在に憧れたというところもあります!」
——Edenのメンバーである乱さんと巴さんは、ともにfineのメンバーだった時代ですね。知名度は現在ほどではなかったものの、あの時代のfineにはいまだに根強いファンが多いと聞きます。
「ええ、ええ、もちろんです。Edenにも旧fineのメンバーが在籍しておりますし、当時からのファンという方もいらっしゃいます。そんな方々のおかげで、Edenの知名度は飛躍的にあがったともいえます。その時代があったからこその今であると言えるでしょう」
____pomepome
PAST過去にpixivに投稿したものです。飲み会に行った茨を迎えに行くジュンの話です!二人が成人済み、同棲、付き合ってます!
内緒話.「…もしもし?茨?」
「んっ……あ〜!!お疲れさまであります!!今飲み会が終わってぇ〜…自分一人じゃ帰れないので迎えお願いしま〜す!!」
取引先との飲み会に参加している茨から電話が掛かってきた。かと思えば、用件を言い終わると即座に通話を切られてしまった。いつもバカでかい声だが、いつにも増してでかい声で電話越しでも耳が痛い。帰る場所は同棲しているこの家なのだから別にオレが迎えに行っても構わないだろう。マスクを付け帽子を深く被り急いで家を出た。
飲み会が行われている店前に着いて店の中に入る。従業員に念の為に茨から聞いておいた団体名を言うとすぐに案内してくれた。
「こちらです」
「ありがとうございます」
軽くノックをして部屋の中を覗くと、茨は机に突っ伏していた。周りのお偉いさんたちがオレに気付いて全員がこちらを見る。
1944「んっ……あ〜!!お疲れさまであります!!今飲み会が終わってぇ〜…自分一人じゃ帰れないので迎えお願いしま〜す!!」
取引先との飲み会に参加している茨から電話が掛かってきた。かと思えば、用件を言い終わると即座に通話を切られてしまった。いつもバカでかい声だが、いつにも増してでかい声で電話越しでも耳が痛い。帰る場所は同棲しているこの家なのだから別にオレが迎えに行っても構わないだろう。マスクを付け帽子を深く被り急いで家を出た。
飲み会が行われている店前に着いて店の中に入る。従業員に念の為に茨から聞いておいた団体名を言うとすぐに案内してくれた。
「こちらです」
「ありがとうございます」
軽くノックをして部屋の中を覗くと、茨は机に突っ伏していた。周りのお偉いさんたちがオレに気付いて全員がこちらを見る。
____pomepome
PAST過去にpixivに投稿したものです。これはジュン茨の日に書きました。
年齢操作あり、ジュンが捨て子設定です。
16歳の茨が6歳のジュンを拾う話.大雨の中、たまたま立ち寄った公園のベンチに寝転がる小さな子どもを見つけた。顔を真っ赤にして苦しそうに呼吸をしている。よく見ると、身体には多数痣の跡がある。暴力を振るう親から逃げてきて疲れ果ててここにいるのだろう。その姿に思わず昔の自分を重ねてしまう。
「はは...まるで自分と同じですね」
この大雨なのだからこのまま放っておけば低体温症や高高熱で命を落としてしまう可能性もある。だが、自分には関係ない。俺が知らないこいつを助ける仮もないしメリットもないのだから。なんとなく子どもに手を伸ばして頬を撫でた。
「...辛かったな...もう楽になれますよ」
何を言っているのだろう。頬を撫でるのをやめて背を向けると、急に服の袖を掴まれた。振り返って子どもを見てみると、うっすらと目を開けている。
5007「はは...まるで自分と同じですね」
この大雨なのだからこのまま放っておけば低体温症や高高熱で命を落としてしまう可能性もある。だが、自分には関係ない。俺が知らないこいつを助ける仮もないしメリットもないのだから。なんとなく子どもに手を伸ばして頬を撫でた。
「...辛かったな...もう楽になれますよ」
何を言っているのだろう。頬を撫でるのをやめて背を向けると、急に服の袖を掴まれた。振り返って子どもを見てみると、うっすらと目を開けている。
ogata
DONE20230924 ジュン茨新刊(全年齢・文庫・P32・しおりつき ¥300)の全文です。『kiss,kiss,kiss, 』の続きにあたります。
二人がホテルに泊まった日、茨がみた夢の話です。
夢なので、捏造設定を大いに含む妄想短編のようなものです。
(ifアイドルじゃなかったパロ・ジュン茨両片思い同居)
夢なので、話が断片的でまとまりなくぽんぽん飛びます。悲恋注意報発令中。
