citronius
PAST◇みちしるべ修行に出た大典太を想う水心子くんと、前田くんのお話。
2024年の7月に出したものを、修行一周年に合わせて再掲。
信じて待てども心は揺れる。その帰りを心待ちにして。 6
Fjskro1439
PASTいおおせで🩵に告白された💚がその場で返事ができず、避けられるようになってから初めて🩵への想いを自覚するみたいな話。「いおくんが好き…」
顔をこれ以上ないくらい真っ赤に染めた大瀬さんに告白されたのが一週間前。
僕はその時、突然の事に戸惑って何も答えてあげられなかった。
僕にとって大瀬さんはシェアハウスの同居人、それ以外の感情など持って無かった。
その一件以来、大瀬さんは僕の前に姿を現さない。
向こうが避けてるからか同じ家にいるのに驚くほど会わないので最悪の事態も考えられたけど、僕以外の皆さんには普通に接してるみたいだった。
だけどこうも会わない日が続くと胸が苦しくなり調子が悪くなってきた。
いつから僕はこうなってしまったのだろう。
大瀬さんがいないとダメになったんだろう。
どうして僕はこうなるまで自分の気持ちに気付けなかったのか。
1320顔をこれ以上ないくらい真っ赤に染めた大瀬さんに告白されたのが一週間前。
僕はその時、突然の事に戸惑って何も答えてあげられなかった。
僕にとって大瀬さんはシェアハウスの同居人、それ以外の感情など持って無かった。
その一件以来、大瀬さんは僕の前に姿を現さない。
向こうが避けてるからか同じ家にいるのに驚くほど会わないので最悪の事態も考えられたけど、僕以外の皆さんには普通に接してるみたいだった。
だけどこうも会わない日が続くと胸が苦しくなり調子が悪くなってきた。
いつから僕はこうなってしまったのだろう。
大瀬さんがいないとダメになったんだろう。
どうして僕はこうなるまで自分の気持ちに気付けなかったのか。
Fjskro1439
PASTふみおせで(💚←)🧡🩵(→💜)な関係からの最後は🧡🩵オチ。自室の窓から外を見ていた。
視線の先、そこにはトレーニング中の天彦さんが洗濯物を干しているいおくんと楽しそうに話していた。
「また見てんの?」
「そういうふみやさんこそまた来たんですか?」
ふみやさんがノックもなく勝手に入ってくるのはいつものこと。
その辺に落ちているものを踏まないように避けながら窓際に座る僕の隣に来る。
「そんなに天彦が好きならさっさと告白すればいいのに」
「それで振られて来いってことですか?」
「うん」
簡単に言ってくれる。
天彦さんはとても優しくて素敵な人。
こんなクソ吉のことをいつも気にかけてくれる。
だけどその優しさは自分にだけ特別ではないことくらいわかってる。
だから告白したところで…
「振られるのが分かってるのに告白なんてしません。天彦さんを困らせたくないですから」
1418視線の先、そこにはトレーニング中の天彦さんが洗濯物を干しているいおくんと楽しそうに話していた。
「また見てんの?」
「そういうふみやさんこそまた来たんですか?」
ふみやさんがノックもなく勝手に入ってくるのはいつものこと。
その辺に落ちているものを踏まないように避けながら窓際に座る僕の隣に来る。
「そんなに天彦が好きならさっさと告白すればいいのに」
「それで振られて来いってことですか?」
「うん」
簡単に言ってくれる。
天彦さんはとても優しくて素敵な人。
こんなクソ吉のことをいつも気にかけてくれる。
だけどその優しさは自分にだけ特別ではないことくらいわかってる。
だから告白したところで…
「振られるのが分かってるのに告白なんてしません。天彦さんを困らせたくないですから」