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    しとろろみ

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    しとろろみ

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    職員さんワンライ。
    パーカーの設定に関するまとめでもある

    #自職員
    onesOwnStaff
    #ワンライ
    oneLai

    【職員パーカーに関する記述 もしくはパーカー・ソルビーの過去に関する独白】職員パーカー。性別不明。年齢推定23歳。
    装備E.G.O.:ダ・カーポ、月光 。どの職員よりも使いこなしていることから音楽に関連した何かをしていたと推定される。
    職員についての情報
    出身地不明。少なくとも都市についての常識、知識はあるため外郭ではない模様。
    虚空を見つめ何かを目で追いかけていることが多い。
    【検査結果のメモ】
    幼少期時点で身体に無理な改造を施されていると推定される。また精神面にも異常が発生しており、無気力、幻覚症状が見られる。報告にある『虚空を見つめ~』も幻覚症状に関係したものだと考えられる。

    素行に大きな問題は見られない。職員16人の中でも率先して動くことは無いがそれ故に問題を起こすことは無い。ミカやトンドゥ、ローザにも見習って欲しい。
    (私をなんだと思ってるんだ、ただ親密度の高い人間を肉にすべきと考えてるだけだ)
    (私も人間で服を作ってるだけ。)
    (人と幻想体が大の苦手なんです、誤射については申し訳ありません)【数々の職員からの情報をまとめたメモ書き】

    『古い信念と約束』や『貪欲の王』、E.G.O.『ラブ』、『氷の欠片』、『黄金狂』のようなキラキラと輝くもの、光を反射しやすいものを好む。琥珀糖を好んでいるのもこのためだろうか。
    また、趣味としてクラリネットを演奏していることもあるらしい。
    (あれでお金を取れるレベルだと思うよ。)(7区でも普通に生きていけるだろうな。)
    【重要】寒い場所、暗所を嫌うため『母なる蜘蛛』『雪の女王』『3月27日のシェルター』にはできる限り向かわせないこと。
    思ったことを直ぐに言うため愛着・抑圧作業には不向き。またコミュニケーション面でもその発言故にあまり好ましくない。

    ダ・カーポ装備耐性の観念から福祉部門への配属を推薦。
    また、かなりのドジであるため黄金狂の装備はあまり勧められない。
    ─職員リバー

    黄金狂装備はかなり不安が見られるのでダ・カーポ、月光の後方支援型にすることを視野に。
    君のお姉さんといい第一世代の明るい子は蒼星に吸われることが多いので黄金狂は封印になる可能性も。
    ─管理人

    それに関してはあなたのせいでは?
    ─職員リバー

    「…なにこれ?」
    情報部門、粗雑に書かれた記録を見ながらシナモン色の髪をした人物は首を傾げる。
    「ああ、管理人がメモとってあたしら職員の扱い方を考え直そうっていう算段らしい。」
    「いる?」
    「まあローザさんとかあたしとか、変な感じのはいっぱいいるじゃん?そういうとこの扱いじゃない?」
    なるほど、と軽く納得をしながら過去を思い出す。

    冷たい。寒い。暗い。怖い。コンクリートで出来た独房は恐怖を増幅させていく。子供達は身を寄せ合い、次に連れていかれるのは誰か、次に死んでしまうのは誰かという恐怖から目をそらす。
    どんなに祈ろうともその順番は来てしまうというのに、と嘲笑せざるを得ないのだが。
    覚えているのは、自身の体に刺さる針とやけに痛む頭、飛蚊でもしているかのようにモヤが散乱する視界。
    戻ってきた己を心配している子供達は多々いたが、「改造」を施された己は精神を保つので必死だったのだけ覚えている。
    見えないはずのものが見え、聞こえないはずのものが聞こえる状態、頭の中で分割される思考、無気力となってしまった己。あの大人達は自分から何を奪っていったのだろうか、と考えながら独房の中で過ごす日々。
    蒼い閃光が施設を壊したおかげで逃げることが出来たが、それでも仲の良かった緑髪の少女と黒髪の子供が未だに気になって仕方ない。
    しかし、ロボトミーに入ったことで自身は救われたのかもしれない。分離した思考は常に客観視させられる。見えないはずのものにより恐怖心は薄れてしまったため、アブノーマリティを恐れることは無い。

    「……ねえアシュ。アシュは幸せ?」
    「いきなりなんですか、勧誘?」
    『大鳥』のような目で見つめる背の低い少女はハテナを浮かべる。それを意に介さず、シナモン色の青年は続ける。
    「ワタシは幸せ。ここは寒くない。暗くない。みんなもいる。」
    「…そうですか。」
    あなた結構私たちのこと好きですよねなどと宣うアシュリーを放置し、ぶらりと抽出部門へ歩みを進めていく。
    1番何を考えているか分からない友人に、幸福を押し売るために。
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    related works

    岩藤美流

    DONEアズイデワンライ第21回お題「お菓子」お借りしました!
    なんかキャンディキスの話を書こうかなと思って、詳細を調べようとしたらマシュマロをちゅっちゅするとそれっぽい感じがするという記事が出てきたので、これアズイデちゃんでやってたらかわいいなあ、と思って書いてみました。
    なお全く描写してませんが、アズールもめえっちゃ練習はしてます。努力の君だもんね。
    イデアはオルトがスリープモードに入ったことを確認すると、いそいそと机の引き出しに隠していた紙袋を取り出した。中に入っているのは、マシュマロとチョコレート、それにキャンディだ。なんのやましいところもないお菓子……なのだが。イデアはそれをこそこそとベッドの上に並べて、溜息を吐き出した。
     そう、これらはイデアにとっては、恥ずかしい品物……つまり、彼はキスの練習をしようとしているのだった。