Paradigm Shift * * * *
「ねえ茨、まだ寝るんですかぁ?」
額にツンツンという感触を感じて目が覚めた。
ブラインドの細い隙間からこぼれる朝の光を背に、金の大きな双眸が茨を捉えている。もう一度目を閉じると、どうしようもなく大きな欠伸があふれた。
「……何時ですか」
「あ、起きましたね。朝の七時です。ブラインド開けますよぉ」
言うか言わないかの間に、眩しい光が寝室に差し込んでくる。
ジュンはTシャツに短パンのラフな姿で、すでに出かける準備を済ませていた。
「朝ラン行こうって約束したでしょう。忘れてました?」
眼鏡を掛け、見慣れた景色が視覚に入ると、脳は倍速で覚醒を始める。
「ええ、忘れてませんよ。ですが、家を出るまでにはもう少し時間があるでしょう。十分間に合います、大丈夫です」
11179「ねえ茨、まだ寝るんですかぁ?」
額にツンツンという感触を感じて目が覚めた。
ブラインドの細い隙間からこぼれる朝の光を背に、金の大きな双眸が茨を捉えている。もう一度目を閉じると、どうしようもなく大きな欠伸があふれた。
「……何時ですか」
「あ、起きましたね。朝の七時です。ブラインド開けますよぉ」
言うか言わないかの間に、眩しい光が寝室に差し込んでくる。
ジュンはTシャツに短パンのラフな姿で、すでに出かける準備を済ませていた。
「朝ラン行こうって約束したでしょう。忘れてました?」
眼鏡を掛け、見慣れた景色が視覚に入ると、脳は倍速で覚醒を始める。
「ええ、忘れてませんよ。ですが、家を出るまでにはもう少し時間があるでしょう。十分間に合います、大丈夫です」
momo
TRAINING纯茨第三次亲吻从便利店出门右拐1500米再直步走上台阶,七种茨名下的公寓近在眼前。进入楼梯间,等待电梯,进入电梯,按下8楼,在电梯缓慢上升时打开手机查看七种茨发来的消息。涟纯在电梯间内小声哼着歌,是eden之前的曲子。走出电梯,将左手提着的食物换到右手,袋子中有碳酸饮料和一些零食,虽然会被七种茨以注重身材管理的原因说教一番,但是两个人只是相对无言地面对面坐着未免有些太过尴尬。按下门铃,一套动作行云流水下来耗费的时间甚至不超过10分钟,正所谓是七种茨口中的欲速则达之,虽然原话好像并不是这么说的。
没有反应,难道是不在?可是今晚明明约定好了见面。突然锁孔转动几下,随即门便被拿着眼镜的七种茨打开了。真是的,纯,现在正是鄙人的休息时间!好好~涟纯一边说着一边将脱下来的外套递给七种茨。实木材质的衣架是七种茨的风格,样式丰富的装饰是涟纯的喜好,组装在一起便成为了独具二人特色的super特色衣架。七种茨习惯性地将涟纯的休闲服装与自己的衣服挂在一起,丝毫不用担心出门时会穿上对方的衣服,因为七种茨挂在衣架上的衣服也是涟纯的。
2481没有反应,难道是不在?可是今晚明明约定好了见面。突然锁孔转动几下,随即门便被拿着眼镜的七种茨打开了。真是的,纯,现在正是鄙人的休息时间!好好~涟纯一边说着一边将脱下来的外套递给七种茨。实木材质的衣架是七种茨的风格,样式丰富的装饰是涟纯的喜好,组装在一起便成为了独具二人特色的super特色衣架。七种茨习惯性地将涟纯的休闲服装与自己的衣服挂在一起,丝毫不用担心出门时会穿上对方的衣服,因为七种茨挂在衣架上的衣服也是涟纯的。
・中夜
DONEジュン茨ワンライ【作戦会議】コズプロの学生アイドル限定夏フェスという謎時空のジュン+茨
蹴散らせ青空 夏の朝日が差す舞台の袖から、よく通る大きな声がジュンを呼ぶ。振り返るとキラリと光るレンズ越しに、青空の瞳がひたとこちらを見据えていた。胸に抱えたバインダー越しにちょいちょいと手招きされるのを見て、ジュンは重い腰を上げて駆け寄っていく。風に靡くリハーサル用のTシャツは、汗ですっかり変色してしまっていた。
「ったく……。オレは犬じゃないんですけどね〜?」
袖の影で待ち構えていた茨は、汗だくのジュンと対照的に涼し気な髪をさらりと耳に掛けて、手元の資料に目を落とす。
「Bメロの立ち位置変更します。」
「はいよ。……土壇場で変更なんて珍しいすっね」
「前のユニットが構成を少し変えてきたようでして……。被るんですよ」
1688「ったく……。オレは犬じゃないんですけどね〜?」
袖の影で待ち構えていた茨は、汗だくのジュンと対照的に涼し気な髪をさらりと耳に掛けて、手元の資料に目を落とす。
「Bメロの立ち位置変更します。」
「はいよ。……土壇場で変更なんて珍しいすっね」
