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    まどろみ

    @mdrmnmr00

    皆様の七灰作品が見たいので書いてます

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    まどろみ

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    七+灰。かいぎょくのカフェのときの服装よかったよね

    たまにはちゃんと学生してもいいんじゃないかなんてことはない二級任務。今回は男性に逆ナンして危害を加える呪霊の討伐だ。おびき寄せるためには呪霊に声をかけられる必要があるわけで。
    「モテる必要があるってことだね?」
    「そうだが、灰原はどうやったらモテるのか知ってるのか?」
    「まさか!全然わかんない!」
    うら若き男子学生二人。そちら方面の知識がなさすぎて頭を抱えていた。

    ***

    「要は呪霊に逆ナンされればいいんだから、モテる格好をすればいいんじゃないか?」
    いっそのこと特級二人に任せればいいのではないかとも思うが、そこまで強い呪霊でないらしいので仕方ない。諦めて自分たちで対処するしかなかった。
    「自分で言っておいてなんだが、モテる格好って何だ?」
    「腕にシルバー巻くとか?」
    「呪霊にそのネタがわかるのか?」
    真面目に考えろと七海が言うと、灰原は情報収集のために購入したメンズ向けファッション雑誌を取り出した。
    「七海は大人っぽいからこういうの似合うんじゃない?」
    「…さすがにまだスーツは早いと思うんだが」
    「そう?じゃあこれは?ワイシャツと白いズボン」
    「…これなら」
    「僕はどうしようかな…」
    ページをめくりながら悩む灰原から七海は雑誌を取り上げた。
    「貸せ。灰原はまずナンパされるために大人っぽい恰好をしたほうがいい」
    「そりゃあ、七海に比べたら僕は子供っぽいかもしれないけど」
    「体格はいいんだからそれを強調したほうがいい」
    「じゃあこれ?白Tにジーパン」
    「さすがにシンプルすぎる。こっちのほうがいい」
    「了解!じゃあ買い出しに行こうか」
    二人で準備をすること丸一日。
    「「じゃあ、また明日」」

    ***

    翌日。決戦の地へやってきたのはいいのだが。
    「七海!人間のお姉さんばっかりひっかけないで!」
    「灰原こそ、ご婦人からもらったお菓子を食べながら歩くのはやめろ」
    任務は見事に失敗。結局、呪霊は伊地知がおびき出し五条が祓った。


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    Replies from the creator

    recommended works

    nononoko1996666

    MOURNING呪詛師灰原②(前の話とはまったく続いていません)。
    自分に出来ることを精一杯やっていたら、呪詛師になってしまった灰原。呪術師の七海は灰原くんの邪魔ばかりしてる。
    明るい灰原くんはいません。酷い灰原くんはいます。
    あと激重七海はいます(七海視点)。

    別に灰原くんに呪詛師が似合うとかじゃなくて、完全な私の趣味です!書きたいとこだけ!
    暗転「………ぁ」

    「灰原っ!!!」

    必死に腕を伸ばすも届かず、名前を呼ぶことしか出来なかった。
    一瞬にして鉄骨が崩れ落ち、コンクリートの破片が辺り一面に飛び散る。
    灰原と依頼主が中に取り残されてしまい、焦りながら私が鉈を必死に振りかざしている間に、もう一人の依頼主が居なくなっていた事に気付けなかった。

    「どうか、生きていてくれ…」


    ✳✳✳


    縋るような灰原の泣き顔を、初めて見た。
    見開いた瞳からは止めどなく涙が流れ、腕に抱えている依頼主を見詰めている。

    「ねぇ、…あの当主って言ってた人、この子置いて逃げたんだ。…ねぇ、どうしてかな?」

    「考えるな灰原、こっちへ来い…早く」

    今回は嵌められたのだ。私達はあの当主という男に、2級に依頼する任務にしてはおかしいと感じていたというのに。
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