     経緯を簡単に説明すると、イデアは部活の後輩アズールとお付き合いをする関係になった。アズールが了承してくれたのは奇跡だと思っているし、未だに彼が自分のことを本当に恋愛対象として見ているかどうかは怪しいのだけれど、とにかく、関係は築けたのだ。これまで、部屋デートのようなことや、スキンシップは繰り返してきた。次は、キスだ。年上であるからして、こういうことはイデアがリードするべきだろう、と思っている。しかし、やり方を全然知らない。
     そこで頼ったのがネットの知恵だ。キスをするにはまず清潔感、そしてムード、ダメ押しにテクニック。イデアは熱心に記事を読み漁って、念入りに歯磨きをするようになり、練習に踏み出そうと 2823

    れんこん

    DONE第二回ベスティ♡ワンライ
    カプ無しベスティ小話
    お題「同級生」
    「はぁ……。」
    「んんん? DJどうしたの?なんだかお疲れじゃない?」

    いつもの談話室でいつも以上に気怠そうにしている色男と出会う。その装いは私服で、この深夜帯……多分つい先ほどまで遊び歩いていたんだろう。その点を揶揄うように指摘すると、自分も同じようなもんでしょ、とため息をつかれて、さすがベスティ!とお決まりのような合言葉を返す。
    今日は情報収集は少し早めに切り上げて帰ってきたつもりが、日付の変わる頃になってしまった。
    別に目の前のベスティと同じ時間帯に鉢合わせるように狙ったつもりは特に無かったけれど、こういう風にタイミングがかち合うのは実は結構昔からのこと。

    「うわ、なんだかお酒くさい?」
    「……やっぱり解る?目の前で女の子達が喧嘩しちゃって……。」
    「それでお酒ひっかけられちゃったの?災難だったネ〜。」

    本当に。迷惑だよね、なんて心底面倒そうに言う男は、実は自分がそのもっともな元凶になる行動や発言をしてしまっているというのに気づいてるのかいないのか。気怠げな風でいて、いつ見ても端正なその容姿と思わせぶりな態度はいつだって人を惹きつけてしまう。
    どうも、愚痴のようにこぼされる 2767

    岩藤美流

    DONEワンライお題「かわいい」です。
    何がかわいいって二人の関係ってことにしようと思ったんですけど、あずにゃんが「かわいい」って言いすぎていでぴが慣れて信じてくれない、みたいな設定でいこうかな、だけ考えて書きました。どっちかっていうと「火」とか「恋」のほうが主題に見える気もします。相思相愛です。


     あれは随分前のことだ。といっても、数か月程度のことだけれども。
    「イデアさんって、かわいいところがありますよね」
     何がきっかけだったか、部活の最中にひとしきり笑った後で、アズールはそうポツリと漏らしてしまった。気が緩んでいたのだ。口から零れ落ちた本音は、もう取り消せない。見れば、ポカンとした顔のイデアがこちらを見つめている。
     まずい。
     一瞬でアズールは、それまでの本気で笑っていた表情をいつもの営業スマイルへと切り替えた。
    「本当に、かわいい人だ」
     繰り返すことで、言葉に含まれた真実を、嘘で上塗りする。我ながら咄嗟の判断でよくできたと思う。思惑通り、イデアは顔をしかめて、「そーいう煽り、キツいっすわ」と溜息を吐いた。よかった。本音だとは思われなかったようだ。アズールはイデアに気付かれないように、そっと胸をなでおろした。



     陸の事はよく勉強したから知っている。人間は、一般に同性同士や親族間で番にはならない。今でこそ理解の必要性が問われ、寛容な社会の形成が始まっているとは言うけれど、それでも一般的なことではないのだ。多種多様な生態を持ち、性的タブーの形が全く異なる人魚の 3062

    岩藤美流

    DONEアズイデワンライ「誕生日」
    いつものハードプレイしている時空のあまあま誕生日。ノーマルなえっちをしたことがない二人にとっては特別なのは普通のことでしたとさ。
    『18日、金曜日ですよね。生憎モストロ・ラウンジの仕事も年の瀬を控えて忙しいので。当日はお伺いはできませんが、祝福しますよ、イデアさん』
     大切な後輩兼友人かつ恋人であるアズールが、いつも通りの営業スマイルでそう言ったのは先週のことだ。イデアは自室で一人、高級そうで繊細なティーカップを眺めている。青を基調とした優雅なそれは、確かにイグニハイドや、イデアの髪に近い色をしていたし、美しいとは思う。けれど、この汚部屋にリーチのかかったオタク部屋には不似合いだ。
     今日は日付変更からゲーム仲間にお祝いされテンションが上がったものの、この学園でバースデーボーイが晒し者になるのだということに気付いて憂鬱になりながら部屋を出た。顔も知らない寮生達にお祝いの言葉をかけられるのは、通りすがりに雪玉でもぶつけられているような気分で、イデアはとても気分が落ち着かなかった。
     購買に行く道、できるだけ人のいないところを……と、裏道を通っていると、ばったりとアズールに出会った。いやもうそれは、教科書に載せたいほど偶然に、ばったりと。
    『ああ、イデアさん。こんなところで会うなんて偶然ですね。そういえば今日、あなた 2794

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