「前のユニットが構成を少し変えてきたようでして……。被るんですよ」
・中夜
DONEジュン茨ワンライ【不意打ち】+0.5h(……あんただって、自分のその顔知らないでしょ)
Blue Blue Concealing Sky エレベータを降りて事務所の入口が見えたら、口の端をキュッと引き結んで眼つきも気持ちキリッとさせる。自分じゃなんでこんなことしなきゃならないのか……と思ってしまうけれど、でもやっぱり大好きな人を困らせたくはないから。一度硬く握った拳を解いて、心の中の漣ジュンにいつも通りを呟きながら、オレはCOSMICの文字が光る通路を通り抜けた。
「ジュンは何もかも顔に出過ぎるんですよ」
1Rのカウンターキッチンでコーヒーのおかわりを注ぎながら、茨は怒ったような拗ねたような[[rb:表情 > かお]]でそう言った。可愛い子ぶった両手でカップを持って戻ると、凍ったチューペットを齧るオレの前に腰かける。26°の弱風がコーヒーの湯気を浚った。
2264「ジュンは何もかも顔に出過ぎるんですよ」
1Rのカウンターキッチンでコーヒーのおかわりを注ぎながら、茨は怒ったような拗ねたような[[rb:表情 > かお]]でそう言った。可愛い子ぶった両手でカップを持って戻ると、凍ったチューペットを齧るオレの前に腰かける。26°の弱風がコーヒーの湯気を浚った。
・中夜
DONEHAPPY JUNIBA DAY!茨さんほとんど出てこない同棲ジば。
掃除洗濯をしたのは昨日なのにシーツを替えたのは今朝、が本作のポイントです。
日々は続くから(やっぱり帰って来なかったな……)
ヘッドボードの明かりを消した後も手放せないでいるスマホを開いて、閉じて、もう何十回も目にしたデジタル時計の時刻にため息をついた。うつ伏せに押し潰している枕へ顔を埋め、意味もなくウンヌン唸ってみる。けれど、どれだけ待ってみたってオレの右手が微かなバイブを告げることはないし、煌々と現れたロック画面の通知に眩しく目を眇めることもない。残り数分で日付を跨ごうかというこの時間に誰からも連絡が来ないなんて、当たり前の話ではあるんだろうけど。その一般的には非常識とも言える連絡を、オレはかれこれ2時間もソワソワと期待してしまっているのだった。
「……茨」
待ち侘びている方が馬鹿げてるのはわかっている。そもそも今日は帰れないって、だから昨日の内にお祝いしておきましょうって。端からそういう話だったのだ。帰れない今日の代わりに、茨はオレの好きなメニューを沢山夕飯に出してくれたし、オレだって茨が朝から料理に集中できるように洗濯から何からその他すべての雑事をせっせと片付けた。夕方普段より早めのご馳走に、2人で作った苺タルトも平らげて、余った料理も1粒も無くなったお皿も仲良く片付けた後ソファーに並んで触れ合って……昨日まで、ううん、ついさっき。風呂から上がってベッドに入るまで、本当になんの不満もなかったはずなのに。
2259ヘッドボードの明かりを消した後も手放せないでいるスマホを開いて、閉じて、もう何十回も目にしたデジタル時計の時刻にため息をついた。うつ伏せに押し潰している枕へ顔を埋め、意味もなくウンヌン唸ってみる。けれど、どれだけ待ってみたってオレの右手が微かなバイブを告げることはないし、煌々と現れたロック画面の通知に眩しく目を眇めることもない。残り数分で日付を跨ごうかというこの時間に誰からも連絡が来ないなんて、当たり前の話ではあるんだろうけど。その一般的には非常識とも言える連絡を、オレはかれこれ2時間もソワソワと期待してしまっているのだった。
「……茨」
待ち侘びている方が馬鹿げてるのはわかっている。そもそも今日は帰れないって、だから昨日の内にお祝いしておきましょうって。端からそういう話だったのだ。帰れない今日の代わりに、茨はオレの好きなメニューを沢山夕飯に出してくれたし、オレだって茨が朝から料理に集中できるように洗濯から何からその他すべての雑事をせっせと片付けた。夕方普段より早めのご馳走に、2人で作った苺タルトも平らげて、余った料理も1粒も無くなったお皿も仲良く片付けた後ソファーに並んで触れ合って……昨日まで、ううん、ついさっき。風呂から上がってベッドに入るまで、本当になんの不満もなかったはずなのに。
an____wL
MOURNING #6月18日はジュン茨の日 💙🩷ハッピージュン茨デー!!おめでとうございます♪
初デートに赴く二人のお話です💐
可愛いやつら〜!
