リトの戦士は生意気である 後編諸注意
※捏造200パーセント。
※キャラも設定もふわふわしてる。正気を失って読んでください。
※リトの戦士達で師弟してほしい願望だけでできています。
◇
「運命なんかに捕まるはずもないと思っていたけれど、これが中々。一つ進めば右と左がひっくり返るような有り様だ。飛べども翔べども風が肺をねじ切り、空気の膜がゆるりと頭をうだらせる。──光を見ただろ。空を裂き、海に溶け落ちる永遠さ。不思議と思うか、悪夢と思うか、どっちにしろ女神は微笑んだままなんだよ」
そういって、若い戦士は弓を手に取りチラチラと燃える火に斜めに横に透かしてニッと笑う。幾何学的な模様が月明かりに光った。
彼が知る限り、気取った様子を崩したことのない屁理屈屋はいつでもこの調子。
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