Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    うづきめんご

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 12

    うづきめんご

    ☆quiet follow

    次はお風呂えっち書きますね

    #ノヴァヴィク
    novavik.
    #エリオ腐R
    elioRotR.

    ノヴァヴィク「じゃあ、ヴィクが一緒に入ってくれるんだったらいいよ」
    「え?」
    「は?」
     あ、しまった。とノヴァが思った時にはもう遅かった。
     カウントするのを止めるくらいの数の徹夜をこなし。ラボから一歩も出ない生活を始めてから、はや数日。久々にノヴァのラボを訪れたマリオンが、足を踏み入れた瞬間にしかめっ面になって催促してきたのは入浴だった。そういえば最後に体を流したのはいつだったっけな、とその時になって何日もシャワーすら浴びていないことに気が付いていなかったノヴァは、どこか他人事だった。
     あまりにも自分のことを言われている実感がなく、研究片手間にマリオンに返事をしたのがいけなかった。
     酷使されてふわふわとした頭は正常な判断をせず、まあそのつまり、三大欲求が垣間見えてしまうのである。人間とは恐ろしい。
     で、冒頭の台詞。
    「ノヴァ……」
     ノヴァのことを敬愛してやまないマリオンも、さすがに表情を凍り付かせて引いている。少し離れたところで会話を聞いていたらしいジャックからは、ド軽蔑の眼差しが突き刺さり痛い。この場にジャクリーンがいなかったのがせめてもの幸いだっただろう。あの子がいたら、きっとややこしいことになったはず。
    「あのね」
    「!」
     とりあえず弁明しなければ。と一歩前に進むと、その分マリオンが一歩後ろに下がる。もう一歩進むと、更に一歩。
    「――!」
     縮まない距離に絶望したノヴァが、助けを求めるようにヴィクターに視線を移した。すると、ヴィクターはヴィクターで呆れたような表情でノヴァの様子を見守っているではないか。付き合いが長いゆえに顔を見ただけでわかる。暗に「ノヴァが悪い」と主張していることが。
    「……うん」
     確かにノヴァが悪い。最近ちょっと忙しくて、マリオンともヴィクターとも触れ合いが少ないなーとか、そういえばヴィクターといちゃいちゃした触れ合いをしたのはいつだっただろうか、なんて考えながら会話をしたのが悪い。だがしかし欲求不満なのは事実なので、冷たい視線に晒されながらもわずかな期待を抱いてしまうのだ。
     押したらいつかイケるんじゃないか、と。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    HayateFuunn

    DONE貴方はノヴァヴィクで『名前を呼んで』をお題にして140文字SSを書いてください。

    140字をゆうに超えた
    まだお互い上手くやれていた頃
    ヴィクターと呼んでみてください。
    唐突な言葉にヴィクの意図を掴みあぐねて、瞬きをして振り返る。
    ソファで寛ぐヴィクは向こうを向いていて表情は読めなかった。
    「えと……ヴィクター?」
    ひとまず望まれるままに呼んでみるも、違和感が物凄い。
    ヴィクターと呼んだのなんて、それこそ出会った頃の初めの数回だ。たった二文字言うか言わないかだけなのに、他の人は皆ヴィクターと呼んでいるのに、彼の名前がヴィクターであること自体が間違いのような気さえしてしまうのだから、慣れというものは不思議だ。
    ヴィクはヴィクで押し黙ってしまうし、本当に何がしたかったんだか。
    「ヴィク?」
    「……顔が見えなければあるいは、と思いましたが。似ていませんね」
    くすくすと肩が揺れて、ヴィクのしたかったことを理解した。複雑なようなそうでもないような。ヴィクの声音はなんとなく楽しそうだっだから、まあいいか。
    ヴィクはそれ以上何も言わなかったし、俺も特に追及する気はなかったからモニターに視線を戻す。
    ヴィクが飲んでいるエスプレッソの香りだけがふわりとラボに漂った。 464

    HayateFuunn

    DONEノヴァヴィクのつもりでノヴァヴィク未満のノヴァとジャクリーンちゃまによるヴィクの髪をラプンツェルにしちゃおうみたいな話(?)3章のEDスチルが可愛くて
    メインストの流れはガン無視しているので普通に仲いい

    捏造幼少期・ヴィクのパパとママの容姿を捏造してる描写・最後の方の終わり方がなんか納得いかない などなどの懸念材料があります
    珍しく外に出ていた。
    ジャクリーンが外に行きたいと言い出して、それならと本を読んでいたヴィクも誘って連れ出そうとしたんだ。
    ヴィクには読書の邪魔だとか真顔のまま不満そうに言われたけど、最終的には読んでいた本を抱えて、ついでに分厚い本を二冊ほどおれに押し付けるように持たせつつ、大人しくついてきてくれた。
    本はめちゃくちゃ重かったけど、拒んだらヴィクは絶対についてきてくれないから、まあこれくらいは対価だと思って甘んじて受ける。
    外と言っても父さんの研究機関にある小さな中庭だ。
    そんなに広くなくて、円形の小さな開けた空間のど真ん中にいちょうの木が一本どんと植えてあってその木を見れるように四方にベンチが置いてあるだけ。
    それでもジャクリーンははしゃいで駆け回っているし、日差しもちょうど差してきてぽかぽかで気持ちよくて、その日差しを浴びるベンチで読書しているうちにヴィクの機嫌もいくらか直ったみたいだ。廊下を歩く研究員の大人たちがおれたちを見つけて手を振ってきたから振り返す。
    ヴィクの髪は陽の光を透かしてちかちかと瞬いて見える。
    そっと触ってみるけど何も言われなかった。かなり集中して読んでいるらし 3876

    recommended works