2023.06.18 今日は付き合ってはじめての、二人揃ってのオフだ。
ジュンと茨がお付き合いを始めたのはこの春、桜が散りはじめる頃。かれこれ二ヶ月以上前のことだ。
これまでは、茨よりは時間に融通の効くジュンが副所長室を訪れたり、あれ以来習慣になった早朝のモーニングなんかで二人だけの時間を過ごしていた。
しかし、ジュンも茨も世間で言うならまだまだ学生の方が多い年齢。遊びたい盛りと言っても過言ではない。
特にジュンは、どこで得たのか……いや、八割が漫画からの知識だと思うが、夏のイベントに特別魅力を感じているようだった。
茨と恋人同士で迎える夏が来ると、六月に入ってからのジュンは頻りにソワソワとしていた。
その割に、多忙な茨を気遣ってか我儘は言わないと決め込んでいる様子のジュンは、これまで一度もデートに行きたいとは言ってこなかった。
5287ジュンと茨がお付き合いを始めたのはこの春、桜が散りはじめる頃。かれこれ二ヶ月以上前のことだ。
これまでは、茨よりは時間に融通の効くジュンが副所長室を訪れたり、あれ以来習慣になった早朝のモーニングなんかで二人だけの時間を過ごしていた。
しかし、ジュンも茨も世間で言うならまだまだ学生の方が多い年齢。遊びたい盛りと言っても過言ではない。
特にジュンは、どこで得たのか……いや、八割が漫画からの知識だと思うが、夏のイベントに特別魅力を感じているようだった。
茨と恋人同士で迎える夏が来ると、六月に入ってからのジュンは頻りにソワソワとしていた。
その割に、多忙な茨を気遣ってか我儘は言わないと決め込んでいる様子のジュンは、これまで一度もデートに行きたいとは言ってこなかった。
鶏ガラ🔞
PAST全年齢絵まとめ↑NEW
↓OLD
妖怪絵柄バラバラおばさんが描きました
デジタルで絵を描き始めて1年半以上経ったみたいです早いねー
今年の3月まではエロ描くの我慢して(画力が足りないから)ひたすら1枚絵を生産してましたw 24
an____wL
MOURNING第47回/ジュン茨ワンドロワンライ@ juniba_1h
お題:水彩絵の具🎨🩵+1h
※遅刻どころの騒ぎではないので、上記のような記載にしております💦
何か問題などありましたら消します…!
