Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    boyakikaede

    DONE10話のマチュとヒゲマンの特訓(?)してたと思われるところ辺りを妄想して膨らました、小説にもなっていない、会話のみのプロットです…こんな特訓してたらいいな〜。
    特訓を通して2人が結構仲良くなってるといいな?と思いながら勢いで書き殴ってしまいました。2人の師弟関係が好きで…カプ要素は無いです。
    宜しければぜひ。
    マチュとヒゲマン 〜未来への、約束〜「貴方は、ニュータイプなのです。それも本物の」

    「ニュー…タイプ??なにそれ??」
    「人類がコロニーを生み出し、宇宙で生まれ生活するようになった結果、稀に研ぎ澄まされた感覚を持つ者が現れたのです。その者たちをニュータイプと呼んでいるのです」
    「なんか分かんないけど…そうなんだ?」
    「光り輝く洪水の世界を見たことはないですか?ジークアクスに乗っている時に」
    「ハッ……ある……「キラキラ」って、呼んでたけど…」
    「それが見えるのがニュータイプの証です。"向こう側"から来たミノフスキー粒子と反応したエネルギーが、光輝いている様に見えるのです」
    「向こう…側…??(分からん)」
    「まぁ、良しとしましょう。あのジークアクスをあそこまで使いこなせるニュータイプは限られているのです」
    6379

    🐬 / fin

    DONEにじそうさく10で頒布したPsyBorgの再録無配の描き下ろし部分です。
    左右の描写はほぼないですが、普段が🔮さん右のカプにいるのでご注意ください
    マジックアワーはまぶたのうらに 一日が終わっていく。それまでの時間が濃密だった分、よりあっという間に感じてしまうのはどうやら神経伝達物質の働きによるものらしい。「楽しい」という感情で過剰に分泌されるドーパミンの影響、あとは時間の経過を意識していないぶんそう感じてしまうだけで、時間の流れはいかなる時も等しい、博識な彼はそんなことを言っていたけれど、おれにとってはどうでもいいことだ。「またいつか」が訪れるとしても、別れそのものが近づいていることが無性に辛くて仕方がない。
     もうどれくらいこうしているだろう。窓の外に広がる空の色で夕暮れが近づいてくるのを感じながら、並んでソファに座って彼の胸に頭を擡げるのは今までの人生の中でもとても幸せな時間だった。こんな時間がずっとずっと、永遠に続いていけばいいのに。そんなことを願っていても明日の朝にはおれはこの家を発たなければいけない。次に彼に会えるのは、一体いつになるのかな。本当なら毎月でも会いたいくらいだけど、彼の負担になってしまうだろうしそんなに頻繁に休暇をとれるわけがないのはわかっている。わかっているから、悲しくなるのだ。姿を知ってしまったらもう声だけじゃ満足できなくなる。わがままなおれの本性が、どうやったって彼に触れたいと叫びだしてしまう。
    2133