烈ポイピク垢
REHABILI今日もこの一枚にしておこう…。抗不安薬のむと眠い…。
でもだんだんと暑くなったと思ったら
梅雨いり間近なのか
少し肌寒くなったり…。
体調くずしやすいので
皆様も母親もふくめて
体調等気をつけてくださいです。
2021,5,17。
326Wall
REHABILIカカルクモナキモンハン(ライズ)クロスオーバーカブユウ。
太刀使いカブさんと新妻受付嬢ゆちゃん。R18です。
地雷ない人向け。いろいろ荒い早朝、中庭から水を使う音がする。伏していた床からはたと起きて、ユウリは障子の先を見やった。朝の光がしらしらと障子紙を照らし、部屋は薄明るい。着崩れた浴衣の襟元を整えながら立ち上がり、裾を払って障子を開け縁側に出た。
雨は昨晩まで続いていた。庭木の一つ一つに名残りの雫が宿って、燦然と朝日を反射している。
庭の右手には井戸があった。見れば夫の姿もそこにある。裸の背が清水に濡れている。伺う端から夫は、汲んだばかりの井戸水をがばと被った。
肩のあたりから湯気が昇るようだ。ひどく張り詰めているのが分かった。早々、狩りに出るつもりなのだ。ユウリは声をかけず、黙ってその一連の動作を見守る。二度、三度、夫は繰り返し水を浴び、最後に深く長いため息をついて
「使うかな」
背を向けたまま低く言った。
「ごめんなさい」
ユウリは身を縮める。
ほつれた襟足の毛を慌てて整えながら、
「邪魔するつもりでは」
「…大丈夫だよ」
カブはたちあがり、水気を拭ってからこちらにやってくる。
「起こしてしまったかな」
首にかけた手拭いを掴みながら、微笑んだ。
「いえ、その」
「無理はしなくていい」
ユウリは、思い切って尋ねた。 4055
kuriyama_d
REHABILIミノンのフレーバー小話。[nera fiaba01]
空が飛びたいと、願ったことなど一度もない。
けれど艶やかに燃えるあの夕焼けに、娘は触れてみたかった。
朝に揺れる光の天蓋。
夜に降る星の銀貨。
それらは確かに美しく、旅する娘の虚しさを慰めてはくれたけれど。
「でも違うの」
牡丹の大輪がしっとりと散り落ちるような、熱さの中にも凍えた艶を宿すあの夕暮れを目にするたび、娘は心の中でそっと手を伸ばす。
そうして、うっとりと呟くのだ。
「綺麗ね」
娘が立つ場所は、爽やかな風が過ぎ去る丘の上。空には沢山の烏が飛び交い、がぁがぁと騒ぎ立てる鳴き声はうるさい。
燻る煙に、獣の焼ける匂い。崩れたばかりの瓦礫の下には、押し潰された肉片。三つの家が並び、それと同じ数の家族が慎ましく暮らす、村とも呼べない小さな集落は、誰に助けを求める間もなく何者かの手によって滅んでいた。
1799空が飛びたいと、願ったことなど一度もない。
けれど艶やかに燃えるあの夕焼けに、娘は触れてみたかった。
朝に揺れる光の天蓋。
夜に降る星の銀貨。
それらは確かに美しく、旅する娘の虚しさを慰めてはくれたけれど。
「でも違うの」
牡丹の大輪がしっとりと散り落ちるような、熱さの中にも凍えた艶を宿すあの夕暮れを目にするたび、娘は心の中でそっと手を伸ばす。
そうして、うっとりと呟くのだ。
「綺麗ね」
娘が立つ場所は、爽やかな風が過ぎ去る丘の上。空には沢山の烏が飛び交い、がぁがぁと騒ぎ立てる鳴き声はうるさい。
燻る煙に、獣の焼ける匂い。崩れたばかりの瓦礫の下には、押し潰された肉片。三つの家が並び、それと同じ数の家族が慎ましく暮らす、村とも呼べない小さな集落は、誰に助けを求める間もなく何者かの手によって滅んでいた。
ゆるはら
REHABILI同じ温度に還る/土方組(若干兼さに?)死生観の話なので暗いです主の命で、僕と兼さんはある審神者の葬列に参加した。
棺の中のその審神者は、懐に刀を抱いていた。
「兼さん、あれ、って」
兼さんは人差し指を唇に当てて、首を横に振った。どう見てもあれは。僕たちと同じだった刀だった。
「なんで、一緒に焼かれることを選んだんだろう」
帰りに兼さんに聞いてみた。
「……さぁな。んなもん、聞いてみねぇとわかんねぇさ」
「けど…僕たち、戦うために宿されたのに…」
主の意志を継いで戦い続けるのでも、主の最期を見届けるのでもなく、主とともに焼かれる。それは、ほとんど心中のようなものだ。
「…案外、同じ温度で、同じものに溶けてひとつになりたかったんじゃねーかな」
「…それでも残る思いがあっても?」
いや、どうだろうな、と兼さんは空を見上げた。
「そういう奴に限って、悔いを残さねぇもんだよ」
「………わかんないよ」
「だろうな、…けど、そういう形もあるってこった」
はっとした。兼さんは、いずれそのつもりがあるのだろうか。兼さんの心残りは、恐らく。
「………心配すんな、俺はお前を置いては行かねーよ」
「………うん」
そうだといいけどな、と。僕も空を見上げた。
火葬場の煙が 514