成人済みです。ジュンの思い出に触れた茨が、今度は二人の思い出を作りに行くお話です。
⚠︎過去など色々と捏造していますので、ご注意ください。
『水彩絵の具』 バサっと音を立てて眼前に広がったのは、眩いほどの青い空と青い海。
真新しい白い壁の前、両手に持ったその青はそれはもうよく映える。
「茨ぁ〜、こっちの箱は片せましたよ〜」
のんびりと穏やかな声がして茨が目を向けると、隣の部屋へと続く扉からひょこっと飛び出したのは、またしても青だ。
「あれ、どうしたんです?なんか見つけました……アッ?!」
「ちょっと、いきなり大きい声出すな、ってオイ!」
そうして飛び込んできたジュンは、茨が手にしていたそれを勢いよく取り上げたかと思うと、サッと後ろ手に持ちなおした。不審な目を向ける茨に、ジュンはそのまま顔も背けていく。
「……なんで隠すんです?」
「それは……だって、その、」
3196真新しい白い壁の前、両手に持ったその青はそれはもうよく映える。
「茨ぁ〜、こっちの箱は片せましたよ〜」
のんびりと穏やかな声がして茨が目を向けると、隣の部屋へと続く扉からひょこっと飛び出したのは、またしても青だ。
「あれ、どうしたんです?なんか見つけました……アッ?!」
「ちょっと、いきなり大きい声出すな、ってオイ!」
そうして飛び込んできたジュンは、茨が手にしていたそれを勢いよく取り上げたかと思うと、サッと後ろ手に持ちなおした。不審な目を向ける茨に、ジュンはそのまま顔も背けていく。
「……なんで隠すんです?」
「それは……だって、その、」
ogata
DONE230504ジュン茨(全年齢・文庫・P36・¥200)の全文です。ジュンくんのキスシーンの練習のために、恋愛経験なし、つきあってない、お互いに意識してない二人がキスの練習をします。話の半分ぐらいキス。ジュンくんは一生懸命。茨は眠たい。
捏造過去や設定を含みます。
kiss,kiss,kiss,「おはようございます」
テレビ局は年中無休で眠らない。いつも誰とでも朝出会ったかのように挨拶をしながら、廊下を通り抜けて楽屋へと向かう。
何度目かの挨拶の後、「Eden 七種茨様 漣ジュン様」と記された扉の前に到着する。
ノックをして扉を開くと、茨はコーヒーを片手に鏡の前で座っていた。
「おはよーっす」
まっすぐに伸びた背中に声を掛けると、茨は鏡越しに「おはようございます」と応えたが、その顔はあまりにも生気がない。
「ちゃんと寝たんですか? 俺らには煩く言うくせに、またあんたは」
言いながら、茨の隣の椅子に腰掛ける。
「ご心配には及びませんよ、小刻みに寝ております。ジュンはよく眠れました?」
「おかげさまで」
13531テレビ局は年中無休で眠らない。いつも誰とでも朝出会ったかのように挨拶をしながら、廊下を通り抜けて楽屋へと向かう。
何度目かの挨拶の後、「Eden 七種茨様 漣ジュン様」と記された扉の前に到着する。
ノックをして扉を開くと、茨はコーヒーを片手に鏡の前で座っていた。
「おはよーっす」
まっすぐに伸びた背中に声を掛けると、茨は鏡越しに「おはようございます」と応えたが、その顔はあまりにも生気がない。
「ちゃんと寝たんですか? 俺らには煩く言うくせに、またあんたは」
言いながら、茨の隣の椅子に腰掛ける。
「ご心配には及びませんよ、小刻みに寝ております。ジュンはよく眠れました?」
「おかげさまで」
an____wL
MOURNING第44回/ジュン茨ワンドロワンライ@juniba_1h
お題:添い寝😪😴
+2hほどです。
色々あって翠が2人の関係に気づいてしまうお話です。2人との間に矢印は全くありません。
⚠︎若干ですが体調不良っぽい描写があります。星奏館のことなど色々とご都合主義です。
『添い寝』 今日は一日中ずっとひどい雨だった。
今朝は窓を叩く雨音で目を覚ましたほどで、日が昇る時間になっても空は雲に覆われて薄暗くてじめじめしていて。なんだか街行く人たちの顔もどこかどんよりとしている気がして、翠はいつも以上に気分が晴れないまま学校へと歩いた。
それでも、どうせ夢ノ咲に着いたらと考えていた翠だったが、教室に入りぽつぽつと空席のあるのを確認したところでその希望は消え去ってしまう。こんな天気だというのに、あいにくみんな仕事で出払っているようだった。そういえば朝、星奏館も人気がなかったっけ。
放課後には翠も仕事があるのだが、流星隊ではなくソロで雑誌の撮影があるだけなので、自由で騒がしいあの先輩たちに会う予定もない。
4712今朝は窓を叩く雨音で目を覚ましたほどで、日が昇る時間になっても空は雲に覆われて薄暗くてじめじめしていて。なんだか街行く人たちの顔もどこかどんよりとしている気がして、翠はいつも以上に気分が晴れないまま学校へと歩いた。
それでも、どうせ夢ノ咲に着いたらと考えていた翠だったが、教室に入りぽつぽつと空席のあるのを確認したところでその希望は消え去ってしまう。こんな天気だというのに、あいにくみんな仕事で出払っているようだった。そういえば朝、星奏館も人気がなかったっけ。
放課後には翠も仕事があるのだが、流星隊ではなくソロで雑誌の撮影があるだけなので、自由で騒がしいあの先輩たちに会う予定もない。
an____wL
MOURNING第43回/ジュン茨ワンドロワンライ@juniba_1h
お題:自転車🚲☀️
+1hほどです。
ちょっと悩んで勢いよく成長する茨のお話です。ベタベタなやつ。
⚠︎成人済み、お付き合いしてるし同棲もしてます。若干ですが行為の匂わせがあります。
もしかしたら蛇足の続きを書くかもしれません。書いたら追加します。
『自転車』 最近、ジュンはサイクリングにはまっている。
といっても本格的なものではなくて、のんびりと、ひとり気ままにどこかへ走っていって、辺りを散策しているらしい。
オフの度に出かけては、行く先々で見つけた些細な出来事や喜びを写真に収め、メッセージを添えて茨に送ってくる。例えば野良猫とか、どこかの喫茶店のプリンとか。懐かれてる、美味そうでしょ、とメッセージも一言だけの本当に簡単なものだ。そのため茨が返信することもほとんどない。
しかし、仕事中、プライベート用のスマートフォンが、ぽこん、ぽこんと二回音を鳴らすのを、ひそかに楽しみにしていることに、茨はきちんと気づいていた。
それでも、そのことをジュンに言うことはない。なぜならキャラじゃないから。単純なことである。
2311といっても本格的なものではなくて、のんびりと、ひとり気ままにどこかへ走っていって、辺りを散策しているらしい。
オフの度に出かけては、行く先々で見つけた些細な出来事や喜びを写真に収め、メッセージを添えて茨に送ってくる。例えば野良猫とか、どこかの喫茶店のプリンとか。懐かれてる、美味そうでしょ、とメッセージも一言だけの本当に簡単なものだ。そのため茨が返信することもほとんどない。
しかし、仕事中、プライベート用のスマートフォンが、ぽこん、ぽこんと二回音を鳴らすのを、ひそかに楽しみにしていることに、茨はきちんと気づいていた。
それでも、そのことをジュンに言うことはない。なぜならキャラじゃないから。単純なことである。
・中夜
DONEジュン茨ワンライ【盗み見る】巷で流行ってた歌のお兄さん×体操のお兄さんです。
お兄さんといっしょ♪ こんなに焦る必要がないのは、よく分かっていた。出番が終わったBスタジオを早歩きで飛び出して、すれ違うスタッフさんたちと会釈しながら自分の控室を通り過ぎる。ちょっと大回りしないと入れない隣のAスタジオの扉を静かにノックすれば、社員証を下げたアシスタントさんがシー…っと指で合図しながら招き入れてくれた。「この先お静かに」と書かれたもうひとつの扉を潜ると、聴き覚えのあるポップな曲が流れてくる。
『さあ次は、腕を大きく振ってみましょう!』
頭上のスピーカーからこれまた聴き馴染んだ男の声がして、舞台袖の隙間からそっとステージを覗き込んだ。キラキラと眩いスポットを浴びながら小さな共演者たちと共に、ワン・ツー、ワン・ツーと腕を回す一人の男、いや「お兄さん」と言ったほうがいいかもしれない。サラサラの赤い髪を靡かせ、細いフレームの眼鏡をきらりと光らせる「お兄さん」は大口開けて、あーはっはっ…と笑いながらカメラに向かってターンを決めた。
1294『さあ次は、腕を大きく振ってみましょう!』
頭上のスピーカーからこれまた聴き馴染んだ男の声がして、舞台袖の隙間からそっとステージを覗き込んだ。キラキラと眩いスポットを浴びながら小さな共演者たちと共に、ワン・ツー、ワン・ツーと腕を回す一人の男、いや「お兄さん」と言ったほうがいいかもしれない。サラサラの赤い髪を靡かせ、細いフレームの眼鏡をきらりと光らせる「お兄さん」は大口開けて、あーはっはっ…と笑いながらカメラに向かってターンを決めた。
18tanaka_
PASTジュン茨のアナル舐め話ですアナル舐めぐちゅぐちゅ♡と下品な音を立てながら口内を貪り合う。唾液が顎の下まで垂れてシャツを濡らしているが、そんなものはどうでもいい。ただひたすらに欲望のまま舌を絡ませ合い、お互いの唾液を交換し合う。
じゅるっ♡じゅるじゅるるっ♡ぢゅぅっ♡ぷちゅぅッ♡ ぬろぬろぬろっ♡
「んっ、あっ♡」
「はあ、いばらあ…♡」
一瞬だけ唇が離れた隙に酸素を取り入れ、また舌を伸ばし合う。歯列をなぞり上顎を舌先で刺激すると、ジュンから「んぁっ♡」と小さな喘ぎと吐息が漏れる。お返しに、と俺よりも厚くて大きい舌で、口内を余すことなくぐちゃぐちゃにされる。
「いばらぁ、目あけて…?」
「…っ?」
そっと瞼を開けると欲にまみれた金色とぶつかる。俺の事が大好きで、まだキスしかしてないのに頂点に近いほど興奮している事が分かってしまう。多分、俺も今同じ目をしているだろう。ジュンにも同じことが伝わったのか、キスをしながら笑うように目を細めた。痛いほど勃起しているちんこをスラックス越しに擦り付け合い、獣のように腰を振る。
3913じゅるっ♡じゅるじゅるるっ♡ぢゅぅっ♡ぷちゅぅッ♡ ぬろぬろぬろっ♡
「んっ、あっ♡」
「はあ、いばらあ…♡」
一瞬だけ唇が離れた隙に酸素を取り入れ、また舌を伸ばし合う。歯列をなぞり上顎を舌先で刺激すると、ジュンから「んぁっ♡」と小さな喘ぎと吐息が漏れる。お返しに、と俺よりも厚くて大きい舌で、口内を余すことなくぐちゃぐちゃにされる。
「いばらぁ、目あけて…?」
「…っ?」
そっと瞼を開けると欲にまみれた金色とぶつかる。俺の事が大好きで、まだキスしかしてないのに頂点に近いほど興奮している事が分かってしまう。多分、俺も今同じ目をしているだろう。ジュンにも同じことが伝わったのか、キスをしながら笑うように目を細めた。痛いほど勃起しているちんこをスラックス越しに擦り付け合い、獣のように腰を振る。
an____wL
MOURNING第42回/ジュン茨ワンドロワンライお題:盗み見る🫣👁🗨
@juniba_1h
+2hほどです。
全体的にご都合主義です。
『盗み見る』「メアリの世話……ですか?」
そうなんですと答えながら、副所長室の中央、大きなソファに座る茨に向かって、ジュンはもう一度パンッと手を合わせた。
茨の背に見える窓の外はもう暗く、コズプロが入っている18階に人気はほとんど感じられない。
「明日のEveの仕事中、本当は春川くん……というかあそび部のみんながドッグランとかもある大きめの公園に遊びに行くからってメアリを預かってくれる予定だったんすけど、急な仕事が入っちまったらしくて……」
「なるほど、それでこんな時間に今日明日で預かってくれる人も見つからず……というわけですか」
「そういうことです……」
ジュンは頼むといった気持ちで頭を下げつつ、茨を薄目で伺う。合わせた手はぺこりと下げた頭の上で握り直して今度は懇願の姿勢だ。
5041そうなんですと答えながら、副所長室の中央、大きなソファに座る茨に向かって、ジュンはもう一度パンッと手を合わせた。
茨の背に見える窓の外はもう暗く、コズプロが入っている18階に人気はほとんど感じられない。
「明日のEveの仕事中、本当は春川くん……というかあそび部のみんながドッグランとかもある大きめの公園に遊びに行くからってメアリを預かってくれる予定だったんすけど、急な仕事が入っちまったらしくて……」
「なるほど、それでこんな時間に今日明日で預かってくれる人も見つからず……というわけですか」
「そういうことです……」
ジュンは頼むといった気持ちで頭を下げつつ、茨を薄目で伺う。合わせた手はぺこりと下げた頭の上で握り直して今度は懇願の姿勢だ。